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ふとん道楽

ふとんのマスダ 仕事ブログ

綿ぼこりを固形燃料に

2014年10月06日 | リサイクル

製綿機械を稼働させていると、どうしても出てしまうのがこの綿ぼこり。

20141006a

そんな綿ぼこりが130kgも溜まってしまったため 、今日はクルマで地元の産業廃棄物再処理工場へ持って行きました。 ここは綿だけではなくプラスチック、木材、布、紙などなどなど、様々な廃棄物が持ち込まれます。

20141006d

そんな廃棄物が再処理加工されて出来上がった物がこちらです。

20141006c

なんと!!! 固形燃料として生まれ変わるのです!

20141006e

今までは焼却する方法しか知らなかったのですが・・・これは本当に素晴らしい技術です!

 
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昭和レトロふとんの里帰り

2010年04月24日 | リサイクル

5年前に製作した青梅夜具地の昭和レトロふとんが
打ち直しの依頼で当店に戻ってきました。

完成時の写真⇒http://futonya.blog.ocn.ne.jp/kinkyo/2005/07/post_e2ed.html

5年間ほぼ毎日使われていた布団ですので当然中の綿はペタンコでしたが、意外に側生地は綺麗な状態に保たれているのに驚かされました。いくらカバーをしているからといっても5年使用してこんなに綺麗な状態は稀です。ましてや使っていた方は男性です。たいがいは脂じみのような汚れが付着していたりします。

私が「これなら綿だけでなく側生地も再利用できますね。」とお客様にお伝えしたところ、「それではこの生地で布団を作り直してください。」という言葉が返ってきました。

そのような訳で布団から側生地を綺麗に剥いでクリーニング屋さんに洗濯を依頼しました。ただし水洗いをすると生地が収縮してしまいますのでドライクリーニングを行っています。ちなみに掛け布団のエンジ色の裏地だけは解いて新しい裏地に交換します。

青梅夜具地や会津木綿で作られた布団は大事に使用すれば中綿だけではなく側生地まで再利用できます。昔ながらの手作り木綿布団ならではのリサイクル方法です。

Rimg0401 Rimg0403 ←クリーニングが完了し仕立て作業に移ります。

 
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もったいない綿が売れています

2009年09月03日 | リサイクル

リサイクル綿(もったいない綿)の売れ行きが好調です。
何故に?値段が安いから?エコブームだからでしょうか?

Cama89al Caczxncq

それにしてもリサイクルの綿が売れるなんて・・・
ひと昔ふた昔前だったら考えられない話しです。
昔はリサイクル綿を売る行為はご法度に近いものがありました。
リサイクル綿をほんの少しでもお店で販売しようものなら、
「あそこの店は・・・新しい布団に古綿が入っているらしい・・・」
などという噂が広まりお店の信用がガタ落ちになってしまいます。
よって当時は「リサイクル綿を売るなど自滅行為である」と考えておりました。

そんなリサイクル綿が堂々と売れるようになった理由のひとつに
綿にオゾン殺菌・消臭処理ができる様になった事が上げられます。
この衛生面での進歩はかなりのイメージアップに繋がっています。
さらにリサイクル、リユース、エコロジーという考え方が一般的になってきたこと。
ついでに「もったいない綿」という商品名もイメージアップに繋がっているのかもしれませんね。(笑

ちなみにリサイクル綿を購入されるお客様の用途は様々で
全てが全て布団・座布団に利用される訳ではありません。
主にぬいぐるみ・人形の中身、梱包資材、フィルター素材などに使われます。
さらに綿100%の特注リサイクル綿はマルチ農法にも活かされます。

今後ますます重要が高まって行きそうなもったいない綿ですが、
実は売れ過ぎてしまうと多少困る問題もあります・・・

それは、、、原料の確保。。。

Ca4gsl2a Caqm3wel ←もったいない綿の原料

当店は例えリサイクルであっても、製品として恥ずかしくない良質綿だけをチョイスしていますので「綿なら何でも良いのだろう?」という訳にはいかないのです。

リサイクル綿が売れるという事は、それだけ環境問題にも貢献しているという事ですので大変嬉しいのですが、良質な原料集めが今後の課題になっていきそうです。(本当に困ってます・・・

 
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綿マルチ農法

2009年08月05日 | リサイクル

昨日久しぶりに猫の綿畑の矢野さんと電話でお話しをしました。

そこで・・・
二年ほど前に試験的に行った綿マルチ農法に再度チャレンジしてみよう!」
という話しに発展しました。

綿マルチ農法とは、、、要らなくなった布団の綿を畑に敷いて雑草や害虫の繁殖を抑え作物の生長を促します。畑に敷いたふとん綿は天然コットンのため最終的には微生物に分解され土に返ります。

今回は要らなくなった布団の綿を打ち直してシート状に加工し、
そのシート状の綿を畝に敷いて作物を育てる実験をする事になりました。
この実験が上手くいくようであれば、粗大ゴミとして捨てられている布団を
ほんの少し減らす事ができるかもしれません。

ただし、ふとん綿は天然コットン100%に限ります。
ポリエステルが混ざっていると逆に土壌を汚染してしまいますから・・・

これは個人的な考えですが、
綿の上に少量の土を敷いてかいわれ大根のように植物を育てれば、
綿の軽さを活かしたベランダ菜園や屋上緑化にも役立つのではないでしょうか?

何方か、、、実験してみてください。。。(綿の協力はしますので!

手本となったウェブサイト↓
http://watayuki.coks.jp/about_ofuton.html

http://www.marusan-sangyo.co.jp/b16.html

 
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