Fukumaru野鳥観察日記

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キバシリ幼鳥2019/05/18下尾筒がモフモフ

2019-05-18 20:56:00 | ノンジャンル
キバシリ幼鳥2個体を撮影する事が出来ました。2013年に繁殖中の成鳥個体と対比してみました。

キバシリ成幼識別について図鑑に記載は殆どなく、唯一「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド」
Lars Svensson著 村田 健 訳 尾崎清明・茂田良光 監訳 文一総合出版に書かれておりました。

幼鳥の柔らかくて荒く「ふわふわ」の下尾筒は、注意すれば9月または10月まで齢の識別に使用できる。と記されていた。また、Cofta(1990)の提案では、最外側の長い初列雨覆(第3)羽の先端の淡色部は大きさと形に差異があり、成鳥は先端が小さくまるみがあり、幼鳥は淡色の先端が大きく、平均して水滴または楔の形に似ており、殆どの幼鳥は内弁より外弁にある淡色部が広い、と云う事である。しかし少数の中間型があり、この基準を推奨するには、より徹底した検証が必要である。

以上の事から、成幼の識別ャCントは1カ所だけとの事。巣立ち間もない個体は容易に識別可能と思われるが、日が経つにつれ成幼の識別は難しいようです。

成鳥個体 下尾筒はサラッとしてみえる。


明らかに幼鳥と分かる個体 下尾筒の違いが何とか分かると思う。


成鳥に近い羽衣を持つ幼鳥個体 下尾筒は荒くふわふわして見える事から幼鳥個体としました。成鳥個体に訂正しました。


好条件で撮影出来れば羽衣の違いが少しは分かるかも知れませんが、これでは無理ですね。

何時もながら勝手な解釈で成幼の識別を試みました。間違い等ありましたらご指摘いただければ幸いです。宜しくお願い致します。

追記 香川県内でキバシリの繁殖記録が有るのかどうか定かではありませんが、今回新たな記録が残せて良かった。川田幸平君に感謝!!。


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