ハハッ。ワンピースでそれを実践した。幸運にも。
1巻から69巻まで一気に読み通した。
といっても、まだ連載の途中だけど。
インフルエンザで安静にしていなくちゃいけなくて、それで、家にあったジャンプコミックスの『ワンピース』を読み始めた。
で、読み始めてみると、ワクワクする。
見事に物語である。
ワンピースとは「富と名声と力の“ひとつなぎの大秘宝”」をめぐり繰り広げられる、ある一つの世界を描いた大きな物語だが、“ワン ピース”の題名のように、一つ一つのまとまったストーリーを繋いで、「ひとつなぎ」の
大きな物語が形づくられていくのだ。
ハマッた、ハマッた。
読み終わるまでに、何やかやで3週間近くかかったが、こんな楽しい時間は、またとなかった。
子どもの頃に本に夢中になったように、夢中になりました。
海賊王ゴールド・ロジャーが死ぬときに、こんな言葉を残したのだ。
「おれの財宝か? 欲しけりゃ、くれてやるぜ...
探してみろ、この世の全てを。
そこに置いてきた」
そして世界は大海賊時代を迎える。
……ここから『ワンピース』の物語はスタートする。
海賊の物語なのだ。
優れた絵の描き手による「絵」と、たくみなストーリーテラーが紡ぐ「物語」
面白くないはずはない。
紙面は躍動し、生気がはじけるのだ!
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