このブログの本題ですもの、
絶対にここに書かなくてはならない
ことが、書けずにいます。
「闇」「B」「城」「教」もうこんなに。
納得できる表現で書かなくては。と思うから、書けません。
ですが今日は、もっと深い葛藤が生じたゆえに前の3つを置いて
「教」で気づいた困惑について書いておこうと思います。
以前は夫と一緒に観た映画だったので夫が気づかせてくれました。
「『幸せな子ども時代の記憶があるだけいいじゃないか』って言ったから
あの男に共感しちゃったんでしょ?」
鋭いなーと思いました。その知性をうれしく思いました。
素直に「そうそう!そうなんだよねー。」と答えていました。
今度の映画は一人で観に行きました。
惨劇が続く映画でしたが、私は途中から楽しくて仕方がなくて
わくわくし、ニッコニコで、音楽にノリノリでした。
映画館を出る時は、さすが!!M.T監督!!!と思って興奮していました。
が、それから毎日のようにこの作品について考えていると
この主人公が誰にも真犯人と気づかれずに親殺しをやってのけていることに
たいそうな共感や賛意を持っていることがわかってきました。
どうしましょうねぇ、この「悪意」は。
こんな気持ちを持っている自分にニンマリな私ですが、
わからないのはこの気持ちがコントロール可能かどうかです。
この先に待ち構える困難な状況の時に、私が望む私でいられるのか?
誰かに相談したいです。
私が学生の頃から、日米の違いが言われていました。
25年以上たって、日本でも心理トラブルが顕在化してきていますが
気軽に相談、の環境ではなくー。
日本の状況は、抜き差しならない生死にさえ繋がる深刻さへと
一気に突き進んでしまった感じです。
この余裕のなさ、精神の貧困は経済の好調期には目隠しされ、
不況の折には深刻な症状のみが語られて手一杯、という惨めさです。