井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

丸岡いずみさんのこと

2018年01月23日 | 日記

私が「バンキシャ!」という日本テレビ系列の報道番組に、コメンテーターとして
出始めた時の現場プロデューサーが、丸岡いずみさんでどこを気に入って
くださったのか、ひんぱんに声をかけてくださり出演が繁く続いた時期がある。

その丸岡さんが、うつ病を患ったり流産に悩まれたりで、最終的に
代理母の道を選ばれたようだ。

会えばきっぱりした性格の方で、スタッフと一緒に飲みに繰り出し、
カラオケで丸岡さんは椅子に立ち上がって、腕を振りながら熱唱、当時
は私の住まいに隣接していたリッツカールトンのラウンジで更に
飲み呆け、その流れで私の住まいにスタッフともどもいらして、
また飲んで人数分の寝床などあろうわけもなく、床にごろごろ
寝ていただいた。

というごときことを思い出しながら、「人の心の闇」を思う。

手がけているドラマもそれぞれの人物が心を翳(かげ)らせる何かを抱えているけれど、
しかしながら、私の知る限りにおいて心が晴朗で一点の曇りも無いという人は
いない。皆大なり小なり、傷を負い闇を抱えて表向き笑いながら一生懸命、生きている。

苦しみがあるから、心が磨かれるのだけれど・・・・・
闇のほうにばかり意識をアクセスしていると、病んで来るので
シャワーをあびるように、心も洗い流す必要がある。

それが私が提唱する太陽拝であり、瞑想であり・・・・家事を随神(かんながら)の道にしてしまうことであり・・・・「ありがとう」という言葉をマントラに繰り返すことであり・・・・

瞑想は電車の中でもパソコンの前でもやれる。意識を上・・・・神でも、なんでもSOMETHIG GREATでも
いい、つないで、更に地球のほうにも意識をおろしその天地を貫くまっすぐな意識を感じつつ、
深い静かな呼吸を繰り返す・・・・・これだけのことで、車の来ないところなら歩行瞑想も出来る。

代理母出産には、倫理的見地から反対もあるのだろうがそれほどまでに欲しい子供であったなら
高齢で2度の流産を繰り返した丸岡さんご夫婦には、どれほど喜ばしいか、とまずは
お祝いを申し上げたい。以前産婦人科医のドラマを書いたことがあり、不妊治療の苦しみの一端は
知っている。甥夫婦に男の子が授かり、スマホの画面を見ては喜んでいる
身なので、なおさらお子の健やかなる成長を願う。

 

誤変換他、後ほど。

 


11 コメント

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倫理の境 (チッチョ)
2018-01-23 23:13:46
代理出産も年齢的な限界があるので(遺伝子的にもご夫婦の実子として)最後のチャンスと思われたのでしょう。育てていくことも考えれば尚更。
このように、どうしても子供が欲しい方たちは渡航してまで行われるのですから、そろそろ日本でも丸岡さんのようなケースは許されてもいいのでは・・・代理母の安全面などしっかりしたガイドラインは必要でしょうが。
と、この話題で思い出してしまうのが、野田聖子議員です。
彼女の場合は自分とは遺伝子的に何の関係もない受精卵で妊娠し、高齢を押して出産されました。理性のかけらもないエゴ丸出しの行動に「この人は政治家としても不適格だ」と思いました。公人でありながら禁を破ったのですから、この出産を機に引退されるとばかり・・・それが今では総裁選に虎視眈々w
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チッチョさん (井沢満)
2018-01-23 23:35:56
野田さんはまあ・・・・ねえ・・・・・


安倍さんの上手な人事だったと思います、総裁選を睨んだ上での。票割り狙いではないかなあと、見ていますが。
二階さんの重用も作戦でしょう・・・・・。
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Unknown (ソマリ)
2018-01-24 10:45:01
話題からは外れますが、安倍総理がオリンピック開会式参加だそうです。
朝から脱力・・
もう日本は自立した国家になどなれないのじゃないでしょうか。
約束を反故にされ反日に励まれ、それでも総理は国内の獅子身中の虫達の思い通りに動かされ。
もうがっかりを通り越してしまいます、皇室にも相撲にも神社にも政府にも。
韓国も日本国旗、天皇や安倍総理の写真等燃やそうが破ろうが知らん顔なのに、金正恩の写真燃やすと慌てて消してましたね。
国内外でこれでもかというほど貶められて、それでも気を使い機嫌を取り、日韓友好に励む政治家や民間人の存在が信じられません。
話題違いのことを長文で失礼しました。
あまりに失望してしまって。

「あすきみ」次回が待ち遠しいです。
同窓会が先生のお作だとは知らずにはまってましたので、なおさらこちら側の先生のドラマが嬉しいです。
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Unknown (菜々)
2018-01-24 23:37:40
こんばんは。いつも拝読しています。
今回は代理母について思うところがありますので、述べさせていただきます。

私は同じ女性として反対の立場ですが、もしそれが許されるとしたら百歩譲っても病気で子宮を失ってしまった場合に限られるべきだと思います。

不妊治療の苦しみは理解できます。そこには人知れないドラマがあることでしょう。
しかしもう一方、代理母にもドラマは存在しているのです。
「命の搾取」という言葉をご存知でしょうか。
これは代理母が持つ負の側面を言い表した言葉です。
http://dr-baku.hatenablog.com/entry/2018/01/24/011110
経済的な理由から引き受ける人がほとんどですが、ビジネスとして考えるならばリスクが高く割に合いません。
妊娠、出産は本当に何が起こるかわかりません。そして不幸な結果は突然やってくる場合が多いのです。
たとえば10人無事に産んだという人でも11人目はわからない、それがお産の現実です。
赤ちゃんはもちろんこと、お母さん(産んだ人)の無事が確認されて初めてお産は終わるのです。

また人には努力してもどうにもならないことがあります。
酷なようですが、40代での不妊治療は医学的にみても上記に該当します。
ですので不妊治療をされる方は、夫婦で納得できる着地点を決めてから行うべきなのです。
流産を繰り返すことも精神的に消耗することも想定内です。それは不妊治療を始める段階で医師に説明されるはずです。
代理母について、私は最後の選択肢であるべきだと考えますが、だからと言って「お金で関係のない第3者を命の危険にさらす」という問題は消えません。

デザイナーズベイビーしかり、生殖医療は技術が進みすぎて現実に倫理が追いついていないのが現状です。
難しい問題ですが、こういった慶事をよしとして終わらせることなく、私たち自身が考えなければいけない問題であると思います。
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人生の光と影 (鳴海)
2018-01-25 06:56:23
代理母の人権と危険性はあろうけれど・・・・
極貧で飢えるより代理母の仕事を引き受ける
女性が、自己責任での承諾なので・・・・お互い納得ずくの。

たとえは悪いけど、売買春の関係と相似形かも?
倫理的には問題があるけれど、お互いを必要としている、という意味で。

人生は光だけではなく影もあり、成立してるので・・・・
結果としてWin Winならという捉え方も一方にあるような・・・・

代理母が倫理としていけないから、では極貧のその女性と家族に飢えていなさい、とも言えないような・・・・・

妊娠による死亡率がさほど高いとも思えず、代理母の中でその例を私は寡聞にして知りません。

代理母にまつわる批判を丸岡さんご夫妻も承知で、だから批判は全て受ける、と言う覚悟を表明しています。

ただ、ちなみに私個人は「そこまでして、子供を持つ?」と思います。ただこれが個人的感性でそれぞれ子供への要求度が異なることは承知しています。
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双方納得の契約 (鳩摩羅什)
2018-01-25 13:36:45
>経済的な理由から引き受ける人がほとんどですが、ビジネスとして考えるならばリスクが高く割に合いません。


割に合わないというのは、あなたが今のあなたの環境で言えることであり、引き受ける代理母はそれでも割に合うから引き受けています。
代理母問題は、あくまでも当人同士の問題です。
生命のリスクは代理母も織り込み済みで引き受けているのだから。

井沢先生も一般論で言えば倫理的問題はあろうが、こと丸岡さんという個に対しては慶事という意味での文章であり、一般論として代理母を推奨なさっているわけでも、全てにめでたいと仰っているわけではありません。
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妊産婦死亡率 (それいゆ)
2018-01-25 15:37:55
http://ikuji-log.net/entry/maternal-mortality-rate


国別にはこんな感じですね。
妊産婦の死亡率と、代理母の是非は分けて考えないと、ごっちゃになりそうな?
代理母を引き受けたばかりに、特殊な危険性が生じるというのが無い限りは。
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実は私も、 (チッチョ)
2018-01-25 23:02:55
「そこまでして、子供が欲しい?」とは思います。でも、欲しい人は欲しいんだろうなと想像することはできます。

かつては出産は命がけだった。しかし、医学が発達することで安心して出産できるようになりましたよね。もちろん100%ということはなく、だからこそ、しっかりとガイドラインを整える必要があると思います。国によってはビジネスにしない(臓器移植や献血などと同じく)と決めたところもあるようです。

>病気で子宮を失ってしまった場合に限られるべき
失ってなくとも、全く妊娠の可能性がない(子宮として機能していない)場合はあるので、子供ができないという意味では同じでは?
子宮癌でも一部摘出であれば妊娠の可能性はありますし、線引きを子宮の外科的な摘出に限ってしまうことは問題があると思います。
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個別の問題 一般論化は無理では? (毬藻)
2018-01-26 14:29:39
代理母を一般問題化するための、ロジックとエビデンスが足りませんね。丸岡さんは隠すことなくフェアにさらして、批判を浴びるのを承知での決断、相手の方もビジネスとしてかどうか、それなりの納得で代理母になることを選ばれた。
リスクを負う覚悟は当人同士。
不具の子が生まれるリスクは自分で産んでも同じこと。それを受け入れるか拒否するかは、その親の人間性に関わり、代理母の問題ではありません。
ちなみに、私自身は不妊治療までは我慢しますが、代理母の道は採りません。
それは倫理的見地からではなく、子供を持つという要求への大小レベルのことです。

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丸岡さんのケースに限っての祝意でした (井沢満)
2018-01-26 16:41:12
代理母には倫理的問題もあろうが、と書いたつもりですが・・・・

代理母じたいの良し悪しを論じるほど私は、この領域を勉強していません。

それぞれのコメントに感謝申し上げます。
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