旅先では、その土地のものを味わうのが何よりの楽しみです。
沖縄では沖縄民謡居酒屋で、オリオンビールとラフテーがはずせません。
民謡と言っても、全国的にポピュラーなビギンの島人ぬ宝や、涙そうそうなどは必ず歌われます。そして、盛り上げてカチャーシーという踊りを踊らされます。
カチャーシーとは沖縄の方言で、かき回すという意味で、両手をあげてかき回すように踊るから、そう言われるらしいです。
で、このカチャーシー、必ずお客さんもやらされます。「両手をあげてー、目の前に障子(または、ふすま。ガラス窓)があると思ってください」と必ず言われます、そしてその障子を開けたり閉めたりするように、男性は手をグーにして、女性はパーで動かしてと教えられます。
しかしながら、島の人は、絶対障子を開け閉めしてるような動作ではなく、すっかり身体に染み付いた本物のカチャーシーなのですが、旅行客は教えられた通り必死で、障子があると思って、開け閉めに専念しているのです。
それから、沖縄の人は、指笛が上手に出来ます。
これはすごい!先日宮古島の居酒屋で、今時のあんちゃんが、わたしの前で。踊って、時々指笛を吹いてそれはそれは、身のこなしがとてもカッコイイのでした。また、島生まれの可愛い娘さんもリズムに乗ってかっこ良く踊ってます。こちらも必死で教わった通り、障子を開けたり閉めたりしているつもり、そして言われた通り、ハイ、右、そして真ん中、上、パンパンと手拍子などと、やるのですが、わけがわからなくなり障子の存在も忘れ、あげた腕はとうとう疲れて、リタイアとなるのです。
その時は、うまく踊ることができたら、と、障子の開け閉めじゃやだ、と真面目に思っていたのですが、家に帰れば、何やってたんだろう、と恥ずかしい記憶でしかないんですけどね。それでも
指笛は出来たらかっこいいなぁ~