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ウィ~メンず! ★バーテンダーブログ★

カウンターから愛をこめて。アラサー女子バーテンダー奮闘日記。

Senaka

2009-07-16 | バー
バーカウンターで、背中で語る。


日常背筋はシャンと伸ばし、さっそうと街を歩くビジネスマンも、
バーのカウンターではちょっと猫背なくらいがいい。

あくまで警戒心を残しつつ、
ゆっくりタバコの煙を吐き出し
お気に入りの酒を舐める。

それ以上でもなく、
それ以下でもない。

そんなオトコ達の
愛すべき背中。




SUMMER

2009-07-14 | バー
ここ何年も
海に行ってないなぁ~。

ビーチで飲むお酒って、
なんであんなに美味しいんでしょうか。
(ぬるくなるの早いけど)

どこか南の島で、
椰子の木でこしらえたスタンドバーに腰を下ろし、
海を眺めながら一日中ジントニック!


・・・現実逃避って楽しいですね

おしぼりアート

2009-07-13 | バー
私が小学生の頃、ハンカチを折ってブラジャー作るのが
一時流行しました。
男子が面白半分で自分の胸のところにあてがってましたね~。

ハンカチではなく、前回から引き続きおしぼりネタなんですが、
たまーにカウンターでオシボリを折っている方を見かけます。

私なんかオシボリは毎日巻くばっかりでしたので、
折り方とか全然知らないのですが、

バナナ!これはお馴染みでした。
タオルやハンカチで作っては、無邪気にほおばっていたあの頃・・・

ペンギンは知っていましたが、クラゲやヒヨコなんかもあるんですね~。


ある日、常連の女性客の方がオシボリで一生懸命なにかを作っています。
「何作ってるんですか?」のぞき込むワタシ。
「うふふ~。」なんだか気になる含み笑い。





30過ぎてても、羞恥心がこれ以上にリアルに描かせませんでした。


男性にやられたらドン引きなんでしょうけどね。
若くてカワイイむすめさんなので大目に見ます。


オシボリアートで検索すると、色んなのがあるんですね!
う~ん、感心。


(ちなみに「オシボリチ○コ」も検索すると詳細な作り方が図解してありました。)


・・・宴会芸にどうでしょう?
  

 どうなのよ?

ツメシボ?アツシボ?シボシボ~

2009-07-11 | バー
ジメジメと、いやーな汗がにじむこの季節、

飲食店で出されるおしぼりで、
手、顔、首、耳の後ろ・・・
くまなく拭き上げたくなりませんか?

こんにちわ、おねぃです。

今日のタイトル、一部雀荘などでは
冷たいおしぼりをツメシボ、温かいのをアツシボと呼ぶそうな。
へーへーへー!知らなんだ。(ウィキペディア参照。)

大多数の飲食店では、おしぼり業者を利用していると思います。
(氷屋さんが兼務してることも多い。)
薄い袋に丸めて入っているのはおなじみですよね。
定期的に決まった数だけ配達して、使用後のを回収してくれるシステム。

あまたある多種多様なお店を巡るオシボリ君たち。
繰り返し使う衛生上、当然しっかりとした消毒、洗浄が必要です。
それゆえに、業者から届くものはそのままだとまだキツイ洗浄剤や消毒液が
生地に残っていたりするんですね。(あとタマに洗い残しも

なので一度ほどいて洗い直し、再び丸める。といった作業が発生するんです。
(そのまま出すお店もありますが。)

私のいたお店では業者は使わず自前のオシボリを出していましたので、
当然ですが全工程、自分たちの手で行う事になります。

毎日の作業の中でも、一番地味で面倒なこのオシボリ洗い。
いったん消毒を終えたら、あとは洗剤をはったバケツの中で
ひたすらウォッシュウォッシュ。


お湯で洗うとすぐに手が荒れるので、冬場でも冷たい水で洗います。
気分はもう小林綾子・・・じゃなくておしんね。

(あの頃は泉ピン子も若かった・・・)


ちなみに真夏でもアツシボ派な私は、お店でも当然温めて出します。
オシボリウォーマーなる機械に詰め込んでおくわけですが、
中は超!高温多湿。そう、気をつけないとすぐに雑菌が大繁殖!
オシボリ洗いに手抜きは許されないのです。


ぁあ、だからお願いお客さん、オシボリで鼻をかまないで~




実話です。


バーでよくあるのがミントやレモングラスといったハーブ系の香りですかね。
仕上げのお水の中に少量加えて絞ったり、スプレーしたりと様々です。
ウチの香りはなかなか見破られなかったですよ。
どこにでも売ってるメジャーな柔軟剤なんですけどね。ふふふ。
ただ、あまり香りがキツいと飲み物や食べ物に影響するので、
あくまでほんのりですが。


オシボリひとつとっても、
色、香り、厚みetc・・・
お店によって結構こだわりがあったりして。


大切なゲストの手に直接触れるものだからこそ、
地味だけどちゃんとしたい。


オシボリにはそんな思いもこもっていたりするのでした






それはちょっと・・・

2009-07-06 | バー
ニュースでもボチボチ夏休みの話題が出始めましたが、
とりあえず早く梅雨明けてくんないですかね~。

こんにちわ、おねぃです。

本日のテーマ
「それはちょっと・・・」

バーには日々、色々なゲストの方がやってきます。
老若男女、紳士淑女、十人十色。
私たちバーテンダーはプロとして、
いつなんどきでも失礼のないおもてなしを心がけています。

しかし時には、
思わず嘆息を漏らす夜もあるのでございます・・・





ようこそいらっしゃいませ。
次はゲストのご来店人数の確認です。

ところが・・・

私たちをまったくスルーして、空いている席に一目散です。



トニ・ジンって何だ?


出しますけどね、ジン・トニック。



私たちが普段何気なくやっているようで、実は結構気を使うのが席の配置。
予約の有無や、先に座っているゲストのタイプ等々、
瞬時に判断して席にご案内します。

なのでお店に入ってたとえ空席があったとしても、
自己判断しないほうがベター。
お好きなお席にどうぞ、と言われればもちろん遠慮なく。

そんなコミュニケーションひとつで、
バーでの時間がちょっと素敵なものになる。

ごく稀に、
「なに突っ立ってんの?勝手に座ればいいじゃん。」
的な態度で一べつされるお店がありますが、
そういうお店はそれなりだと思った方がいいと思います。

お客様に快適に過ごしてもらえるように、見えないところでも気を配るのが
我々バーテンダーのお仕事なのですから。







はげみになります!

おっ・・・!

2009-07-02 | バー
7月に入りましたねー。
大好きな蚊取り線香を焚き過ぎたせいか、
マンションの共有部分まで「ニッポンの夏、キ○チョーの夏」です。
こんばんわ、おねぃです。クローゼットが薫香~!


私が仕事中に思わず
あーあ・・・となる、それはこんなシュチュエーション。

おもむろに店内に入ってくる男性。
後から入ってくる連れの女性のために扉を開けておくなんて思いもしない様子で、
ズカズカ先に進みドカッと椅子に座る。
一人で眺めていたメニューをカウンターの上に放り投げ、
やっと隣に着席した女性に向かって、
「便所行ってくるから、頼んどいて。オレ水割りね。」
と言い放つ、そんな男性。

ちょいちょい見かける光景です。
残念な感じです。

逆に「おっ・・・」
と思うシュチュエーション。
入り口では女性を先に通し、着席のときは女性がスムーズに座れるように
スッと椅子を引きサポート。
「一杯目は軽めにしておく?柑橘系がいいかな。」
女性の意思を尊重しつつも、さりげない誘導。
「彼女にはミモザを、僕はウィスキーを水割りで。」

ん~ ザッツ スマート。


先の例を「日本男児的オトコらしさ」と「三歩下がって従順なオンナ」
と捉えることもまぁ出来ますかねぇ・・・

後の例は、欧米の方ならいとも簡単にやってのけるのですが、
日本の男性に関してはナカナカお目にかかれません。
ちょっとキザ?
シャイな日本の男性には、
気恥ずかしい行為なのかしら・・・

なんでもかんでもジェントルメン化する必要はないけど、
椅子くらいは引いてあげましょうよ男性諸君
(お店の人が引いてくれる場合もありますが。)

これくらいやってもバーだと何となくサマになる。
むしろこんな場所でくらい、
大手を振って紳士を気取ってしまえ。



ちなみにこないだ私が知人の男性とバーに行った時、
やられたんですよ、この椅子引きを! 

           


         
慣れない事されて思わず固まってしまいました。


こーゆー女にはより効果的かも(笑)







みてくださって

ありがとうございます

足元は大事です。

2009-06-30 | バー
今日で6月も最後です。
一年も半分終わっちゃいました。早い早い!

こんにちわ、おねぃです。

ムシムシと湿度の高い日が続き不愉快指数ですね。

しかし春夏秋冬問わずムシムシしている場所・・・
そう、それは革靴の中!

平均して10時間以上は履き続けるのが当たり前。
どんなイケメンバーテンダーでも靴中事情はたいがい悲惨です。

私も仕事中は革靴なので、フットケアの大変さは日々痛感。

対策としては、
●インソールを工夫(脱臭機能付とか抗菌とか)
●マメに乾燥(コーヒーの出がらしを利用したり)
●靴そのものをローテーション

それでも不愉快だったので、
仕込み中は健康サンダルを愛用していました。
(ゲストのお見送りがなければ、営業中も履いていたいくらい。)

そんなある日、いつものように仕舞い作業をしていた時の事。
うっかり手元からぺティナイフを落としてしまい、
       「あぁっ

・・・・・見事に足の〈薬指小指間〉にくったたっておりました。

何もよりによってソコに落ちなくても!





シューズの中の仁義無き闘いは続く・・・





はげみになります!

イイ女

2009-06-29 | バー
「バーに一人で来る女性っているんですか?」



たまにこう尋ねられます。
聞くのはたいがい女性です。

「えぇ、いらっしゃいますよ。」

「へー、すごーい。私でも大丈夫かなー。」

こんな言葉が返ってくるということは、
世の女性たちにとってはまだまだ「フラッと一人で立ち寄る」
という場所でもないのでしょうか。

いいと思うんですけどねー
そんなに気後れしなくても。

でも確かにこの仕事を始めるまでは、
私もバーという空間に、構えていた時代もありました。


「バーのカウンターに一人たたずむ女。」


何も考えずにボーっとしていても、
どこか物憂げに見える、そんなマジック。

「イイ女」をより引き立たせる
そんな時間と空間作りが出来ればなー、と
日々思っている私・・・。








はげみになります!




ロック神話

2009-06-27 | バー
梅雨も明けないというのに、暑いですね!
ビールとかジントニックとかハイボールばっかり飲んでるとバテますよ注意報。
↑全部大好物です。こんにちわ、おねぃです。


本日は「ウィスキーの飲み方」について少々・・・


ひと昔前までは「オジサンの飲み物」だったウィスキー。
昨今はシングルモルトブームもあってか、若者や女性たちの間でも随分
認知度がしてきたのではないでしょうか?

ウィスキーの飲み方はコレ!という決まりはもちろんありません。
あくまで自由、お好みに合わせて。が大原則なのですが、

中にはかたくなにある神話を信じる方も・・・


「ウィスキーといえばロックだろ?」






色々試したいのは分かりますが、まぁ落ち着いて


こんなノリのビジネスマン御一行が来店されると・・・



ハイきたー!

皆さん次から次へと目新しいウィスキーをロックでオーダー。




当然ですが「おかわり」でない限り、氷は一回使い捨て。

ロック用の丸氷がオニのように消費されてゆきます。
(イヤ、いいんですよ丸氷作るの好きだし。)




そして私はひそかに彼らをこう呼ぶ・・・
「ロックマン」と。


「こっちは金払ってんだ、どう飲もうが勝手だろ!」
うーん、おっしゃるとおり。


確かにロックもいいんですが、
たまには違ったアプローチしてみませんか?


特に初めて飲む銘柄なら、是非一度ストレートで!
(専用のグラスもあります。)

まずは眉根にシワを寄せ、斜め45度の方向を見つつ香りをかぎましょう。
次にグラスに2~3滴の水を加え、通っぽくまわします。
そして口に少し含みうつむき加減に目を閉じて味わいながら
鼻から息をフヌーーーと出す。
ほーら、気分はもうウィスキープロフェッショナル


カウンターの美女からは、
「あの人、ホンモノだわ!素敵


・・・と熱視線を浴びせられるかどうかは保障しませんが。



単純に、ロックに向かないウィスキーというのも実はあるんですね。
(加水することにより苦味やエグ味といったイヤな部分が前に出てくる)

あとはソーダで割って飲むと美味しいものや、1対1の水割り、
ミストスタイル(クラッシュアイスで飲む)etc・・・

そのウィスキーの持つスペックを生かす方法を知っているバーテンダーさんなら、
きっと色々な飲み方を提案してくれるハズ。







今日からあなたも脱ロックマン、いかがでしょ。



個人的には
ロックで飲むならワイルドターキーかな。
ホロ苦い青春の味・・・フフッ




おつきあいいただきまして

ありがとうございます!


お仕事編   お気遣い無く。

2009-06-25 | バー
雨上がりに、神社の境内で写メをパシャパシャ撮ってたら、
あっという間に10箇所くらい蚊に刺されました。
ムギーッ! カユイー!
こんにちわ、おねぃです。



前回から引っぱって、「手」のハナシを少々。


基本的に仕込みは営業前かバックルームなんですが、
たまにゲストの目の届く所で氷を割ることがあります。

そんな時のヒトコマ・・・↓



























                               思わず出る心の声
             

               










                          は、封印しときます。





時には女性のゲストから、
「女の子が体冷やしちゃダメよ!そんな事は男どもにやらせなさい!」
なんて温かいお言葉を頂戴したりと・・・(^-^);

冬場は締まりすぎた氷が手にくっついちゃって、知らないうちに凍傷様になったりしますが、
もう慣れちゃいました。
料理人の手が熱さに耐性を持つように、バーテンダーもシモヤケに強くなる??





私の手のひら、厚いですよー皮が。



あっ、ツラの皮といっしょだーーー







よろしかったら ポチ おねがいします。