井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

喫煙より気になるナレーション

2019年03月08日 | 日記

大河ドラマ「いだてん」を観てはいないので、情報から
知るしかないのだが、喫煙に対するクレームへの違和感は
先に2度述べた通り。

それより、ドラマ内に流れたというナレーションのほうが
私はひっかかる。

N「初代総理大臣の伊藤博文が、日本の植民地支配に反対する朝鮮人によって
暗殺された事件があった」

まず伊藤博文は、日韓併合には反対の立場であった。
だから、ロジックとして安重根による暗殺は、併合推進派のもので
あるはずだが、それが韓国ではいつしか「侵略」の
親玉であった伊藤博文を殺した英雄、ということで
祭り上げられている。
一国の首相を暗殺した男を英雄として称えるのも
国家の格としていかがなものか。思想を抜き去れば
単なる殺人者である。

安重根に関しては以前、調べたことがあるが要は
チンピラで、深く考えてある思想のもとに
政治的行動を起こす人物とは思わない。

「植民地」という言葉も見直したほうがいいのではないか。
ありようは朝鮮からも熱心な要請があっての「合邦」であり、
日本から持ち出しての統治であり、教育、インフラ、健康、
農業と統治のおかげで当時世界の最貧国であった李氏朝鮮は、急速に
清潔に豊かになった。近代化の基礎を築いてあげたのが
日本であることは、事実である。
こんな植民地など世界のどこにもありはしない。
中国への隷属と李氏朝鮮による苛斂誅求と因習の軛から
民を開放してあげたのが日本である。

台湾は同じ統治を受けたが、感謝と郷愁しきりなのに、
韓国は被害者一辺倒である立場を取る。事実とは違う。
一部、併合に反対した勢力はあるが、それは
いかなる国に於いてもプライドの点から当然である。
しかし大きな勢力であったわけではない。これといった
抵抗運動は起きてはいず、それどころか兵隊を募集すれば
朝鮮の若者たちが殺到、時に倍率数十倍という競争率になった。
そういう従順であった過去を引け目に感じるからこそ安重根を英雄と
讃え、あたかもいっぱし日本の統治に抵抗したのだ、
というアリバイにしたいのであろう。
が、韓国が自ら戦って手にしたものなど何もありはしない。
「3,1独立記念」など受動で手にした独立など、胸を張る
ものではない。己の不甲斐なさを喧伝するようなものであろうに、
あたかも民が一丸となって戦い独立を勝ち取ったかのような
錯覚に酔い痴れ、大統領は日本の過去の非をあげつらう。
あげつらいながら「用日」として日本を利用する「未来志向」の
アドバルーンを上げるのだ。毎度同じ繰り返して、よく飽きないものだ。

付記しておくが、日本は「言葉を奪って」もいなければ「名前を取り上げた」
事実もない。いまだ日本人の中にすら、こういう基礎的誤謬を言い立てる人達がいる。