井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

手放す

2018年09月23日 | 日記

私の執着心の希薄さに関してコメ欄に書き込みを
頂き、お返事しようと思ったのですが、
長くなりそうなので、こちらで書きます。

元々、物品には執着は薄いほうなのですが、
73年生きている間には、犬たちの命はじめ
かけがえのないものを幾つか失って来ていて
少々の物品がなくなっても、さして痛痒は感じないのです。

メガネも2つ見当たらないのですが、探しもしません。

何をあの世へ持っていけるわけでなし。
自らの寿命は心得ていますが、しかしそれも
しょせん主観の領域と言えばそう、今日この
命が絶えるかもしれず、それならそれで「いつでも」と
思いながら1日ごとを重ねています。
命への未練の無さは、十代の頃からです。
ここまで生き延びたいとも生き延びるとも
思っていませんでした。

70過ぎたら、もう人生は余興でいいです。
執着を手放すほど、人生が軽くなります。
と、いえる境遇にたまたま私があるということで、
そうも言っていられない痛切な事情を抱えている人達には
耳に逆らうかもしれません。
お詫びします。

 

 

誤変換他、後ほど。


4 コメント

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こんばんは (琥珀)
2018-09-24 18:37:31
先生、ご無沙汰しております。
今日、美輪明宏さんのコンサートに行って参りました。
美輪さんも先生と同様のことをおっしゃっていました。
この世で自分の物と思っているものは全て借り物、あの世へは何も持って行けない、全てを手放して行くと。
私など物欲(食欲も)に負けること、多々ございまして手放す、ということの難しさを痛感するばかりです。
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今日は私も行ってました (井沢満)
2018-09-24 20:41:00
招待席の中央でした。

座席が真ん中の広い通路に面している所。
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先生もいらしていたのですね (琥珀)
2018-09-25 09:35:26
先生もいずれかの日にちに行っていらっしゃるだろうとは思いましたが、まさか同じ場にいらしたとは!!
凄い熱気でした。
舞台装置の色合いの美しいこと、会場全体に焚きしめられたお香、自分の体全体で聴くような美輪さんの歌声……
日常はぼんやりしている自分の五感が目覚めたようでした。
私は「ボンボヤージュ」で、美輪さんが港に立って手を振る姿にいつも涙してしまいます。
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よくチケットが手に入りましたね (井沢満)
2018-09-25 12:51:29
東京はもうたぶん、ファンクラブ限定で早いもの順になっているような?

ボンボヤージュは、今回はロングバージョンでしたね。
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