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企業買収についての考え方

2007-10-07 12:08:00 | ad:tech

Obtaining Value from Acquisitions: Buying or Buying And Building?

Dsc01033
Carl White, CEO, ValueClick Europe

Dsc00892 

  • Charles Berry, Director, Virgin Group and New Media Spark
  • Marcus Anselm, Managing Director, Jefferies' LongAcre 
  • James Aitken, General Partner, DOT venture cap
  • Stephen Taylor, Online Media and Search Leader, formerly Yahoo! Europe

    要約==========================
  • Marcus AnselmMarcus Anselm , Managing Director, Jefferies' LongAcre
    企業買収の仲介人。価値の算定、買収の構造作りを行っている。
     
    James Aitken, General Partner, DOT venture cap
    過去にテクノロジカルプラットフォームを構築した。
    自らを、ロンドンをベースにしたメディアブローカーと呼ぶ。
    自分の仕事で難しいのは、アメリカの会社をヨーロッパの会社に取り入れる際の文化面の差。
     
    Stephen Taylor, Online Media and Search Leader, formerly Yahoo! Europe
    小さいネットワーク系のサービスを取り入れて、ヤフーを成長させた過去を持つ。
    ただ取り入れるのではなく、技術を持つ会社をヤフー自体の促進力にするためにどんどん買収していると認識。
    買収はプロダクト(会社自体、会社の技術)と地理的条件からくる2つの文化面の違いが難しいと言う。
    ヤフーヨーロッパは古い体質だから、小さい会社のベンチャー気質を取り込むことでイノベーションを図っている。
     
    Charles Berry, Director, Virgin Group and New Media Spark
    ヴァージンモバイル、ニューメディアスパークの ディレクター。
    モバイルは文化によって使い方が違うので、国を超えるのは難しいと実感。
    会社を買うときに大切なのは評価のプロセス(価格決め)。
    評価するときに大切にしているのは、属しているマーケット自体の今後の動きを読むこと。
     
    以上のモデレータと4人のパネリストのパネルディスカッション
     
    国境を越えて買収を行うことはネガティブな影響が大きいのだろうか
    モデレータの問いに対し、概ね四人の意見はまとまってポジティブな影響と捉えていた。
    「国境を越えた買収はユースフルなこと(役に立つこと)と考える
    国によって文化が違うので、国民性が与える影響を知ったり、物事を違う角度から見たりすることができる。
    そういった意味では、言語も含め、物の説明の仕方を知ることができることはいいことと言えよう。
    いろんな国にいくことによって、コネクションも増えることもいい影響」と言う。
     
    「特にテクノロジーではなく、サービスやリレーションシップがベースになるビジネスでは意味がある。
    企業買収において大切なのは手に入れることだけでは終わらず、慣らしていくことが大切なのだ。
    そのためにも個々国々の価値観や、個々の文化は無視できない。」
     
    さらに議論は、買収後に話が及ぶ
    「買収したあとのモチベーションを保つためには、買ったほう、買われたほうを同じ目線で見ていく評価のシステムを構築しないといけない。
    またどの人を配置するかといった社内の役職・ポジションの取り方が重要になってくる。 
    そのためには内部からと外部からの評価が必要だし、時にはそのマネジメントのためにはインテグレーテッドチームを作り、
    社内派閥の調整をすることもある」という。
     
    最後にチャールズは「してしまったものはしてしまったのでしょうがない。慣れるしかないだろう」という言葉で締めくくっていた。 


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