リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

夏の富士五湖 精進湖

2021年07月25日 | 精進湖
 今年も暑い季節になりましたが、コロナ禍の中、東京オリンピックの開幕の中、今年の夏の富士五湖としては、精進湖を選択しました。
 精進湖は今から35年ほど前に親友と鯉釣りに行こうと計画を練った場所でした。そしてその親友が下見をしてくれた場所の一つでした。そのときに参考にした本が
です。この本は当時の名人と呼ばれた山田勲氏の記事が中心で、今でもその分析など少しも色褪せない内容で、貴重な資料として私の本棚に収まっています。おそらくこの本を持っておられる人も少なく、貴重な本と言えるでしょう。この本の精進湖の記事には当時の親友が書き込んだメモが今も残っています。残念ながらその親友は難病のため今から7年ほど前に他界しまして、当時一緒に行けなかったこのフィールドに今回は愛知の釣友のTさんに案内していただき、一緒に竿を並べることになりました。
 私の自宅から精進湖までは、340kmの走行になり、早朝3時40分に出発して伊勢道、東名阪、湾岸から新東名に入り、新富士ICで降りてから、国道139号線で精進湖に到着したのは朝の8時10分で、所要時間4時間30分でした。途中、遠州森町SAでトイレ休憩しましたが、予定通りの到着時刻になりました。
 すでに愛知のTさんは到着されていまして、竿の出せるポイントを選んでいただき、車を横付けしました。
精進湖は周囲約7kmで、最深部でも15mほどですが、山が迫っており、山上湖の雰囲気が漂うフィールドです。溶岩帯があり、より自然な雰囲気が漂う魅力的な湖です。
駐車スペースから湖岸を降りて、湖面まで10mほど降りて、釣り座を構えます。

フィーディングはTさんのボートをお借りして、効率的に行います。
セットが終わって、ゆっくりと朝食タイムです。長旅に疲れもあるのですが、景色の良さに疲れも感じさせない雰囲気と期待感に楽しい鯉釣り談義に入ります。
 夏の日差しもタープのおかげで快適に湖面を眺めながらの時間が過ぎて行きます。11時過ぎにテーブのの上に置いてあるバイトアラームがアタリを知らせます。落ち着いて、「おっ、アタリ!」とTさんの受信機からのアラームにTさんは落ち着きを装いながらも足元に幾ばくかの焦りを感じさせながら、釣り座にダッシュです。私は後ろから後に続きます。湖岸を降りていくTさんの姿が草の合間から消え、「ドボン!」という音とともに、やりとりの開始です精進湖の最初のアタリは元気な綺麗な鯉がその姿をゆっくりと現し、確実にネットイン。大きさは80代後半のいい色の鯉です。さらに連続ヒットを期待しての初日ですが、この後は急な雷雨に見舞われ、急激に気温も下がり、3時過ぎには上着を羽織るほどに気温が下がり、鯉のアタリはその後はなく初日は終わります。
 夜はアタリもなく、静かに2日目を迎えます。私の竿には、早朝3時頃におそらくニゴイかなと思われるアタリを知らせるバイトアラームの音がありましたが、とにかく早朝から2日目の期待を込めて、打ち返しを行います。
 2日目は食わせを変えてポップアップからワフターの仕掛けに変更して、積極的な仕掛けを行います。早朝の精進湖は気持ちのいい湖面を見せてくれて、清々しい気持ちにさせてくれます。ゆっくり朝食の支度をしながらの朝のひと時が過ぎ、8時過ぎにやっと私の竿にアタリです。積極的な仕掛けが功を奏した感じです。


階段に腰を下ろして、ヘラ釣り風の取り込みです。
70代後半の精進湖独特の姿の鯉です。色形とも、前日のTさんの鯉とよく似ていて少し小型にしたような鯉です。
優しくリリースして、次のアタリを期待して打ち返しをします。その後、暑くなってきたので、道路向こうのコンビニでガリガリ君を買ってきて二人で食べて、次の餌交換を行うために釣り座に行くと、先ほど打ち返した竿のリールのラインがほとんど無くなっています。気がつかないうちにアタリがあり、ラインが150m以上引き出され、止まっています。100mほど沖にはカヌー競技用のブイがたくさん浮かんでいてそこに巻かれている感じです。竿を持ちリールを巻くも、確実にブイに巻かれています。想像するに、コンビニに行っている間にアタリがあったようで、その際に、Tさんもタープの場所を離れていて、受信機の音に気がつかなかったと思われます。
 先に紹介した、ボートを使って、Tさんがブイに絡んでいる道糸を解きほぐして頂くも、巻き方が半端でなく、やむなくラインブレイクです。しかし、積極的な仕掛けが功を奏したことに安心します。
 今回は2日目の昼に納竿しての富士五湖(精進湖)でしたが、ポイント選びからの釣りに初めてのポイントでの釣りの楽しみを堪能できました。自分の目でポイントなどを選ぶことからの鯉釣りの楽しみ方は自らの釣りの楽しみ方を維持する上である意味大切なことかもしれません。情報に頼ることのほかに自らの目と感を養う意味でも楽しい今年の夏の富士五湖探索でした。
 昨年は河口湖でしたので、今年は昔の友人の思いを携えての精進湖でした。次は西湖か本栖湖か山中湖か。

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