月下の道標
光と闇が映し出す心象的夜の風景と日常的自然風景






漢字辞典を購入しました。
白川静先生の字書3部作「字通」「字統」「字訓」
図書館所蔵の専門書かというぐらいの内容と重量級の大型本です。
先生が鬼籍の人となりこれほどの専門書の再版の見込みはないので
中古本ですが状態が良く安価に入手できて良かったです。(高価なので購入を諦めていた人は多いはず)

白川先生の古代中国社会と文化の考察と解釈から漢字は自然に対する畏敬の念から生まれたんだなと感じました。
見慣れた漢字も成り立ちを知ると古代文化の起源が見えてきておもしろいです。




立命館大学 白川静記念 東洋文字文化研究所の「白川文字フォント」では現代の書体から古代に使われていた文字に変換することができます。
https://www.ritsumei.ac.jp/features/shirakawashizuka10/deep/
青銅の刀で亀甲や牛骨に切りつけられた甲骨文字は細く直線的。
篆文は現代でも印鑑で馴染みのある装飾的な文字。
印鑑の意義が薄れつつある現代、ハンコ文化がなくなると古代から続いてきた世界的な文明や歴史の繋がりが絶えてしまうかもしれません。


実は我が臼井家の苗字の「臼」ですが、戸籍上では(臼 ウス・キュウ)ではなく、
(𦥑*機種依存文字 すくう・キョク)のほうになっています。
中の横線だけでなくいちばん下の横線も切れています。両手を意味しているようですが、
なぜ(ウス・キュウ)ではなく(すくう・キョク)なのか主人に聞いても「間違えたんじゃないの」だし、
・・・いゃいゃ戸籍間違えんやろ〜。


我が家の疑わしい「ウス」


白川先生の辞典を調べても我が家の苗字のゆえんは謎のままです。
誰かうまく解釈して 笑
















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