まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

お嫁に行けなくなるから

2024年01月20日 12時17分08秒 | 日々雑感
今年の新卒入社、2名を含む数人で食事をした。

もう少し楽しめるかと思ったが、思った以上に波長が合わず

彼らと年が離れているからというよりは

子供の頃から、話の合う人が少ないので

居心地が悪いときは自分の気質の問題と思っている。

大体、自然体で人と接することが苦手なので

(先輩面して話さないようにしないと)とか

(変に迎合してすり寄った会話はみっともない)とか

(若い人はいいわねーみたいな心にも無いこと言いたくない)とか

(会話のノリがおばさんぽいと思われたくないなー)とか

そもそも自分がどう見られるかしか考えていないのだ。

それでもほぼ初対面に近い相手がどんな人間か、多少の興味はあったのだけど。

向こうは無かったみたいで。

自分たちだけが面白い会話で笑い転げ、こちらを置いてけぼりにしていることには気づかない。

こちらの質問には答えるけど、質問はしてこない。

まあ自分も20代の頃は、そんなだったかも・・・と省みる。

年を取るということは、人からの質問が減るということかもなー。

質問されないということは、興味を持たれていないということだよなー。

ああ、わたし面倒くさい奴だなー。

人の車で来たので「用事があるから」と帰ることもできない。

つまらない時間を、そつなくやり過ごすしかない。

修行のような食事会の終盤、あまり野菜が好きではないらしい新卒女子が

「でも、これ食べないとお嫁に行けなさそうだから食べよう」と

なぜか頑張って食べ始めた。

お嫁に行けない・・・

こういうのって地方都市だけじゃないんだ、と驚いた。

だって、その子は都会の出身だから。

それまで同期男子と大学生ノリでふざけ合い、互いに呼び捨てをしていたのに

いきなりお嫁に行けなくなる発言。

今、本当に令和か。

その前からずっと、新卒男子が彼女を「お前」呼びするのを嫌な気持ちで聞いていた。

でもまあ、友人と思えばお前呼びもあるか、それに女子の方も

彼を呼び捨てにしてるから対等か、まあいいやと

修行の身としては、自分を納得させていたのに

いきなり「お嫁に行けなくなる」発言。

22、3歳で?

22、3歳だから?

お嫁に行くのは当然で、お嫁に行けないのは困ったことなの?

結婚するのでは無くお嫁に行くの?

嫁にもらってもらうの?

ああ、平和な家庭で素直に育ったのだなーと。

道理で、皆から可愛がられるはずだよと、

修行僧としては膝を打つしかないのだった。
コメント
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