まりんの和わーるど

日々の暮らしのなんでもないことを綴ってます。家事や育児について、あとは映画・本などの感想を書いてます。

しゃばけ

2006-12-12 22:21:13 | 映画・本の感想
畠中 恵著。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

なんてこと。
久々にその世界に陶酔できる小説に出会ってしまった。

描かれているキャラクターがとても個性的。

電車に乗っていてもうっかり乗り過ごしてしまうくらい没頭して読んだ。
ほんと、久々に吸引力の高い小説に出会った。
最後まで目が話せなかった。
(なんか、どっかの掃除機みたいな宣伝やなぁ・・・。)

話は、推理もの?になるのかな。
江戸時代のお話で、体の弱いぼんぼんと、妖(あやかし)の兄や(にいや)が中心人物。
体が弱いけど芯の強いぼんぼんと、妖としての力は強いけど、人としての感性はどこかずれている兄や二人の掛け合いが絶妙。

なんだか情景をいろいろ思い描けて、すごく生き生きした本だった。
かなりお勧め。