声欄とえくれあと眼鏡とへそのごまと…

大人と社会について、自らの考え思いで腐していきます。社会への抵抗ではなく挑戦。

マンチェスターユナイテッド リオ・ファーディナンド選手

2008-12-20 06:26:09 | 読んで欲しい度☆☆☆
イングランドのサッカークラブ、マンチェスターユナイテッドにリオ・ファーディナンドというディフェンダーの選手がいる。
マンチェスターユナイテッドは世界でも屈指のクラブチームで、現在クラブチームの世界一を決める大会のために日本に来ている。

ファーディナンドはその中でスタメンを張り続ける、トッププレイヤーである。

そのファーディナンドが、01年に児童殺傷事件のあった大阪教育大付属池田小学校に花束を贈ったそうだ。
『あの悲劇が今も脳裏から離れることなく、もう一度追悼の献花をしたいと思っていました。残念ながら日程の関係で今回は大阪に行くことができません。どうか私の代わりに献花してください』とのメッセージが寄せられていた。(朝日新聞12/19)

ファーディナンドは01年に休暇で来日した際に事件を知り、京都に行く予定を変更して、数日後に校門に献花したそうだ。

なんて素晴らしい選手だと思った。
彼の人間性が窺える話である。

この事件は犯人が絶対に悪いし、被害者や関係者の方々は本当にいたたまれない。
だからこういう事件がなかった方が良かったことは大前提であるが、その中でこういう話があることは何かの救いにならないだろうか。

ピッチの内外で人の心を打つ事が出来る選手であるファーディナンドは素晴らしい選手である。
そんな人間になりたいものだ。