ネコときどき彼 *No cats No life*

ネコと私とベルギー人の彼の楽しい毎日

クロードと私の10年

2014-04-24 | 日記


2014年 4月 22日 午前9時20分

最長齢の愛猫 クロードと 私の10年が 幕を閉じました



後ろにいるのが外ぐらしの頃から、いつもクロードの後をついてきた 同い年のチャオ
最後に クロードに顔を寄せ、やさしくなめてあげていました
あれは

「 にいちゃん、よくがんばったね 」

と言いたかったのだと思います
命がある間に、仲間と別れができたのは、本当に良かった

クロードは のらねこです
我が家のゴミ袋が、何度も破られていることに気づき、夜中に見張りをしていたら、チャオとふたりでやってきました
急いで 缶詰を出すと、3人分ずつ ガツガツと平らげ、逃げるように去って行った



翌朝、玄関の扉を開けたら
クロード、ドナルド ( 中央 / 黒長毛 )、チャオの3頭が、並んで待っていました
仲間を連れて来たのです
その日から、私は彼らに名前を付け、毎日毎晩、それこそ 100回以上 名前を呼んで 保護に向けて準備を始めました

のら生まれの のら育ち、こんなネコを 捕獲機で無理やり保護しても、ケージに入れておくしかなく、保護の意味がない…と 私は思っています
保護するなら、2度と外には出さない。
屋内でストレスなく 暮らせるようにするには、まず、人間=私を信じてもらわなければ。
それから およそ2年間、さまざまな紆余曲折を経て、一頭ずつ 保護して来ました

クロードは ドナルドやチャオが保護され、我が家のリビングにいるのを ガラス越しに見た翌日、玄関脇に置いてあったキャリーに 自分から入って、私を待っていました



クロードは 保護した時には既にエイズキャリアでした
主治医と相談し、外で一緒にいたチャオ、ドナルドとは 部屋を同じにして 飼うことになりました
エイズキャリアとは言え、さしたる大病もせずにきたクロードの異変に気がついたのは、今年の1月半ばです



7歳で出会い、我が家に入れてから10年間、クロードとの思い出は、楽しいものしかありません



亡くなる前夜まで、大好きなシーバのスープをシリンジで飲み、眠るように静かに旅立てたことは、なにものにも代え難い ありがたさです



ネコの二十歳は、人間ならば100歳ほどの長寿だとわかっていても、大往生だったなんて 人に言われたくありません
もっともっと、一緒にいたかった
のらねこ時代の過酷な10年以上に、幸せな日々を過ごしてほしかった



こんなふうに、なかよしとくっついて お昼寝する姿が、もう見られないのかと思うと、とても寂しい…



くろちゃん、あなたのくれた10年は、本当に宝物です
信じてくれてありがとう
うちの子になってくれて ありがとう
今はまだ、あなたのいた部屋に 姿が見えないことに耐えられず、扉を開ける勇気がありません



泣くなよ、ママ
すぐにもどってくるからね





ねこのきもち