我利我利のAIG

2009-03-18 23:37:25 | Weblog
倒産寸前のAIGを救おうと、国の税金何十兆円を投入して、危機を救ってもらったにもかかわらず、役員が150億円ものボーナスを受け取っていたことで、オバマが怒りましたね。
結局、自分が得を知れば、国がどうなろうと、会社がどうなろうと一向にかまわぬ、という根性です。
日本も同じ。民間の贈賄、議員の収賄も、自分の儲けのために他なりません。
芥川は、「蜘蛛の糸」で、自分さえ助かれば、他の罪人は、血の池地獄に堕ちても、かまわない、という我利我利の心を自分に照らして、人間の限界に苦しみ、毒をあおって、死んでいます。
人間の心って、恐ろしいなあ、と思いませんか。