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酸素室を借りました
ハムスターなど小動物用サイズから、大型犬用サイズまで 網羅するケージに クリアカバーが付いている 酸素テントです
クロードには、迷わず最大サイズを選びました
もしかしたら、トイレを入れる日が来る…そんな奇跡を信じたいから
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20年ほど前、愛犬用に借りたものは 酸素ボンベ使用のタイプで、すぐにボンベ取り替えをしなくてはならないばかりか、火災の危険も高いものでした
これは、空気中の酸素だけを抽出し、かつ、精製水をスチームに替えて テント内の湿度を 50度前後に保てるタイプ
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テント内温度と湿度を示しています
試しに 顔を突っ込んでみたところ、確かにさわやかな空間でした
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不治の病が進み、終末医療をどうするかは 人それぞれ。
私自身は 無意味な延命はしない。
エイズキャリアにして、末期がん。
白血病をも発症した 20歳のクロードは、人間ならば 90歳。
きびしい治療など、最初からやめていました
血液濃度の低下が どんどん進み、2回の輸血がもたらしたものは、再び ドライフードを食べられ、仲間のネコたちと 毛づくろいし合う時間です
いつもなら 私の呼びかけに キャリーに入ってくれるクロードが、5日前から ベッドの下から出て来なくなりました
私は 病状が進むにつれて、本人が行きたい、生きたいという意思がある限りは 獣医に連れて行きます
が、無理やり 引きずり出してまで 連れて行きたくはありません
クロードの治療は、抗がん剤を使わない 対処療法です
インターフェロン、抗生剤、ステロイド、皮下点滴といった、極めてスタンダードなものばかり
ここに 静脈からの栄養点滴をお願いしました
口内炎から スープしか飲めないクロードに、少しでも栄養を…という気持ちです
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7キロ近かった体重は、この3ヶ月で4キロにまで落ちました
が、そこからは 増えたり減ったりを繰り返して 安定しています
愛猫ロビンからの輸血を受けた後、私がベルギーに行っている間は、主治医にステイ
酸素濃度や湿度が管理された ICUで、クロードはドライフードを食べるまでに回復し、私を待っていてくれました
一昨日、ぴくママ / アンディくんから 輸血を受け、10%を切った血液濃度が、予想 ( 13%ほど ) を大きく上回る、22%にまで上がったのです
しかし
クロードの腎不全は 取り返しのつかない病状になっていました
私はもう、積極的な治療をやめ、これまで以上に クロードが、少しでも穏やかに過ごせるようにしたいと思いました
この 拙いブログを読んでくださっているみなさん
みなさんのところにも 大切な 「 さんかくお耳のこどもたち 」がいることでしょう
この呼び方を教えてくださった 茨城県在住の ボンボンくんママは、私以上に愛猫家であるだけでなく、よその子にも同じような あたたかい思いやりをお持ちです
残された時間が どれほどかはわかりません
苦しむことなく、楽しい思い出だけを胸に クロードが旅立てるよう、私はどんなことでもしてあげたい
過酷な外暮らしで苦労したクロードに、楽しいことばかりある明日をあげたいと願わずにいられません