リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

夏の野池2

2024年07月25日 | 野池
 さすがにこの暑さで竿を出すのは?、と思われるほどの、この頃ですが、四季折々のCarpfishingを楽しむ身としては、季節感を感じられる釣行の一つです。しかし、炎天下での鯉釣りは無理なので、木陰のある野池での釣行になります。その意味では、この時期に快適に楽しめるフィールドは貴重といえます。山からの冷たい水は20度を下回る冷たさで、あせをふいたり顔を洗ったりするにはこれ以上なく、快適さを自然からもらう感じです。

 しかも先日、念願かなってのメーターを上げたフィールドでもあり、安心して?釣行できるフィールドでもあり、今回は釣友も参加して、久しぶりの1泊二日の釣行でした。一人ではなかなかこの山奥の野池での釣行は気が引けるのですが、二人でも、夜に当たりがあれば、お互いが起こしあって協力しての取り込みになります。
 昼間は自然を満喫できる環境ですが、夜になれば自然の恐ろしさを感じてしまうほどのフィールドです。早朝に待ち合わせ、釣り場に着いたのは、7時前くらいでした。そこから、初めての釣友にポイントの説明をして、釣友の希望にしたがって、先日メーターを上げたポイントに釣友が入り、私は、今回はベイトボートを使って日ごろは投げられない距離のポイントを狙うことにします。




竿のセットが完了したのは8時ころになりましたが、二日前にフィーディングをしておいたので、すぐに当たりが出る可能性もあり、期待に胸が膨らみますが、そうは言ってもいかんせん魚影も薄く、警戒心も強いフィールドなので、期待はするも当たりはなかなか来ません。
 タックルは久しぶりの初期のマッドドラゴン12ft3lbと、いつものトーナメントISO5000QDを、Solarのバンクスティックにセット。バイトアラームは安心のATTX(Gardner)です。丈夫で防水性に長け、電波の届く範囲が長い(700m)のが特徴です。この3点が優れていることが一番大切な気がします。さらに小型軽量が私が長年使っている理由でもあります。
 道糸はフロロカーボン4号300m、針は2号のクロー(Claw)タイプにハリスは35lbのブローバック、錘は25号(3オンス強)にレッドコアラインの代わりに、「よつあみ」のポリラーノット(ポリラートの中芯のあるタイプ)がこのところの私の定番です。

 喰わせ餌は、ユーロカープのブラッドワーム20mmシングルで、寄せ餌はコメ糠とスイートコーンの団子で、食わせ餌と寄せ餌で、動物性と植物性のバランスを考えての結果です。フィーディングボイリーは食わせと同じブラッドワームを5粒から10粒を一つの竿に、半径5m以内に。食わせと同じボイリーを少量で半径5m以内なので、スローイングスティックのキャスティングの正確性が必要です。私はNASHのサイバーショットという今は発売されてないタイプを使っていますが、遠投性とコントロールに長けています。5m以内に5粒程度を食わせと同じボイリーを撒くことで、鯉は安心して喰うことができます。たくさん撒くより、正確なコントロールで、5m以内に撒くことが釣果に結び付きます。たくさん撒くより、少なく撒くのは勇気がいりますが、そこが大切です。始めたばかりの人はたくさん撒きがちですが、経験を積むことで必要な量や撒く範囲はだんだんと身についてくると思います。これを意識するかしないかで釣果は違ってきますが、多くのアングラーは意識がなく、そこに鯉釣りの難しさと釣果の蓋然性があるといえます。まじめな積み重ねでしかなかなか気が付かないところですが、意識して経験を積めばですが、必ず釣果に結び付けると思います。ボイリーの種類やリグの種類に目がくらみ、本質を見失うアングラーや成長が止まったアングラーが多いのも鯉釣り、Carpfishingには多いのも現実で、そこに鯉釣り、Carpfishingの発展を阻害する要因があるとも考えられます。ある意味で、この釣りの特徴と難しさとも言えそうです。


 さて、ここのフィールドは、1日中木陰で過ごせる貴重な釣り場であり、少し釣り座まで担ぎ込みになりますが、バイトアラームも届く範囲でもあり、車でのんびり当たりを待てるので、鯉釣り談議に花を咲かせ、時間だけが過ぎていきます。
 気が付くと夕方になり、期待はしたものの当たりがもらえず、期待外れ感を感じながら早めに車中泊になりました。
 月夜の空の明るさを感じるも、周りの林の暗さの中で、夜の10時に当たりです。当たりがあったらクラクションを鳴らしてお互いを起こそうと約束していたので、車のクラクションを鳴らすと、すぐに釣友も驚くほどの速さで、起きてきて、ヘッドライトを頭に、釣り座に急ぎます。いかんせん暗闇の中で、山の斜面を降りる感じで、途中で足のバランスを失い熊笹の中で転倒しながら、釣り座へ。
 ヘッドライトに照らし出された釣り座の竿を手に、鯉の動きを竿を通して感じながらのやり取り開始ですが、手ごたえから大きさを感じないので、少しがっかりですが、一人釣行では深夜でのやり取りも経験しないので、その意味では貴重な体験です。ヘッドライトに照らし出されて、上がったのは78㎝の鯉でしたが、その場で優しくリリース。
 実は、この前に釣友にも夜の9時ごろに当たりが来て、クラクションを鳴らしたにもかかわらず、私が気が付かなく、彼は一人でやり取り開始したそうで、結果的にばらしてしまう結果になったそうです。枝に引っかかった道糸を外そうとした瞬間にばれたそうで、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。その1時間後の午後10時の当たりだったので、彼はまだ寝ていなくてすぐに対応してくれて、感謝しかありませんでした。
 その後は車で少し一息ついて、クーラーを掛けながら、汗の引くのを待ちながら静かな眠りにつきましたが、その後の夜の当たりはなく、朝を迎えました。
 少し明るさが出てきたかなと思われる早朝の4時半ごろには目が覚め、5時になったら明るさも出てくるので、餌交換して、朝の時合いを待とうかと考えていましたが、そのちょうど五時を時計で確認したときに、バイトアラームの音です。
 早速クラクションを鳴らして釣友を起こし、早朝の静けさを明るさを感じながら、釣り座に急ぎます。今度は足を滑らせないように気を付けて釣り座に来ました。ベイトボートで出した竿の当たりですので、100mほど先での当たりですが、そこから魚が走り出しているので、200m近く道糸だ引き出されている状況です。手に竿を持つと遠くにもかかわらず魚の動きが感じられ、重さも感じられる中で、斜めに魚が走ってい折る感じが伝わって来ます。向かって左に魚が走っていきますが幅が100mほどはある広いワンドであるのでじっくりリールを巻きながらの対応になります。リールで糸を巻きながらも、如何せん距離があるので、横に走られるとなかなか寄せに入れない感じで、100mほどあるワンドの右から左まで走られ、左の山からの岬状の出っ張りの木に道糸が絡みながらの対応になります。じっくり少しづつ木に巻かれないように寄せにかかりますが、暫くして動きが止まって、どうも掛に絡まれた感じです。そこで長靴からウエーダーに履き替え、岸際に沿って木々をくくりながら岬状の出っ張りまで竿を持ちながら50mほど移動します。掛の近くまで移動すると、水に沈んだ2mほどある木の枝に道糸が絡んでいるので、それを外すと魚の手ごたえが復活です。そこからドラッグ調整をしながら、また岸から垂れ下がった木々を掻い潜りながら、50mほどまた元の釣り座まで戻ります。その間、魚の付いた竿をさばきながらやっと釣り座に着くものの、魚はなかなか頭を上げません。しかしここまでくれば主導権はこちらにあり、釣友のアシストもあり、何とかゲットできました。当たりから30分は経過したと思いますが、初めて見る釣友も良型に感動してくれて、満足なやり取りになりました。

何とか90台の良型で、メーターオーバーには期待を持たせてくれたので、次には、とエネルギーをくれた一本でした。

 その後は早速に、朝のうち返しを行い期待しつつ朝食タイムになりました。そして期待しつつもその後は朝の9時過ぎに釣友に当たりがあるものの、すっぽ抜けで、結局午前中で納竿になりましたが、結果的に釣友と合わせて4回の当たりがあり、次回に期待をつなげる釣行になりました。
 最初は2泊を予定していたのですが、さすがにこの季節の2泊は厳しいものもあり、集中力を考え30時間近くの釣行でしたが、当たりももらえたので、満足な釣行になりました。次回は釣友に大型を期待したいと思います。


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