リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

3月櫛田川2

2019年03月07日 | 櫛田川
例年、春の櫛田川は、産卵の為に遡上して来る、支流の佐奈川をメインに攻めていましたが,今年はこれ迄一番難しかった2月に入って櫛田川の本流を中心に3月の野っ込みまでを攻めてみようと計画しました。今迄竿が入ってないポイントとして,頭首工周辺を中心のポイントに入っています。前回の写真でもお分かりのように、減水時の川底の様子なども得られたので,魚の餌場や着き場等を想定しての入釣を行っています。

殆ど鯉釣りアングラーが居ないので、自分の目と足と頭でポイントを捜し,またフィーディングして餌場を作る等の工夫をしながらの釣行を行っています。実際のところ,これ迄、頭で想像していたようなポイントではなく,目で確認することで,意外なところが餌場であることもわかって来ました。自分で勝手な想像するよりは、実際の釣り場に足を運んで魚の動きを観察することの大切さを再認識しています。

このポイントでは、堰の上から川面を見ながら鯉の姿を確認できることから、ゴミ防護ネット付近の浅場に一定のコースを辿りながら餌を食む鯉の姿が確認でき,それに従って,餌を打つと2月でも鯉が喰ってくることがわかりました。それが前々回の記事になります。人の情報ばかりでは自分でポイント捜すことができなくなり,新規ポイントの攻め方もできないままの釣り方になってしまいます。これは時には自分に言い聞かせながら、釣行を重ねないと、本当の面白さを実感できないとこれ迄の経験から感じています。

しかし、大きな場所を漠然と眺めていても気がつかないので,地元の河川を中心に自分の眼と足でポイントを見ながら、竿を出しながら、フィーディングしながらポイントを見る目を磨いていかないと、すぐに曇ってしまいます。そんな自戒を込めて地元の櫛田川を今回も午後の3時間の一投で実践して来ました。サイズアップを目指しての入釣ですが、時間が限られているので,割り切った攻め方をしました。当たりがなくても次に繋がる攻め方を心掛けます。

前回、足下にフィディングしたので、今回は上の竿はそのポイントを外し、少し沖目の上流部に,下の竿はフィーディングしたポイントの下手に打ちます。まだこの時期なので,サイズアップするのは、大型はまだ浅場よりその手前の深場に餌を打って待つことに。

午後の2時過ぎに餌を打ち、竹薮を挟んだ堤防の車で待機することにしました。前回のフィーディングの量からして、釣れた鯉以外の鯉も餌を覚えているはずです。それぐらいの量(1kg程)を撒いたので,喰わせは、20mmのシングルで,PVAに同じ喰わせ餌を3個と15mmを5個程入れて、じっくり待ちます。両方ともサツマイモ系のボイリーです。


上の減水寺時の写真で、水深ポールの上流10mのところに竿を2本セットします。現在は,満水状態なので,下の写真になります。


減水時の写真でもわかるように、鉄橋の橋桁の下流の乱杭には大きな竹やゴミが重なり合って、魚には絶好の逃げ場と餌場を形成しています。前回の80台の鯉もそのカカリの方向へ走っていったことからも、このポイントで喰って来た場合はカカリへ走られることは覚悟しないといけません。

直接、カカリの近くを攻めることも今後の課題として考えたいと思っています。今回は前回のフィーディングの効果に期待しての投入ポイントでした。次回への準備とも考えての今回の釣行でしたが、テレビを観ていた4時前に当たりです。投げたのが2時半くらいでしたので,1時間余での当たりです。ネットとアンフッキングマットを携え、釣り座に急ぎます。

今回は前回よりは勢いよくリールから糸が出ています。竿を持つと重さを感じる引きです。この時点で,50m以上糸が出されて、乱杭めがけて走っています。予想通りの展開です。竿で貯めながら糸の弾力に期待しながらこちらを向かせたいのですが、残念ながら乱杭に持っていかれています。無理をしないで,適度のアテンションをかけながら、魚の動きを待ちます。すると1分程して、魚が動き出します。このチャンスを逃がせないので,下流へ魚を向かせてそのままゆっくり沖から寄せに入ります。さすがに前回よりは大型を感じさせてくれます。

足下迄来ても、水深もあるので,何度も向きを変えて潜っては竿で貯めの繰り返しの中でだんだん相手もオトナシくなって、当たりから15分くらいでネットイン。



94cmの色も形もこの櫛田川の野鯉らしい鯉で満足の1本です。川の鯉としては大きさ的には十分な鯉です。色、形の満足でき、短い時間ではありましたが、鯉釣りの醍醐味を堪能できたひと時でした。まだまだ、色々探求することで楽しみが実感できるこの時期のこのポイントの釣行です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。