ひまわりママの脳腫瘍闘病記2

~ひまわりのように いつも おひさまのほうをむいて~
28才で発症した2人のママ。4度のオペを経て身障1級になりました

子供は冒険?!わたしは強行軍

2008年05月07日 | みんなでおでかけ
実家に帰っていました。
というか、先行していた子供たちを迎えに行ったというのが正しいかな。

子供たちは「おじいちゃんちに潮干狩りしに行きたい」と言っていたので、初めて2人だけで高速バスに乗せたのです。
帰りは5日も6日もすでに売り切れ
だからお迎え。

名古屋までバスで4時間。
電車にもバスにも乗り慣れていない田舎っ子たちなので、とても心配でした
とはいえ、高速バスは乗れさえすれば、自動的に目的地まで運んでくれます
連休でも混んでるだろうし、高速バスもたくさんあって自分のバスに戻れなくなるのがコワイから、休憩でもバスから降りるなと言い聞かせて。

そしてもうひとつの心配。
だいちゃんに4時間静かにするってできるだろうか、耐えられるだろうか、し~んとした高速バスの車内で迷惑かけないだろうかと思いましたが、「DSやってれば静かにしていられる」という彼の言葉を信じました。
おやつや夕食を買い込んで、いざ出発。
母が帰るときにお見送りに行って予習していたので、ちゃんと乗れたようです。
出発時刻が過ぎてもが来なくて、やたら心配してしまったママでした
ゲームをしたり、食べたり(いーたんは)昼寝したりして過ごしたようです。

名古屋には父が迎えに行ってくれました。
予定どおりの到着。
名古屋から電車にに乗り換えてさらに1時間半。
夜でしたが、名古屋駅は大変な人ごみで、慣れない子供たちは気疲れしたようです
ちょっとお街に引っ越してきた我が家の子供たちですが、ここでもまだ「おマチ度」低いからなぁ
まだまだ修業が足りません

念願の潮干狩りはお天気に恵まれまた潮にも恵まれ大粒・大量。
海ナシ県に住まう我が子らも2年ぶり2回目の潮干狩りでコツもつかんだようです
いっぱい取れてよかったね~
何も言ってこないから、不発だったのかと心配したわ

わたしとダンナは夜発夜行で実家に着いたら午前3時半でした
(パパちゃん途中で寝ちゃったし
疲れた~。
日曜日、わたしはあまり具合が良くなく、左半身の痺れが取れなかったので、行こうか行くまいか、翌日にしようか迷っていたのです。
月曜朝発で翌日帰りもキツイだろうし、せっかくの機会に行かないのも残念
けど、体調を考えるとなぁ・・

「せっかくだから行こうよ」
ダンナにそう言われ、行くことに決めました。
もしかしたら、実家に帰るのはこれが最後になるかもしれないし。
次手術になったら、どんな状態になるかわからないもんね。
とわたしがひそかに思っていたら、ダンナもそう思っていました。
「ちょっとムリしてでも、帰ってよかったでしょ」と言われました

中1日、しかも雨でどこへ行くともなく、外食しただけだったけれど、実家に帰れてよかったです
子供たちと両親の取ってきたあさりがどーっさり入った味噌汁、貝のエキスたっぷりで超おいしかった~

帰り道、途中のパーキングでおにぎりを食べ、あとはひたすら寝ていました
帰宅は夜になりました
寝てただけなのに疲れました。
最後の最後、犬を預かってもらった家に取りに寄っている間、うとうと寝てたら、直下型痙攣が起きました
比較的軽く済んだけど、寝てて発作になったのは初めてでした

釣りに行く

2008年04月30日 | みんなでおでかけ
4/29の休日。
よしお天気
昨夜寝るとき、明日のお休みはみんなでどこか行きたいなと思っていました。
朝起きぬけにテモダールを飲んだとき、ここのところ忙しかったダンナをつかまえて「今日空いてる?」
行っても行かなくてもいいお付き合いが入っていたようでしたが、「行ってもいいよ、どこ行きたい?」と言ってくれました。

んっと、安いトコ。
近いトコ。
そしておにぎり作って行きたいの

行き先を考えながら、おにぎりのお米をセット。
子供らは遊びたいだろうし、大きな公園とか科学館でもいいな。
なにかお花が咲いてたりするとうれしいな
で行けるところのほうがいいし。

これといった決め手のないままに、公園になりそうだったところに、ふと思いついて、「そうだ、釣りに行く?この前パパが言ってた湖」
そう言うと、即座に「行く行く」との返事。
去年か一昨年の秋、子供たちとパパは一度だけ行っているので、前々から行きたがっていたのです。
しかし、パパに聞きに行かせたら「引っ越しで釣り道具はどこにいったかわからない」と

そんなとき活躍するのがだいちゃんです
「ここにあるよ~」と出してきました。
「釣り道具の調整もなにもしてないし」とパパ。
「じゃあフィッシングセンターでも釣堀でも何でもいいから行こうよ足りないものは借りたらいいじゃん」とわたし。
「いいけどひまわりどうするの?」
の中で待ってたっていいさ
わたしはみんなとおでかけがしたいの

いつまた再発確定になるか、わからないわたしの現状。
だからこそ、を楽しみ、思い出を作りたいもんね
今年の連休はダンナの用事が入っているから遠出の旅行はできないし、だったら近場で楽しめたら・・・というわけ。

子供らと一緒に、おにぎり弁当を作りました。
いーたんが甘い厚焼玉子
だいちゃんはナゲットをチン。
そして3人でおにぎりを作ります
だいちゃんとわたしはラップを使って握ります。
わたしも左手が不自由になってからは小さいこどもと同じで手にいっぱいごはん粒がついちゃいます
つかないようにするのってきっとすごい微妙な力加減や離し方があるんだと思います。

おにぎりを持ってのお出かけなんて、とっても久しぶりです
結局近くの湖は何を釣るのかも不明なのでやめて(食べられないモノじゃヤダし)小一時間ほどのところにある川のキャンプ場で、放流されたニジマスを釣ることにしました
天然の川を堰き止めた釣堀ってカンジ

みんながお寝坊で&リサーチしてなかったので、出発が昼過ぎになりました
お客ごとに魚を入れてくれるのですが、魚が川に流されて出ていってしまうんじゃないかと気がかりで急いでお弁当をつっついて釣糸を垂らします。
すぐ近くに駐車できたので、わたしは堤防の上で大きな保冷バッグを椅子がわりにし、柵にもたれて見学
足場が悪くなくてよかった

できることならわたしもやりたかったワ(絶対ムリだけど
子供2人で(パパはほとんど釣れた魚の針外し)ニジマスが10匹ちょっと釣れました
その中にはだいちゃんの釣り上げたヤマメも1匹

わたしはほとんどずっと見ていたので、さすがに疲れきってしまいました
でも久々アウトドア気分で、とても楽しかったです
3年前までは毎年キャンプしたりしてたんだもんね~。
夕食にはニジマスの塩焼をおなかいっぱい食べました。

はなみずきの下をお散歩

2008年04月20日 | みんなでおでかけ
近くに花水木が満開の通りがあります
先日ランチに行った通りです。

そこで土曜日にハナミズキ祭りがあり、フリーマーケットが出ていたので、みんなで行きました。
わたし、はじめて
自宅近くを車椅子で散歩するのってはじめてです
前の住まいは敷地を出たらすぐ急坂で、車椅子ではとうてい出られませんでしたから。
あ、一度だけありました。
学校の行事でウォークラリーした時。
だいちゃんの自転車みたいな「オフロードタイプ」のがほしいものだと思ったっけ

とにかく。
まちに引っ越してきて、自宅近く散歩(車椅子散歩)ができる環境になりました

しかも今日は3時間歩行者天国
お祭りといっても地元商店街で開催しているもので、フリマもあまり多くなかったけれど、気に入ったお店がありました
パパの用事で出かけるのが遅くなるので、終わっちゃうとブーブー言いそうないーたんをひと足先に行かせていたのですが、そこにはいーたんの姿がありました。
目がいったお店は同じねぇ
アジアン雑貨や手作りっぽい小さなストラップなどがありました。


こういうふうに買い物するのって、旅行先みたい
見知らぬ土地にいるみたいで(確かにまだよく知らない街なんだ)なんだかウキウキしてきました
ほんの30分くらいで歩行者天国とフリマは終わり、帰り道に前からチェックしていたいわゆる今川焼きをひとり1つずつ買って帰ってきました。

こんなお散歩ができるなんて、この街も悪くない
1人では行けないけれど、またみんなでお散歩しよう

さあ、明日はMRI。
この平和な時間をもう少し味わっていたいから、明日も灰色OKもらいたい
現状維持=再発疑いでもいいからさ。

旅行先

2007年12月28日 | みんなでおでかけ
年始の旅行先、実は海外です
二転三転した結果でして・・・
初め北海道スキー+旭山動物園を考えていたのですが、旭山動物園と組むと富良野で滑ることになり、富良野はけっこう高くつきそうだったからヤメ。
ニセコはわりと安くていいなと思ったけれど、札幌からスキーバスで3時間は、ちょっとキツくないかと悩んだり。

体力的なことや、スキーをしないわたしが退屈しないように施設面の問題とか、条件がいっぱいあってな~かなか難しい

そしてハタ、と思い当たった

雪がいっぱいあるところで車椅子どーすんの

う~ん、家族がスキーしてる間、ホテルで待ってるのは構わないけど、雪道で車椅子も怖いし、歩くのはもっとコワイ

旭山動物園はいい季節までお預けだ(でも混むんだよね)。
スキーだけなら何も北海道でなくてもいいかなと考えて、いっそあったかいところにしようと、アジアンリゾートに変更。

いいや、リゾートもいいけど、ビーチだけもつまんない。
ベトナム、マカオ、タイもいいな。
どうもビーチで優雅にのんびりは向かない性分なんです。
アジアの活気あふれる雑踏を歩くほうが好き

それで、フライト時間もお手軽な台湾にしようと思ったけれど、台北は寒いんですってね

ガーン そうなんだ。
とまたまた悩んでいたら、「いーたん台湾より中国行きたいよ。万里の長城見てみたい」とのたまった。

ほー、いーたん、そりゃ北京だよ。
しかも北京は寒いよ。「いいじゃん、北京行きたい」
いいじゃんってアンタはいいかもしれないけどママは寒いのは苦手だよ~

でも北京はわたしにとってはとても懐かしいところ。
その昔、大学時代にせっせとバイトしては毎年北京に短期語学留学していたのです。

「いいねぇ、北京」
結婚してからはもう行くことはないと思ってました。
子連れで中国の雑踏なんてとても歩けないと
それ以上に、我が家の懐事情では海外なんて考えるまでもなかったもの

それが今、子供は多少大きくなったけれど、わたしが不自由な身体になってるのに、実際問題行けるんか
でも、北京はも滅多に降らないし(少なくとも10年前は)、道も平坦。
そういう点では北海道スキーより条件は良さそうです

今しか行けないかもしれない、あったかくなってからなんて言っていたらチャンスを逃すかもしれない。

「北京にしちゃう?」
何も寒い季節に寒いところに行かなくても・・・あったかいところに行くんじゃなかったのという感じですが、こんなわけで、旅行先は北京になりました

できうる限り着込んで完全装備しなきゃ
発熱する肌着や靴下、あったかいフリースに、欲しかったダウンのロングコート。
車椅子だと動かないから冷えそうだし。

いざ海外、となると、パスポートから持ち物までいろいろ出費がかさんでしまいました。
これじゃいくら中国なら旅行代金が安いといえど、北海道スキーよりかなりかかってしまった模様・・・
ま、しょーがないか。
海外なんてこれで最後かもしれないし。(パスポートせっかく取ったのに?)


北京。
わたしが行っていたのは15年近く前の話。
北京オリンピックを控え、建設ラッシュの街はきっとすごい変化を遂げていることでしょう。

変わったのは街だけではありません。
わたしもすっかり中国語を忘れてしまってるし、さらにはあの頃と違い、今は車椅子の障害者。
その上チビ連れでダンナサマは英語はできても中国語はまったく知らない。
わたしがガクガクっちゃったら、フリーズするのはわたしだけでなく、旅そのものがフリーズしてしまいます

どうなることかと思いますが、一都市滞在でのんびり文化的なものを楽しもうと思っています。


行き先、当たった方いらっしゃいます
当たった人にはお土産を、なぁんて

北海道でさくらんぼ狩り

2007年07月21日 | みんなでおでかけ
シーカヤックが終わると海が荒れてきたようです。
朝は凪いでいたのに、遠目に見ても波がある
午後は中止になるだろう、いい時に来た、とインストラクターさんに言われたそうです。

登別に移動したら、でした。
南のほうは台風が来てるというし、北海道も低気圧でこの後はお天気がよくありませんでした。
かあ。
登別の2日とも雨だったらどうするかな・・・
そう思いながら、翌日ともかく洞爺湖湖畔から少し離れたそうべつくだもの村へ行ってみたら、ちょうど雨があがっていました。
ここへ来たのはさくらんぼ狩りがお目当てです
我が家のほうもさくらんぼの産地なのですが、高くてとてもできません
こちらのさくらんぼ農園は、お値段も半分ほど、しかも時間制限なし
わーい、わーい
みんないっぱい食べました


とっても美味しかったです。
畑は座るところがなくて、ずっと杖で立ってましたけど、夢中で食べちゃいました
右手に杖を使っているとさくらんぼが取れないので(左では取れない)、杖を身体に立てかけて右手伸ばして取ってました
食べ物の力はすごいもんだ
とパパは驚き呆れてました。
さくらんぼリハビリと命名しよう
女コドモにはバツグンの効果を誇るだろう。

さくらんぼのツヤツヤ感っていくら見ていても飽きない美しさだと思います
おみやげに送ろうと(ただし北海道からだと2日かかっちゃうんだよね)摘もうということにして、みんなで摘み始めたのですが、わたしが摘むと(モチロン右手で)じくが取れて実だけになっちゃう
送る場合はじく付のほうが傷まないのだそうで、実だけになったものは、自動的に自分の口に入ることになります
「ああ、また取れちゃった」そう言うと、子供が「ママは食べたらいいから」と言われてしまいました

 四つ葉のクローバー探しの天才のいーたんが、ここでも四つ葉を見つけてるので、じゃあ送るパックにも入れようと、さくらんぼ狩りがいつのまにかみんなで四つ葉探しになりました。


翌日は、アイヌ民族博物館「ポロトコタン」に行きました。
去年に引き続き、いーたんのリクエスト
今年はムックリという楽器作りをしました。
いーたんは去年教えてもらって、あっというまに上手になったので、今年は自作のムックリを作りました。
上手に鳴らすのでポロトコタンの人に驚かれ、さらに上級の鳴らし方を教えてもらっていました。
アイヌの郷土料理も食べてみました。
丸ごと1個の(皮はむいてあるけど)じゃがいもや鮭や野菜が入っているすまし汁。
ちょっと塩辛すぎたけど、おいしかった。
鮭の燻製がおいしいのだけど、去年の倍に値上がりしてたので、あまり買えなかったです

帰りも船
日本列島は台風で荒れ模様の日だったけど、北海道はまだ大丈夫で通常通り新潟に着き、無事帰宅しました。
一日遅かったら船も欠航か大幅遅れ、それに新潟の地震で高速道路もダメだったかもしれない。
こういっちゃ新潟の人に申し訳ないけれど、ずいぶんラッキーだったみたいです。
くらい、大目にみなくちゃね。
ここぞというときには降られなかったんだし。
どうもこの時期は大気が安定しないのでしょう、毎年お天気がよくないみたいです。

シーカヤック

2007年07月18日 | みんなでおでかけ
北海道旅行の続きです。
小樽の2日目はシーカヤックをしました。

わたしはもちろんホテルでお留守番だったけど。
ひとり留守番の時に一番困るのは待っている場所です。
3時間待つのにホテルのロビーってのはあまりにミジメだし
だからチェックアウトの遅いホテルを探しました。
たまたまヒルトン小樽が8周年で、チェックアウト14時というプランがあったので、これが決め手になりました。
それに安かったし
小樽市街から少し離れているけど、シーカヤックする海には近いからね。

「青の洞窟ツアー」というコースは、名前と画像に惹かれてわたしが申し込んだのですが、パパが感動するほどキレイだったそうです。
防水の立派なカメラがあればよかったね。
でも、インストラクターが撮ってくれたのをCDごと買いました。

 勇んで先頭を行くいーたん

 窓岩を通り抜け・・・

 いーたんの艇は競技用で小型です

いーたんはずっと前から一人で乗りたいと言っていたので、今回一人艇に乗せてもらって満足そうでした。

とても楽しかったそうですいいなー
わたしもよーっぽど乗ってみようかと思ったんだけど、海はいくら穏やかな日でも波があるし・・・と思うと踏み切れず
実際だんなによると、わたしには波の揺れがちょっと大変かも、と言っていました。
そうよね~。
雨でシーカヤックができなければ、洞爺湖でカヌーにして、湖なら乗ってみようかなって思ってたんだけどね。


わたしは待っている間、一人でお出かけしてみました。
病院内以外で初めての一人歩き
ヒルトン小樽はショッピングモールに隣接していて、連絡口からそのままショッピングに行けます
わたしは杖をお供にお出かけしてみました。

北海道はもう夏物処分セールをしていて、旅行の支度を最小限にしてきたわたしは、旅先で足りなくなった子供のTシャツを買いました。
右手に杖だから左腕に商品をひっかけて歩いたのですが、3枚選んだもうたーいへん
重いし、2枚はハンガー付だったから持ちにくいし
これ以上歩くと帰れなくなるとセーブして、さっさとお会計しました。

お会計も、けっこう大変。
杖のストラップを右手にかけて、肩掛けかばんからお財布出して・・・ってちょっと時間かかちゃう
スマートに会計したいのに、片手が不自由だとそうもいかない。
病院の会計でもそうだけど、あれこれ受け取るとオタオタしちゃう。
そんなとき、より左手の不自由さを感じます。

さて、ホテルまでの帰り道。
だいぶ疲れちゃったけど、みんなが帰ってくる時間も近づいてきたので、途中のコーヒーショップに入りたかったけれど、手に持ちきれないと判断して、ショッピングモールのベンチで少し休んだだけで、ホテルに帰ってきました。
もしもわたしのほうが帰りが遅いと、みんなが慌てると思ってね。

案の定、だんなにビックリされました。

吹きガラス体験

2007年07月16日 | みんなでおでかけ
北海道上陸後、小樽まで走ってまず、予約しておいた吹きガラス体験をしに行きました。
去年、やりたかったのにとんぼ玉アクセサリーを作っている間に団体が入ってしまってできなかったものですから、今年はリベンジです
今年も修学旅行生がけっこういたので、予約しておいて正解でした。
予約時間より20分くらい早く行ったのですが、グラスの形や色を決めるので、早く行ってよかったです。
いろいろ迷っていましたが、二人とも飲み口が少しラッパ型に開いたグラス、色は夏の限定色で青や緑、白が下の方にだけ入ったものを作ることになりました
風船をふくらますくらいの力で吹きながら鉄の棒を回します
1回目。もう一度熱くして吹きます。今は赤い
コップの長さになるところを切っています

わたしも車椅子で工房の中に入らせてもらいましたが、とても暑かったです。
もっと傍に寄って1200℃(だったかな?)もの熱を感じながら作業した子供たちは真剣そのもの。
がちがちに緊張したそうで、普段見ないような顔をしていました
もっとも、作業はかなりの部分を親切なスタッフの方が2人もついてやってくれるし、10分もかからないくらいなのですが
ゆっくり冷まさなければならないので、引き取りは翌日になってしまいます。
小樽泊のわたしたちは、翌日引き取りに行きました。

できあがってみると、吹いた強さや色となるものの付き具合などで、皆表情が違います。
イニシャルの刻印もつけてくれるので、マイグラスは一目瞭然

いい体験ができました
でも割ったら大変
怒ったり泣いたりされそうで
うん、使ったら自分で洗わせよう




のんびり船旅してきました

2007年07月16日 | みんなでおでかけ
ただいま~

1週間ご無沙汰しました。
わたし、家族で北海道に行ってました
その間にコメントをいっぱいいただき、今日を開いてびっくりしました
本当にありがとうございます
おかげさまでわたしは旅行から帰ってきた今も、疲れもなく、元気いっぱいです
帰宅しても元気だから、ダンナに「体力ついたなぁ」って感心されています


旅行に際し、やはりマイカー移動が楽ですし、乗りっぱなしはキツイので、車ごとフェリーで移動が一番楽だという結論に達しました。
今年は長距離フェリーの中では一番新しい『きそ』に乗りたくて、北海道に決めたようなものです
それにうちのパパちん、暑いの苦手だから
だから北へ

『きそ』は名古屋港を夜20:00に出航し、翌夕方仙台着の20:00発、翌々日の10:35に苫小牧に着きます。
船中2泊というとっても長い船旅ですが、揺れも少なく快適でした

海が見える喫茶コーナー『サザンクロス』
ピアノコンサートや映画上映、早朝から夜までやっている軽食・喫茶など、2泊しても飽きませんよ
3日目、下船も間近になった頃にもミニコンサート

飽きたと言いそうなだいちゃんのために、各自のベッドにBSが映るテレビがついているS寝台にしたのもよかったです
実はS寝台までが身障者割引OKだったのでネ

大人にとっては、携帯の電波もたまにしか入らない状態で、こんなゆっくりすごす時間ってちょっとない
家族で映画見るとか、普段めったにしないことをして、なんかすごくよかったです

昼間はどこまでも続く青い海を眺めながら、夜は真っ暗な海に点在する小さないさり火を眺めながら、紙コップでなく陶器のカップ&ソーサーでコーヒーや紅茶を飲む・・・しかも紅茶党のわたしにはうれしい『今日の紅茶・セイロン』なんてあって
なんてぜいたくな時間


『がばいばあちゃん』を上映していたので、みんなで見ました。
わたしもね
これは画面も音もおだやかな映画だったので
スクリーンで映画見たのなんて、2回目の術後以来だわ

それから船内の展望大浴場にも、いーたんをお供に引き連れてチャレンジ
仙台に停泊中で揺れないし、ちょっと大変だったけど、いーたんの手を借りて、手すりにつかまって、無事に浴槽にも入れました。
もう暗くて明かりがきれいに見えました。
温泉ではないのに、いつまでもあったかかったです
最近はシャワーだからかなぁ?
大浴場は3回目の術後初挑戦でした。


船内はあまり揺れなかったので、杖で動いていましたが、『きそ』はバリアフリー設計となっています。(乗船時は車椅子でした)
段差がない。
これは帰りに乗った「フェリーしらかば」と比べると歴然です。
いくら障害者トイレがあっても、段差だらけで、エレベーターも使いやすいところになければ、バリアフリーとは言えませんもの。
『きそ』が快適と感じたのは、そういうところにもあるかもしれません。

こうして、行きの船の中から早速いろんなことにチャレンジして、テンションになってました

このテンションのまま、帰りの船では、卓球までやっちゃった
見てたら楽しそうだったんだもん
「ちょっとママにやらせて
ってやってみた。
わたしは足は固定。動くのは無理だから、子供に球拾いさせて
ダンナが席外しているうちに始めたから、戻ってきてびっくりあきれ、感心してました
パパとわたしでやったら、それなりに続きました
やるじゃん、わたし

ほんとは左利きだから、やりにくい。
サーブで左手で持った球を離すのが、ものすごく難しかった
それでも、けっこう球を打ち返すことはできたので、失認もたいしたことないのかもなんて思いました。

次回は小樽でのことを書きますね

四国旅日記

2007年04月07日 | みんなでおでかけ
家族で四国に行ってきました。

安い飛行機往復のツアーを探して予約しようと思っていたのに、入院が思ったより早まって、ツアーの締め切り(10日前)を切ってしまったので、往路寝台特急、復路飛行機で行ってきました。

寝台特急『サンライズ瀬戸』は初めて、四国も初めてです。
わたしは寝台特急が好きサンライズは他の寝台特急とはかなり趣きが違うけど。
朝、瀬戸大橋を渡ったのですが、あっという間に四国へ渡ってしまいました。
なんとあっけない…四国って意外と近いんだ

何しろ急だったので、食べ物から行き先を考え、「讃岐のうどん、土佐のかつおを食す旅」となりました。
だって入院しちゃうとなかなかナマモノ食べられないしさ(最近は少し出るようになった)。

ツアーコンダクターはわたし
念入りに下調べしてコースを考える派のわたしが、今回は時間がなくて、宿と交通手段だけ決めて、前日にガイドブックを買って目を通す始末。

一番行きたかったのは「竜串(たつくし)」という足摺岬の側でした。
亜熱帯のきれいな海でサンゴ礁やニモみたいなお魚が泳ぐ海を見られるということだったので。
でも足摺岬って、どこから行っても遠いんです。
わたしの体力、移動時間を考えてルートを作りました。これでもキツイだろうと思ったけど。


寝台特急の到着駅の高松からスタート。
朝着なので、朝食に早速駅の立ち食いうどん。だしはすごくおいしかったけれど、麺は今ひとつ。
それからレンタカーでこんぴらさんに立ち寄りました。
わたしは45段目ほどの喫茶店でパパと子供の帰りを待つことにしました
本宮まで785段もあるんですもの。
でもなかなか帰って来なくて、ずっと居座ってるのはヒンシュクかしらと喫茶店を出てきてしまいました。
そうすると何とも手持ち無沙汰で、5段ずつ続く石段を回りのお土産屋さんを覗きつつ、とうとう100段まで上ってきてしまいました
わーっ、すごいじゃんわたし
しかし、行きはよいよい帰りは何とやら・・・わたしは最近上りは手すりなしでも少しは上れますが(ちょっとコワイ)、下りるのはつかまらないと下りれません
だから「マイ手すり」たるダンナ(彼はわたしをタカと呼ぶ彼は鷹匠?!)が戻ってくるまで上れど下りられないのです。
電話してみると、彼らは奥社まで行ったそうで、戻るにもずいぶんかかりました。
こんぴらさんは奥が深い!石段は終わりがないかのごとく続いていたそうです。
わたしは105段で、もうふくらはぎが筋肉痛になりました
奥社までは1368段もあるのに子供たちはへっちゃらですさすが若いね!
でもわたしにとってはよくぞこの大きな石段を100段も上ったものよと自分でもびっくり。

麓に天然石とアクセサリーを売るお店があり、そこでいーたんが引っかかりました。
彼女は石が好きなのですさんざん迷って自分のお土産を買っていました。

琴平からはうどん店経由(またうどん~?と子供らのブーイングを受けながら)して高速で高知まで
龍河洞を見て(わたしは車で留守番…洞窟なんてとても歩けない)高知市内泊。
温泉のある宿を選んだので、いーたんを助っ人に頼んで入りました


2日目は高知市内から足摺岬へ。
子供たちは旅行で「体験モノがしたい」と言っていたので、紙すきも考えていたのですが、この日は足摺岬泊なのでちょっと距離感がつかめず、諦めてもらいました。
お昼は途中の道の駅で、めいめい好きなものを買って外の芝生でピクニック気分を楽しみました
今季初の「お外でごはん」。
遠くにはもう田植えをしているのが見え、高知は季節が早いなぁと実感。うちのほうじゃやっと梅・水仙だもん。

足摺半島の手前、中村には四万十川の遊覧船乗り場があります。
屋形船は他でも見るけれど、四角い帆を張った帆かけ船はそうそう見ません。
だから帆かけ船に乗りたかったのです。モーター付で川を遡ってましたけど。
 帆を揚げる・・・

四万十川は穏やかで、深いところは青緑、浅いところは底がよく見えました。
河原につけて、しばらく石投げしたり、昔ながらの竹筒を使った川エビ漁を覗いたりしてから川を下って到着。
平日の最終だったので、お客は我が家ともう一組だけでした。

パパが「よく船に乗ろうなんて思ったねぇ」と感心していました。「去年だったら絶対乗ろうと思わなかったろ?」
それはそう。足元グラグラなんて願い下げだったわよ

それから1時間で足摺岬に到着。
夕方日のあるうちに着いたので、宿の窓から見えるどこまでも広がる海のさざめき、きらめきは本当にきれいでした。
その夜は満月で、暗い海が金色に輝きました。その何と美しいことか!
 来てよかったと思いました。


パパといーたんはホテルの早朝ウォークに参加して、黒潮で浸食されてできた白山洞門も見てきました。
でも、つくづく団体行動の苦手な我が家の人たち・・・「せっかく砂浜に下りたのに、さっさと歩いて行っちゃうんだもん、貝殻ひとつ拾えなくてつまんなかった」といーたん


3日目は足摺岬からお待ちかね「竜串・見残し」へ。
「見残し」という変わった地名は、昔弘法大師がこの地方を歩かれたとき、ここを見残して行ったからだとか。
グラスボードに乗って見る海底は、テーブルサンゴにシコロサンゴ、『ファイニング・ニモ』に出てくる色とりどりの熱帯魚たちが見られ、こちらも貸切だったわたしたちは、興奮してしまいました。

来る前に「乗るだけ、見るだけなんてつまんない!サンゴ取れないならヤダ」と言っていたいーたんは前言撤回。「ママ、いーたんあんなこと言ったけど、やっぱりすごく楽しかった

グラスボードで見残し海岸に渡ります。

岩肌ゴツゴツ、蜂の巣みたいな穴がボコボコした島は、遊歩道と言えどもまともなのははじめの数メートルだけ!そこからは幅50センチくらいの足場の悪い断崖だった
わたしにとっちゃまさにサバイバル風は強いし、ちょっとバランスを崩したら海に落下という道では、さすがに少ししか進めませんでした。
でもパパには「行く気」「よくこんなとこ歩こうと思ったよな」と驚かれました
ここではこんぴらさんの100段とは逆の筋肉、すねが痛くなりました~

帰りがけには、子供たちを惹き付けてやまないサンゴ類のお土産が並ぶ露店が・・・
5件ほどのやっているすべての店に首をつっこみ、「安くていいものがあるよ~」と喜んでました

1ヶ所が長い我らの旅路、初めての四国で観光地から観光地までの所要時間がよくわからず、竜串から宇和島まではノンストップ宇和島でレンタカーを乗り捨て、列車に乗り換えるため、ちょっと焦りました。
宇和島から松山は列車のほうがずっと早く着くからです。
車移動は楽だけど、これも時間短縮のため。

松山は道後温泉で泊まりました。
夕方、道後温泉本館の前を通ったら、ホントに『千と千尋の神隠し』に出てくるようなお湯屋でした
わたしも行くつもりだったんだけど、夕食前にホテルの温泉に入って夕食を食べて部屋に戻ったら、さすがに疲れ果て、とても行けませんでした残念・・・


最終日は松山市内の「伊予かすり会館」で子供たちに藍染め体験をさせてあげました。
 ただいま藍染中。天然の染料はけっこうクサイ。
 絞り染めのバンダナと巾着、なかなか素敵にできたでしょ

中途半端な場所にあるかすり会館、時間も中途半端だったので、タクシーで駅に行ってリムジンバスに乗ろうか、空港までタクシーにしようか迷いながら、いーたんがこんぴらさんの山で拾ってきた木の棒を杖に、途中ラーメンを食べて駅まで2km歩いてしまいました
スゴイ(自画自賛)ま、道も平坦なアスファルトだったしね。

リムジンバスで空港へ行き、羽田空港へ帰りました。
羽田空港は広くて、前に挫折しているので、初めから車椅子のお迎えを頼んでおきました。空港は障害を持つ人にとても親切です。
機内の席を前方にしてくれたり、到着後も乗り換え先まで連れて行ってくれます。

今回の旅は、「できるようになったこと発表会」のようになりました。
子供が小1の時、学年末の授業参観は「できるようになったこと発表会」でした。
わたしもまるで、2年間の回復のお披露目みたいな感じになりました。
だんなが「こんなにできるようになったのにもったいないな」としきりに言っていたけれど、それも仕方ないこと・・・術後また同じくらいに回復するようにがんばるのみです

南国にしてはちょっと寒かったけど、楽しい旅ができたことに感謝。
旅先では大きい痙攣発作もなかったのに、帰ってきてからのほうがちょっと痙攣が起こります。気が抜けたのかしら

九州へいってきました

2006年10月05日 | みんなでおでかけ
九州へ行ってきました
わたしは仕事の関係で3泊させてもらったのですが、それが終わってからパパと子供たちが来て空港で合流しました。

飛行機大丈夫だったです
去年、北海道へ行ったときは、何が怖いって、飛行機が怖くて寝台特急で行ったくらいだったのです
あの音といい、着陸時の振動といい、気圧の変化といい、旋回するときの平衡感覚が狂うことといい・・・飛行機には心配が尽きなくて。

今回は、いろんなことに自信がついてきたし、いろんな感覚の改善も実感できるので、飛行機にもチャレンジする気になりました。
それが、平気だった
旋回してた時はあまりいい感じではなかったけど。
これで乗り物も制覇かな?

それにひきかえ、飛行機初体験の子供たちは、キモチワルイとか耳がイタイとか、あまりお好みではなかったようで
意外高いところもジェットコースターも大好きなのに、何故だろう


家族では、湯布院・別府に泊まりました
仕事で行ったのも、ほとんど同じ場所だけど。

湯布院の街は、バリアフリーではありません。
お店も宿も、段差はいっぱい
車いすだったら困ったことでしょう。
その代わり、癒し旅には向いています。
宿に入ってしまえばゆっくり、のんびり
露天風呂付客室のある宿もたくさんあります。
いいところです
冬はかなり寒いらしいですが。

観光には別府のほうがいいかもしれません。
子供たちは地獄めぐりが楽しかったみたいです

温泉好きの我が家の子供たち、今回の旅は2泊で忙しかったけれど、温泉に何度入ったことか。
別府で思い切っていーたんと大浴場に行きました。
大きな大きな露天風呂にも入りました。
お湯に入るところには手すりがあったから入れたのですが、わたしにとっては大冒険
小柄な4年生の娘でも、一緒だと少しは安心です
「ママすごいね~」と何度も言ってくれました。
いーたんもママと女湯、うれしかったようです。

学校お休みしちゃったけど、大分の特産物とか、ママが空港で車いすを借りたので、空港のバリアフリー対策とか、いろいろ社会科の勉強になったようでした