声欄とえくれあと眼鏡とへそのごまと…

大人と社会について、自らの考え思いで腐していきます。社会への抵抗ではなく挑戦。

『センチメンタルな旅/冬の旅』荒木経惟

2010-03-14 08:59:33 | 読んで欲しい度☆☆☆
2、3年前に買ったが、何回読んでも泣けてくる。
出来るなら、何の先入観も、何の情報も持たずに見てほしい。
アマゾンのどのレビューも表現できていない。
レビューを見ても、感じる心が薄れるだけ。
写真集を見てからレビューを見れば、それがわかる。

一つ道を入れば

2010-03-13 18:05:10 | 読んで欲しい度☆☆☆
大きな道を歩いています。
人も車もたくさん通っています。
道幅も広く、標識はわかりやすく、目的地に行くには一番の近道です。

一つ道を入れば、人通りは少ないです。
標識もありません。
道は細くて、曲がっていて、自分がどちらに向かって歩いているかわからなくなる時もあります。
大きい道に出たと思ったら、元の場所から少ししか動いていないこともあります。
突然、犬に吠えられてビックリした後、笑い出したくなる時もあります。
『目的地まで細い道を通ってきたんだ。他の人とは違うんだ!』と主張しても、誰も認めてはくれません。


だけど、自分だけは知っているはずです。
困った時にも必死になって、なんとか切り抜けたこと。
他の人が見ていない風景を見てきたこと。
たぶん少しだけ心が強くなったこと。
そして、全てを振り返って、何だか楽しかったこと。

カラカラのトマトに、わいはなるんや

2010-03-07 16:14:26 | 読んで欲しい度☆☆☆
カラカラのトマトを知ってるかい。
ドライトマトのことでない。
僕が勝手にカラカラのトマトと呼んでいるだけなので、わからないだろう。

説明しよう!カラカラのトマトとは、生育の時期に最低限の水しか与えられないトマトのことである。
これによりトマトが持つ本来の能力が最大限に発揮され、その実は甘くなるのだ。
そう成長に必要な水をほとんど与えられないからカラカラのトマト。


どうやら僕は4月から、給料も睡眠時間も必要最低限しか与えられないところに足を踏み入れるようだ。
根だけは腐らせないように、立派な甘い甘いカラカラのトマトに、わいはなるんや。