井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

「同窓会」の成立

2013年05月11日 | ドラマ
「同窓会」という連ドラで世間を騒がせたことがある。
男同士の恋愛を取り上げたのだが、最初からそれを書こうと目論んだ
わけではない。

まず俳優ありきの企画で、私がもらったのは斉藤由貴、高嶋政宏、荻野目慶子という
座組みだった。後一人二人いたが、忘れた。局からの注文はこれらの役者を使うこと、とタイトルを「同窓会」としてくれということだけだった。
これらの座組みに、私の希望で西村和彦、山口達也、国分太一に加わってもらった。
西村くんは当時注目していた俳優で、山口、国分両君は、ジャニーズ事務所の
メリーさんから「頼むわよ」と言われていた新人たちで、二人はロケ先にも私が
引率して行き、部屋に泊めて修学旅行のようだった。


さて何を書こうかな、と考えをめぐらす前にはたと困ったのは、斉藤由貴ちゃんの
存在で・・・・(三田寛子ちゃんと同じく、個人的に接していた頃のくせで、今でも
ちゃん付けしないと、ピンと来ない)当時は、あるゴシップに取り囲まれていた時期で、
こういう女優さんをヒロインにもらった時の脚本家はしんどい。
きれいきれいな恋物語など書いても、ウソっぽくて、そっぽを向かれてしまう。
考えあぐねた挙句、きれいごとではない物語設定として、男に恋焦がれている
夫を持った妻、という発想で考えてみた。

何しろ、そのての話がゴールデンタイムに流されたことはない。
おっかなびっくりで、一話目を書いて渡した。控えめに控えめに書いた。

新宿二丁目をスタッフと取材で歩いている時に、西村くんがさーっと
風のように現れ、ある酒場に消える姿を見て、声をかける間もなくスタッフたちと顔を見合わせた。後で知ったところによると、界隈に西村くんの行きつけの店があったようで私も
後に連れて行ってもらったが、こういうシンクロニシティが起こる時、ドラマは上手くいく。


当時は撮影場所の生田でシーンが撮り上がる都度、バイク便で私のチェック用に届けられていた。
今では考えられないし、当時でもあまり例がなかったろうと思う。それだけ井沢満という
作家に勢いがあった頃だ。
さて、届けられたシーンを見て、私は肝をつぶした。
西村くんと山口くんのキスシーンを書いて、こちらは当然のこと、角度で
浅く軽く逃げて撮る、と思い込んでいたので。
しかし、本格的なディープキスだった。カメラアングルのごまかしもいっさいなし。
鳥肌が立つような思いで、その時悟ったのだ。
(あ、役者もスタッフも本気でやる気なんだ。よし、わかった、じゃあやろう)

以降の台本に迷いはなかった。ひたすら書いた。書くうち、某くんが
過激なシーンをやれないと降りた。いまだ活躍の人であるけれど、本当に
名前を思い出さない。人の名を覚えるのが不得手というのもあるが、
私はいったん脳裏からデリートすると完膚無きまでに消し去るタイプである。

西村くんはおそらくこの作品で、彼の役者人生の中で、最大の輝きを見せるだろうと予感があった。彼の生命力を一気にこのドラマで吸い取ってやれ、と私も若かったし、残酷だった。
今は、逆に生命力を引き出す姿勢で書く。西村くんが、私に当時何らかの思いを
抱いたのは感じている。人づてに後から耳に届いたりもした。
斉藤由貴ちゃんをロケ先の宿屋で泣かせたこともある。その後何度か仕事を一緒にしているが、お互いその時のことには触れない。

山口くんの役が予定外にどんどん膨らんでいき、彼は役者開眼した。
本人からも「演技というものがわかりました」と電話が来た。
高嶋くんとは今も公私共に親しいけれど、作品の間、彼とは実に
よく話し合った。

それぞれの役者をしばき上げるようなサディスティックな思いで書き継ぎ、しかし
それはおそらく彼らへの愛でもあったと今にして思う。

そして、ドラマは高い視聴率を得て、海外にまで噂が流れ、台湾ではファンの専用サイトが立ち(当時は珍しかった)、伝説のドラマ化して行くのだが、その間のエピソードはいずれまた。


22 コメント

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亀久雄さんへ (井沢満)
2019-06-09 03:27:14
ラスト会の高嶋くんと斉藤由貴ちゃんの素に戻したモノローグですね。
当時の状況とあいまっての、「これは作り物です」宣言ですね。男性間という極限状況に追い詰めての愛とは何か、というファンタジーであり問いかけであり必ずしも、現実を切り取ったものではありませんよ、という・・・・美化する気にもなれなかったので。
でも、あのドラマで開放された人々が街に現れ始めたとも言われていて、社会的な変化は作者の意図したところではありません。

高校野球に題材をとった連ドラでは、ラストに出演者全員にセットをばらさせて、ここで書いた青春は、はい嘘っぱち、ということもやったことがあります。
同窓会でやった意味とは、主旨が違いますが。

「同窓会」では当時その手法を取ることに何の迷いもありませんでしたが、現在書いたらどうなるか解りません。

まして「おっさんずラブ」でおっさん同士の、「きのう何食べた」で男のカップルのホームドラマが、NHKでは濃厚なベッドシーンをやっていて、一方で女装の教師の学園もの、女装の家政婦・・・・と時代はあれから急激に変化しました。作りての肩から力が抜けていて、リラックスしています。

「同窓会」の筆致は、あの時代限定なのだと思います。よくこんなもの、当時民放でやれたなあ、と大仰ですが奇跡の産物のような気がしています。
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Unknown (亀久雄)
2019-06-09 00:10:00
当時話題になっていたことは知っていましたが2019年、初めてDVDでこの作品を観ました。
あらゆる限界を超えて存在する愛を描いた素晴らしい作品と思います。
嵐を見ていると自らの若かりし頃の恋愛を思い出し、自らの心に長いこと蓋をして知らん顔をしていた事に気づかされました・・・
ドラマとしては一点だけ腑に落ちなかったのは、最終回、高嶋と斉藤が演技をやめ視聴者に語りかけるシーン。これは必要だったのか?どういった考えでこのシーンを作ったのか、知りたく思いました。
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その時私は、まだ、若く (はなちゃん)
2016-12-02 21:23:11
何か、凄いドラマがあるみたいだと、いうのは、知ってたのですが、41の今ならまだ、見れるかもしれませんが

やはり、そのドラマを、見きる自信や、方法が、今になれば、難しく

脚本が小説化されてないかしらと、検索を、続けてます( ; ゜Д゜)

私が、衝撃を、受けた本は、セックスボランティアと、私の男、HIVにかかった人達の色々な体験談を集めた本の、ナプキンで、トイレを血だらけにするという文です

同窓会の世界は、まだ、全然分からないので、知りたいです
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了解 (井沢満)
2013-06-02 07:03:13
Mr.Chirdren LOVEさん

経緯が長くて、ここには収まらないので
次、記事でアップしますね。

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CROSS_ROAD (Mr.Chirdren LOVE)
2013-06-02 05:25:04
「同窓会」といえばミスチルです!Mr.Childrenとの由来が知りたいです。
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恋文 (たける)
2013-05-27 17:57:03
井沢先生

ちょっと言葉足らずでした。失礼しました。私が衝撃だったのは三島さんの恋文を井沢先生に渡そうとされていた方の存在です。「同窓会」を書いた先生になら安心して恋文を託すことができるとお考えになったのでしょう。

この同窓会の成立にコメントを寄せられた皆様の「同窓会」への探究心、読解力には感服いたしました。私は、一体どこまで理解できているのやら、何だか恥ずかしい思いでいます。
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三島さんのこと (井沢満)
2013-05-27 06:05:42
たけるさん

>三島さんが青年に充てて書いた恋文をくれるという方がいらっしゃたのですか。衝撃です。

? 何が衝撃でしょう? 恋文の存在? それをくれると誰かがいったこと? 三島さんが同性を恋していたこと?

三島さんとそういう関係を持った人から直接、お話を聞いたこともありますが、スポーツみたいな・・・・・、と表現していました。丸顔で髪の短い男が好みであったと。
バイセクシャルだと思います。
恋人だった女優さんもいますよ。
川端さんとのことも楯の会の会合で、目撃した人から聞いていますが・・・・
師弟ですが、不思議な間柄ではあったようです。何か深いことをしていた・・・ということではなく、ハグしてまあ・・・・なんというか、
普通は触れない部位をお互い確認し合っていたという・・・・
儀式みたいなものではなかったのでしょうか。
師弟であると同時に、美しい日本と日本語を守りぬく同志でもありました。
お互い芸術家ですから・・・・。
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びっくり・・・ (たける)
2013-05-27 05:17:23
井沢先生

三島さんが青年に充てて書いた恋文をくれるという方がいらっしゃたのですか。衝撃です。同窓会は他の方がおっしゃるように文学作品になったと思いますが、びっくりです。

笑っていいとも!の「オネメン・コンテスト」というコーナーが人気のようです。非女装、非オネエのゲイのイケメンが出るコーナーです。中性的なルックスの人が多いです。性のボーダレス化はもう始まっているようですね。
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お返事に変えて (井沢満)
2013-05-27 04:42:47
やはり「同窓会」ファンの方から、こんなアメリカの動画の紹介を受けました。


ある男がある男へ「結婚してくれ」という
メッセージを動画で発信するのですが、
プロポーズした相手の家族がひとりずつ
出て、その彼への思いを語るのです、
実に明るくその家の幼児まで含めて。
最後に、プロポーズされた男が登場、
「イエス」と言います。
プロポーズの言葉は紙に書いて示されるのですが「おまえは俺は時々苛つかせるけど、でも愛してるんだ」とか、ふーんという感じで・・・・全体にほのぼのホームドラマタッチ。

h

ttp://vimeo.com/63945425

アメリカって面白い国で、殺人が起きるくらいゲイヘイターがいるところでもあるけれど、あっけらかんとタキシード同士の結婚式が上げられている国。

ひるがえって日本。終戦までは、普通にあったことなのに、そのアメリカの影響で、なんだか日陰になり、今解禁かというと微妙で
さしたるヘイターもいない代わりに、
テレビに登場するのは極端にカリカチュアライズされたイロモノ扱い、話題に出ればからかいの対象・・・・というふうで、妙に浅くなってますね。
時代は今後、「ボーダレス」へと移行していくので、人の意識も大きく転換するだろうとは踏んでますが。

表に書くと不敬と取る人もいるかもしれないので、コメント欄にするけれど、故高松宮殿下の回想記には、同性への焦がれるような恋心が綴られています。
不敬も何も、当時は別に普通であったので、どうということもないし、川端康成なども、
旧制高校時代の同性への恋を書いていたと思います。森鴎外もですね。
しかし、現代の風潮でこの本の出版をお許しになった高松宮妃が懐が深いのでしょう。
三島由紀夫夫人は、三島さんの男との交情が綴られた本を出版差止め措置に出ました。
お子様もいらっしゃったし、当時の価値観では、しんどかったのは解ります。
私に三島さんが青年に充てて書いた恋文をくれるといってた人がいるのですが、そんなだいそれたものいただけません。

お返事がわりに、らちもないこと書き散らしました。
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DVDで観ました ()
2013-05-26 18:45:26
20年前にこの作品!?
有りえへん・・・・
日本のテレビドラマって退化してへん?
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「同窓会」が与えたインパクト (miki)
2013-05-26 13:02:43
みなさん、熱く燃えていますねw。「同窓会」は、何でこんなにも人を虜にするのでしょうか。他のドラマにはない唯一無二の存在なのでしょう。男性をこんなにも美しく映像化した作品はありません。男同士も美しい。うっとりします。
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20年に1度の名作 (coco)
2013-05-26 05:46:21
50年に1度とまでは言わないけれど
20年に1度の名作だってことは証明済み。
20年前の作品でいまだ熱くオンタイムで語られてる作品って他にあり?
題名すら思い出さないわ。
脚本家も照明すらも、俳優も監督ももちろん、
全力投球なのよくわかる。
画面が生命力のオーラでキラキラ
テレビドラマにも古典で残るのありかも、
と思わせてくれる作品。
100年後をマジ見てみたいわ。
その頃は衝撃でもなくて、普通に愛の
物語なんじゃない?
DVD の評価が皆さん絶賛よね。
そしてこれは「愛の物語」って普通に
理解しててその上での評価。
せりふと、音楽と画面と男優の美しさが
際立った作品でした。
おとこってこんなに、こんなに「きれい」で
きれいって言っていいものなの?
と、宝塚ファンの友達と頷きあったの
思いだすわ。ここだけの話、嵐、風馬、アタリ、
3人のお尻で誰が一番きれい? って盛り上がったことも。
あたしは嵐と風馬、甲乙ツケがたし。
胸の筋肉が美しかったのはアタリかしら。
ぶっ飛びエピソードは、国分くんの潮が、
性転換してアタリと結婚式あげたとこ。
ありえねーーーって。さすがにさ。
・・・なんだけど、今じゃあーたはるな愛とか日常に出てきて、外国じゃ合法のとこがあって、日本でも花園神社で式あげたりしてるし。
20年30年先を感じてた作品でもあるわね。
だから古びてないの、そういう意味でも。
風俗的に、むしろ現実が追いついてきて、
普遍を描いているからもっと長く生き延びる、
という感じ?
裸体を出してもセックスが出ても、品がいいのもは、なんででしょうね。
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一つのきっかけ (たける)
2013-05-26 02:13:33
一つのコメントがきっかけで、同窓会へのいろんな思いが出てきましたね。みなさんの同窓会への深い愛を感じます。
まだまだ、いろんな意見が聴きたいですね。
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歳月に洗い流され残った価値 (七月)
2013-05-25 23:23:49
オンエア当時は、真価を判らない
愚かな意見と、賛美が入り乱れてました。

それが20年という歳月がバカな批判を
排除して、本質のみがすっきりと残り
今後も語り継がれます。
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掛け値なしの名作 (風馬と嵐を愛した者)
2013-05-25 22:23:17
セリフもすごかったですが、ナレーションを
覚えてませんか?
松村達雄さん扮する老教師がナレーションで、それが、ドラマの中に入り込まない、教師としてあくまでも外から見た語りという形をとっていて、センセーショナルな物語の、落ち着け役を果たしてました。
そして性別を越えた愛の物語のかたわらで、
教師と元教え子の、年齢を超えた物語が置かれてあって、うなりました。

セリフという意味でなら、風馬と嵐が行きずりで結ばれるシーンで、風馬が数式をずっと語り続けて、その数式が途中で途切れるところがすごかったです。淡々とX2がどうとかで・・・・
で、後にまたこの数式が愛の記号のようにファックスで送られてくる。鳥肌が立ちました。
凡庸な脚本家には描けません。

同窓会のヒットで真似した作品が二回ほど現れましたが、こけました。表面上のスキャンダラスな図式だけ真似したからです。

同窓会のテーマは「愛」です。
そして見る者のレベルを厳しく問う作品でした。
表面だけで見る視聴者は弾き出され、作品に込められた寓喩も暗喩も、セリフの凄みも理解できなかったでしょう。

息もつかせない速いテンポの娯楽作品なのに、本質がアートとして描かれているから、大ヒットしたと同時に、20年後も皆熱く語り続けているのです。
モーッアルトやオペラが使われ、灰色のバラが画面で色づき、スローモーションで開く。美意識にも惹かれました。スプラッシュと風馬と嵐が出会う店の名につけられた「水しぶき」がひんぱんに画面に現れ、二人の関係を象徴し、それは、嵐のせりふにも使われていました。
「思い切って飛び込んでみたら? 水、案外気持ちがいいかもしんないよ?」
女優を照明とカメラでひたすら美しく撮るドラマ全盛の中、男たちの美しさが印象に残っています。
その裸体の美しさと共に。
今、韓国ドラマがしきりに男優のシャワーシーンを見せ、男優の造形を見せますが同窓会はそういう意味でも、先駆け的作品だったと思います。

脚本家、演出、俳優、照明、音楽・・・・
あ、モーツァルト以外のBGMも秀逸で
サントラ盤を買いました。

わが青春の一作品で生涯に残ります。
掛け値なしの名作であり、古典として今後も生き延びるでしょう・・・・いや時代が経つほどに内容の深みが理解され、評価が高まると思います。
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「同窓会」のセリフ (たける)
2013-05-25 21:29:38
修羅場シーンのあと・・・。

七月「骨さえ、いつか消えてしまう代物なのよ。骸骨になっちゃったら男も女もありゃしない。」
嵐「信じられるのは心の熱さだけなんだよね」
七月「風馬を愛するならもっと深いところで愛してあげて。求めるばかりが愛情じゃないでしょ。」
七月「信じつづけなさい。いつか奇跡が起こるかもしれないから。奇跡は心の中に起きるの。変わるの・・・。」

思い出すだけで、これだけせりふが出てきました。
やっぱり凄いドラマです。
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間違えた (しののめ)
2013-05-25 19:59:41
風馬「音楽は心にあふれているのに、それを奏でる楽器を僕は持っていないんだ」

だったかな?

間違えたけどw 20年経ってもせりふを
思い出すドラマって凄いよ。
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志高い作品 (しののめ)
2013-05-25 19:32:43
「同窓会」は過激だったが、下品ではなかった。
それは作る人達の志が高かったから。
過激としか捉えられなかった人たちは
作品にこめられた寓意も祈りも読み取れない
人たちだった。
過激なようでして、セリフが美しい。
風馬の「音楽は心にあふれているのに、それを語る言葉がない」というセリフに脳天を直撃され、20年後の今も覚えているほど。
話の展開があの時代にしては早すぎて、僕はある意味「面白くしすぎてる」、面白すぎて本質的な深みを犠牲にしてるかも、と思ったくらい。

それほど面白くないなら、普通10回も通してみないもんだけどねw
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うーん・・・。 (たける)
2013-05-25 18:58:34
gavityさま

放送当時も、gavityさまのおっしゃるような意見があったのではないでしょうか。過激な台詞や偶発的なシーンばかりに目を奪われて・・・。

特に7話の有名な修羅場シーンとその後の語りは深く心に残っています。

最終回に不満を持っておられるようですが、嵐が死んだことは今でも悔しい思いで一杯ですが、それ以外はそこまで酷いとは思いません。

それと、20年前、番組のテーマからして面白く描くなんて到底無理だったのではないでしょうか。
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古典となった作品 (「同窓会」支持者)
2013-05-25 15:51:25
gavityさま

なぜつまらない作品が、高視聴率で
国内外の大学で論文が書かれ、
セミナーが開かれたのでしょうね。
オンエア後20年経ってもいまだに
熱く語り続けられているのでしょうね。

あなたは自分の感性の貧弱さを
さらしたに過ぎません。伝わるかなあ。
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Unknown (gavity)
2013-05-25 09:24:49
申し訳ないですが、つまらなかったです。
「人間の本性の汚いところを作れる俺たちカコイイ」
「綺麗ごとしか見れない『浅い人間』に比べて、汚いごとが見れる俺たちカコイイ」
という作り手の自己満足ばかりで、話も適当だしキャラクターに現実味も深みがありませんでした。
ストーリーが適当だったのは、「えげつない場面こそ人間の本性」と信奉なさるあまり、それを場当たり的に思いつきつなぎ合わせりゃいいんだと思っていたからではないですか。
キャラクターの現実味や深みがどこにもなかったのは、「役者いじめが創作を産む」と思い込むあまり、
「面白いかどうか」じゃなくて「いじめれてるかどうか」だけにポイントがぶれていってることが、自覚できていなかったからではないですか。
台詞も「えげつなさそう」なこと言わせておけばいいという、見事に一貫性のないつぎはぎで。
(以上の3つ、「そういう作り方もあるんだよ」と思われたらごめんなさい。視聴者には「手抜き」にしか見えなかったw)

そしてあの最終回のポンチ絵なことと言ったら。
高校生が書いたお遊戯会でもこれはないだろうと思って、見ていて赤面しました。

多忙なスケジュールの中、「視聴者のみなさんすみません、本音=汚いごとという安いスイッチしか使えなくて。
こんなポンチ絵みたいな最終回、本当にすみません、時間がなかったんです」
と思っているのかと思ったら、意外にも「頑張って作った」という自負を持っておられるのを見て、あまりに意外だったので。

見たいのは「面白いもの」です。伝わるかなあ。
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西村さん、山口さん、斉藤由貴さん・・・ (たける)
2013-05-11 13:25:20
西村さん(風馬さん)、山口さん(嵐くん)の演技は、とても輝いていました。羨ましいほどの恋愛です。
嵐くんの激しいながらもブレない一途な愛は、作品を、より魅力的なものにしていると思います。
斉藤由貴さん(七月さん)には、こんな秘話があったのですね。あの役どころは大変難しかったでしょうから。
時々でよいので、また秘話をお聞かせください。
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