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リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

師走寒鯉3

2014年12月26日 | 雲出川
昨日買った本をのんびり車中でお茶を飲みながら、頁をめくっていました。
山本義隆の本です。湯川秀樹から将来ノーベル賞を取ると言われ、将来を嘱望され、物理学者を目指していた大学院生のとき、東大紛争で自ら野に下る。
駿台予備学校で物理を教えながらも今に至る迄、ブレること無く物理に拘りながら、あの三部作で、大佛次郎賞を取る等、我々の世代からすると、ある意味ヒーローでもある。
私の数学の恩師は彼の大学院時代の使い走りだったとか言われていましたが、当時の優秀な学生は安定した生活が保障されるからという理由で医学部を目指すのではなく,今と違って、物理や数学に挑戦していくという時代でもありました。
殆どは夢破れることになろうとも。その世代が今のこの時代にノーベル物理学賞を受賞しています。
しかし,今は物理や数学よりも生命科学の方が人気があったりします。「男なら数学、物理へ行け」なんて話せる時代ではない。
こんな気持ちを共有できるのは、我々世代以上の人かな.
そんな彼の文章は、淡々とした表現の中にも、じわりじわりと,こちらの心に響いて来るものがある.

クリスマスも過ぎ,正月準備に取りかかろうという時期ですが、休暇に入っても仕事はしているので,釣り三昧とはいかない現実。
しかし、時間的に束縛は少ないので,自分で時間を見つけては寒鯉を狙います。
地元の河川では、水温が7℃前後で、やはり15時くらいが最高水温になります.
今日は午後から一投だけ、時間は3時間弱の短い釣行です。

午前中、仕事をして。ゆっくり昼食をとり、竿をセットしたのが14時半くらいでしょうか.
この時期は、動きの少ない鯉のピンポイントを狙っての釣りなので,今回は竿も一本です。


15時過ぎから風もやんで、穏やかな天気になってきて、期待をしていました.
教え子からのメールが来て読もうとした瞬間、当たりを知らせるDELKIMの音が目の前で鳴ります。
余裕がある状況で慌てずに既にネットは準備してあるので、ネットを持ちながら釣り座まで歩いていきます。
バイトアラームの音は連続音で止む気配はありません。
近づくとリールのスプールからラインが勢いよく出ています。
カカリもあるので、注意しながら竿を持ちます。
竿に乗った感じで、魚の走る勢いと重さを竿に感じ、ドラッグの強さと竿の弾力と竿の曲がり具合を目と手の感触で確かめながらのやり取り開始です。
この時期の鯉なので走り方はおとなしいのですが、強引なやリとりはせずに,静かに寄せる感じです。
魚はおとなしく寄って来ますが,こんな場合は足下に寄って来てから暴れる可能性が大なので、近くに寄せて来てからは、少しドラッグを緩めてとっさの走りに準備します。
案の定、近くに寄せて来てから、2度、3度と暴れるものの、時間的に10分程でネットイン。
前回よりはサイズアップした88cmで、寒鯉らしく綺麗な黄金色をした鯉です。


喰って来た時間は15時半くらいで、やはり水温が一番高い時間帯でした.
日が暮れる前に納竿して、家路に着きました.
今年中にもう一本をと思いながら竿を出せる日を考えています。

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