にじり口が好きです。
一般の人には、馴染みが薄いかもしれません。
にじり口とは、茶室についている小さな出入り口です。
にじるとは、膝をついてじりじりと動く様を指します。
にじらないと入れないぐらい小さいのです。
小さい理由はいくつかあります。
『小さい所を通る事によって、狭い茶室を広く感じさせる事が出来る』
また『刀を差したままでは入れない』様にするという効果もあります。
これは『どんなに身分が高い人でも頭を下げなければ入れない』という事にも通じます。つまり、茶の精神にはそういうもの(地位や身分)は関係ないという事です。
これほどコンセプトを建築的アイデアによって解決しているものは珍しいのではないでしょうか。
だから好きなのです。
今、周りを見渡してコンセプトをアイデアが満たしている例はどれだけあるでしょうか。
また出来上がったものを見て、素直にそのコンセプトを感じれるものがありますか。
建築に限らず、ただ奇抜なものが良いものとされてはいないでしょうか。
本当に価値がある物を見極めて、大切にしていきたいものです。
一般の人には、馴染みが薄いかもしれません。
にじり口とは、茶室についている小さな出入り口です。
にじるとは、膝をついてじりじりと動く様を指します。
にじらないと入れないぐらい小さいのです。
小さい理由はいくつかあります。
『小さい所を通る事によって、狭い茶室を広く感じさせる事が出来る』
また『刀を差したままでは入れない』様にするという効果もあります。
これは『どんなに身分が高い人でも頭を下げなければ入れない』という事にも通じます。つまり、茶の精神にはそういうもの(地位や身分)は関係ないという事です。
これほどコンセプトを建築的アイデアによって解決しているものは珍しいのではないでしょうか。
だから好きなのです。
今、周りを見渡してコンセプトをアイデアが満たしている例はどれだけあるでしょうか。
また出来上がったものを見て、素直にそのコンセプトを感じれるものがありますか。
建築に限らず、ただ奇抜なものが良いものとされてはいないでしょうか。
本当に価値がある物を見極めて、大切にしていきたいものです。