リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

夏の湖

2013年07月22日 | 余呉湖
産卵後の喰いの悪さが続いて、いつ喰い始めるかと夏の湖の到来を期待して試行錯誤していましたが,梅雨も明けて一気に夏到来を思わせるこの頃.人に聞くより自分で竿を出して様子を観ることで、少しずつわかってくる所があります。喰ってくる時間帯は、ポイントにもよりますが,私の入ってるポイントでは夜から早朝にかけてで、それを外すと、ことりともしない状況です.これからの季節にそれがどう変化するのか、楽しみつつ狙ってみたいですね。

 夕方に釣り場に到着して、様子を見るも全く魚の気配はなく、厳しい釣りになる予感すらする中で,こんな時こそ丁寧なフィーディングに心がけ、3種類の材料をバランスを考え2日間の釣りと釣れる時間帯を意識しながらゆっくり時間をかけて準備しました.

 竿は2本。


まず喰わせることを念頭に4号の道糸、ネズレに強いフロロカーボン。この湖の鯉は喰ってから急に横走りしたり,方向転換したり,さらに、水の表面近くを泳ぐその早さは、秒速10m以上の早さはあるので、,クイックドラッグが重宝します。

丁寧に準備をしたものの,日曜の朝になってもことりともしない。魚の気配もなく、日曜日が過ぎていきました.日中の午後は全く期待薄なので,この時間帯に夜から翌日の早朝を想定して,再度フィーディングを行う.長旅の疲れから日曜の夜は早く車で休んでしまいました。真夜中の3時に当たりを知らせるバイトアラームの音に起きるものの、暫くして音が止んで、ばれたのか。とりあえず釣り座に行く.道糸を見ていると微かに魚信があるので、竿を持ち少し合わせるとガツンという手応えと同時に左手の岸際でばしゃっという魚が反転する音。その瞬間、すっと軽くなる。岸近くに魚が寄っていて浅場ではよくあるバラシです。大きな魚の反転した音に無念さが心に滲んできます.がっくりです。でも,仕方ないので,もう一度丁寧にキャスティングしてまた車に戻る。

無念さと疲れからぐっすり寝入ってしまっていて、突然のバイトアラームの連続音に眼が覚める.今度は連続音なので、鯉が走ってる様子が伺える。竿の所に行くと,一定のスピードで道糸が出ているわけでなく、不規則に出て行く感じです.先ほどのバラシを思いだして慎重に竿を持つと、一気に左に横走り。ものすごいスピードで目の前を背びれと尾びれで波紋を立てながら走ります.今迄長年鯉釣りをして来ましたが,これ迄経験したことのないような走り方で,本当に鯉なんだろうかと首を傾げながらのやり取りを開始。藻を道糸に引っ掛けながら急旋回を繰り返す度に主導権が奪えない状況です。走っては急に止まり,それを繰り返すこと数回。少しずつ鯉の動きがおとなしくなって、やっと寄せることができました。ドラッグの調整を行う必要があり,クイックドラッグの利点を生かすことで対応できました.

鯉は産卵を終え、元気を取り戻した感じの姿で春の鯉とは姿も異なって、いよいよ夏の鯉釣りになって来たことを実感しました.92cmのよく走る、久しぶりに元気のいい鯉でした.今回はばらした鯉が悔やまれます。




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