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マリーのぽわぽわ日記

愛犬マリーと読書・ゲーム・音楽が中心のつれづれ日記

『浮雲』事件 その後

2007-10-04 20:38:52 | 本屋つれづれ日記
さきの『浮雲』事件ですが、翌朝出勤してこわごわメールを見てみるとI先生からメールの返信。

「あははは、そういうことだったんですか。教科書が並んでいるところを見たとき林芙美子の『浮雲』が並んでいたので、誰が使うのかな?と思っていましたが、僕だとは知りませんでした」

というウィットに富んだお答え。

はー。笑い飛ばしてくださってありがとうございます。

「使用するのは17日からなので、10日の講義が終わってから買いに行く学生が多くなると思いますが、5日に入るなら大丈夫でしょう」

とのこと。

I先生には長いことお目にかかっていない。8月以来だ。
店舗には時々いらしているようで、なんだかほかの人からはちらほらと目撃証言が出ているのに、私はお会いできていない。
ばたばたしているからかな。

秋が深まる頃にはI先生×W先生の鬼教師対談イベントをやりたいなー。
すごく混みそう。盛り上がりそう。
W先生の新刊『社会学入門一歩前』(NTT出版)は出てすぐ買ったけど、
いま15%オフセールやってる。こんなことならもう少し後に買うんだった。


ミスしました

2007-10-02 03:13:00 | 本屋つれづれ日記
採用品の注文でミスしました。
しかもお世話になりっぱなしの教育学部のI先生の授業。

新潮文庫の『浮雲』をご指定でした。
4月当初新潮文庫で『浮雲』を検索すると、林芙美子のものと二葉亭四迷のものが
出てきますが、二葉亭四迷のものは改版中らしく、「ご注文いただけません」が出ていました。

I先生が入手できない本をご指定になるとは思えなかったので、迷わず林芙美子の方を入力し、後期になって使用する段になっても、私も上司も疑問に思いませんでした。

ところが今日!!!学生さんから
「二葉亭四迷の『浮雲』はないですか?シラバスにはそっちが指定されてるんですが」

とのご指摘。
慌ててシラバスシステムを検索すると、た、確かに「二葉亭四迷の『浮雲』」って出てる!!

わあ!大変。

学生さんに訳を話して回収し、売れた数を確認し(3冊だった)、二葉亭四迷の方のをかき集めました。
しかし、王子に在庫なし、本やタウン在庫1、M文図書(取次)在庫2、で、とても最初に発注した50には遠く及びません。
講義は水曜日。今日は月曜日。どう考えたって間に合いません。
版元に電話をすると、受注センターはいつものごとく繋がらず、仕方なく営業さんのコネで採用センターへ廻してもらい、発注だけはできたが、いかんせん間に合わない。

「先生にお詫びのメール入れといたほうがいいですよね」
「いれといて」
「……」

あんなに早く、春から指定してくださったのに、まともに用意できないなんて。
平謝りのメールを送りましたが、帰るまでにレスはなし。

ところで、春は「ご注文いただけません」だった二葉亭四迷だが、いまは林芙美子のほうが「ご注文いただけません」になっている。しかし、採用分としては潤沢に入ってきた。版元在庫の目安には絶対しないことにしよう。新刊以外は。

ああ…。明日、メール見るのが怖い。

しかし、いいわけを一つしたい。教育学部はシラバスが春の段階ではもらえなかったので、指示書を見るしかないこと。指示書には著者名、ISBNは記名されてなかったことがこの結果の要因でもあった。
でも、1番悪いのは、同名、同版元のものがあるのに、確認とらなかった私だ!

くううん。

首相退陣!?

2007-09-13 00:46:43 | 本屋つれづれ日記
昼過ぎに伝票整理をしていたら、○販から電話があり、「安倍首相退陣だよ。関連本集めるなら早くしてね!」とわざわざ連絡がありました。

「えー!!」

びっくりしてWebで調べたら、記者会見こそまだしていなかったけど、表明していた。

ひょえー。まだ1年たってないのに。

私の脳裏には『なぜ若者は三年でやめるのか』が浮かび、それから麻生さんの『とてつもない日本』『美しい国へ』を並べたらどうかな。皮肉も込めて。
と思った。

人文担当は(政治込み)あわてて○販に在庫確保を電話し、どうやらいくらか確保できたらしい。ああ、先週紀伊国屋に行った時には山積みだったよ、と大手書店との違いを感じさせられました。

帰りにすごーく久しぶりに日経の夕刊買いました。50円なんですね。夕刊だと安いわ。

セミナー…2

2007-09-12 01:10:07 | 本屋つれづれ日記
2度と行かないとか言っておきながら、結局また今月渋谷に行くことに。
今度はPOSデータの活用法。
もう使っているけれど、使いこなしてはいないので、新しい目からうろこの
方法があるのならぜひ知りたい。

今日は仕事はゆるゆるやる日。
明日は少し気合いれないと間に合わない。

今週末がパート面接だから、それまでに下期の素案を考えて書いておかないと。

セミナー…

2007-09-10 18:46:08 | 本屋つれづれ日記
台風の中、書籍セミナーなるものに遠路はるばるいってきました。
まあ、全国規模の集まりなので、私なんか近いほうだと思います。

他店のパートさんは「私は週に3日出勤で、みんなに助けてもらいながらやってます。コミックスの発注は息子にチェックしてもらってます」
なんてほのぼのしたこと言ってくれて、ちょっとどうよ、と思いました。それはそれでいいのでしょうが、なんだか出発点からしてあまりにも違いすぎる。

うちなんか、誰も助けてくれないよ。夏休みとれなかったから1日休みたいって言ったら「じゃあ、有給の日の分は品だししておかないから、出てきたらやってね」だって。それもどうよ。

助け合ってやれるっていうのは助けられるだけの余裕があるのか。
それとも余裕が無いからこそ結束してやってけるのか。
うちはちゃっかり者がうまく得する店なので、まじめな人間は損。
着任したばかりの店長もそのうち内情がわかってくるだろう。

つか、仕事多すぎ!ほかにも暇な人いるじゃん。まわそうよ。
レジの子なんか雑誌読んでたよ。それってどうなのよ。注意しろよ。
暇なら暇って自己申告しろよ。

それよりセミナー。疲れた。自分の発表は一番最後だったので、それまでは人の話を聞いて、最後に発表って疲れるな。
懇親会に出ようよと言われたけど、なんだか我慢のギリギリ感がたまらなかったので帰ってきた。あんまり得るものは無かった。
セミナーとかもう絶対行かないことにしよう。3日分くらい疲れた。
疲れた顔と疲れてない顔の使い分けに疲れた。

最後の感想文をいつ出したらいいのかわからなかったので直接家からFAXしてしまった。とどけばいいでしょう。

読書の日々2

2007-09-05 22:36:50 | 本屋つれづれ日記
光文社文庫の『新訳 カラマーゾフの兄弟』をセットで買ってしまった!
この光文社文庫の新訳シリーズは売れ続けていて、もう一定の支持を得たと言ってもいいだろう。もっと大々的に取り扱ってもいいような気がする。

訳が新しくなるものが増えてきている。村上春樹にしても、星の王子さまにしても。それに、訳ではないが、今年は新潮文庫の100冊の『人間失格』が低調だったそうだ。というのも集英社文庫が表紙を人気漫画家の小畑健に描いてもらい、『人間失格』と『デスノート』のイメージをうまーくリンクさせて、そっちに軍配があがったらしいのだ。あとは蒼井優ちゃんの表紙で漱石のや宮沢賢治、武者小路実篤などの名作が瑞々しく蘇って、若い人の読者をGETできたらしい。

古いものを見直し、あたらしい側面を見つけ出して売る、そういう過渡期に入ったのかもしれない。

明日から

2007-08-06 23:35:36 | 本屋つれづれ日記
痛手を抱えたまま、明日から出張。今年は箱根へ。
1泊だけどね。

1泊といえども、雑誌担当になると、気になってしょうがない。
誰が、あの雑誌を付録付けて出してくれるんだろう?頭は使わないが、
量があるときはけっこうな時間が割かれるぞ。
それにコミックス。いちいちカバーかけるのはなかなか面倒だぞ。

発注中の石原先生の本も多分届く。あれは新書のコーナーに行って
しまいそうだけど……。企画コーナーにいち早く置いてくれー。

それに教育の返品。どうするんだ。間に合わないぞ。
今日は数くらい数えたかったが、変動期の雑誌の数を入れていたら定時に。
残業しても終わらず、あきらめた。

担当が変わってしまった!

2007-06-19 00:12:01 | 本屋つれづれ日記
約2年間文芸書を担当してきたが、それは引き続き担当しながら、雑誌も担当することになった。

最初は覚えることだらけで、先週は肉体的精神的にも馴れずに疲れたが、ルーチンを覚えてくると、新しい仕事は新鮮なこともあって、気分も新たになり、それなりに楽しい。
売り上げさえ気にしなければ(気にしなくていいと言われている)チャレンジできるんだし、何か面白い企画を考えようと思っている。

雑誌はいままであんまり読まない方だったが、そうも言っていられない。
雑誌を買う人の心理を理解するためにも、好きな雑誌の1つくらい作ってみようと思う。
とりあえずよく読むのは…『MORE』かな。美容院でただ読みだったけど。
あと、経済書担当だったときに『日経アソシエ』を読んでいた。これは面白かった。
でも本当に好きな雑誌は『英国特集』というイギリスの習慣や風景を載せた雑誌。高いけど、いつも入ってくると買ってしまう。

普通のファッション雑誌は広告が半分を占めている。「痩せる!」の広告を減らしたらあと10ページは薄くなるんじゃないか。

芥川賞&直木賞

2007-01-16 22:12:32 | 本屋つれづれ日記
風邪ひいて、仕事を休んでおります、ゴホゴホ。

しかし、それでも選考会は行われるわけでして、私もテレビや携帯でチェックしていました。食事中に芥川賞は発表になりまして、私の予想的中!(明日のランチはY美さんのおごり?!)で青山七恵さんに決まり。

この人が文藝賞でデビューしたとき、とてもよさげな本だったので、売れるだろう、と密かに応援していたのです。でも店舗では全然売れなくて、自分の目利き度に失望した覚えがあります。

が、今回、ちゃんと受賞してくれました。嬉しいです。
デビュー作の「窓の灯」も発注済みだし、ほっとしてます。

ところが、いつも品物確保に苦労する直木賞は「該当作品なし」!?
これで出版業界はまたしても活気を欠く状況になってしまいました。
直木賞は売れるのに…。
北村先生、早大出身だからかなり頼んじゃったよ。

仕事できる人?

2006-12-11 22:38:29 | 本屋つれづれ日記
「○○さんって仕事できる人?」
って誰かに聞かれたとき、私は「できる人」には
入らないと思う。
それは、人が発するオーラみたいなもので、
がんばって努力しても「仕事できるオーラ」が
自然に出ている人にはなれないと思う。

でもがっかりしているわけじゃないんですよ。
職場っていろんな人がいて面白いでしょ。
できる人はもちろん大切だし、かっこいいけど
その他、楽しい人、正確な人、休まない人、
優しい人、真面目な人、アイディアのある人。
仕事はいまいちだけど、盛り上げ役とか。

私はけっこういろんな人とフラットに付き合えるかな
と思ってます。
だから、仕事できる人じゃなくてもいいや。
職場に友達が多い人、ってことで。