サラです。
ご無沙汰しているけれど、元気です。
夏の終わりに(つまり、つい最近!)
町田市民文学館ことばらんど、でやっていた
「はっ! 絵本作家・シゲリカツヒコ展」に行ってきました。
↑ シゲリカツヒコさん。
じつは絵本を読んだことはなくて、
友人に誘われてこの展覧会にいったのですが
その絵のち密さと、思いもよらない描写と、奇想天外さに
すっかりファンになってしまいました。
『なわとびょ~ん』(KADOKAWA)では、縄跳びが苦手なケンタの前に
「はっ!」という掛け声とともに何でも巻き込んでしまう縄跳び
をもった、変な帽子の男があらわれます。
ケンタはその男といっしょに、なぜだか大繩をまわすハメに。
その結果は、もう動くことも大変そうなお年寄りたちが、ほらっ
アフリカのサバンナで追いかけたり逃げたりしていた動物たちも、ほらっ
この絵は天の川も見える一面の星空のもと、
動物たちが遠景でシルエットになって縄跳びをしていて
信じられない世界です。ステキ!
『だれのパンツ?』(KADOKAWA)では、タロウが公園で遊んでいると
ヒョウ柄の巨大なパンツが飛んできます。
タロウはそのパンツを持ち主に返すために
目の前にあった4階建ての団地にはいっていくのですが、
そこには摩訶不思議な世界が。
4階建てだったはずが、いつのまにか上と横に伸びて
階段でつながっていて、おまけに
まるでガウディの建てた建造物のように不思議にカーブしています。
でもバランスは抜群。
絵本のどこかに、こんな笑う猫も出てきたりして
楽しいったらありません。
いままで想像もしたことのない世界。
原画で見たので、本当にステキな絵がいっぱいありました。
というわけで、シゲリカツヒコさんの描く
不思議なユーモアのある世界に浸って
幸せになって返ってきた1日でした。
展覧会は終わったけれど、絵本は本屋さんにありますよー。