まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

働く女子!

2011年12月30日 15時19分34秒 | 日々雑感
近所のドラッグストアへ買いものに出かけた。

もちろん激混みである。

年明けから店は開いているが、年内にこれだけは買っておかなければという焦燥感が客を駆り立てる。

アルバイトの女の子が社員の品出しの指示を受けていた。

高校生と思われるその子は「はい、わかりました。ありがとうございました」と元気に答える。

珍しいな。

ここのバイトは男子高校生が多いのだが、どいつもこいつも、もっさりしてちんたらして

「いらっしゃいませ」の一言もない。

思春期特有のかったるさ、やる気のなさを垂れ流しながら仕事をしている。

てきぱき動けば学校で浮くのは分かるが、ここは職場である。

職場ではバイトだろうがなんだろうが、一生懸命働かなくてはいけない。

わたしも高校生の頃からバイトをしていたが、とにかく面白くて仕方なかった。

学校ではぱっとしないわたしだったが、職場では覚えがよいといっては褒められ

仕事が速いといっては褒められた。

怒られた記憶なんかない。

もちろん、若いから可愛がって甘やかしてくれたんである。

それでも働くことは面白いことだと思った。

わたしが、大学へ行かなかった理由は色々あるが、

高校生のときに働く楽しさ、稼ぐ面白さを知ったことも理由のひとつだ。

だから今みたいに大学全入時代だといって、

掛け算もろくすっぽできないような子供を大学に入れようとしている親を見ると

勉強する気がないのなら、手に職のひとつも付けさせて働く喜びを教えてやれよ、と言いたくなる。

こういう無駄な進学のために子供手当てがどうのと言われてもね。

閑話休題。

わたしは、そのハキハキ女子に興味が湧いて彼女の近くに行ってみた。

するめを見るふりをしながら近付くと、すぐに気配に気付き

「いらっしゃいませ!」と言いながら、品出し用の箱が邪魔にならないように片付ける。

(なかなかやるわ)

作業に集中しすぎたり、逆に注意力散漫だったりするとお客さんの邪魔になっても気付かない。

一生懸命品出ししながらも、周りに気を配る・・・

(この子、出来る!)

箱をどけてくれたので、ありがとうとお礼を言うとこちらを向いて満面の笑顔。

エクセレント!

働く女子、ありがとう。

わたしもまた明日から一生懸命働くよ。
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