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井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

デトックス・ペンションVOL1

2016年12月21日 | 断食 少食 不食
雪を頂いた南アルプスが車窓から見え始めると目的地です。
盆地を取り囲む山脈の、あたかも中央にこれも
白雪を輝かせて、富士が屹立しています。
 
東京を離れてから1週間。戻って参りました。
 
タイトルの「デトックス・ペンション」は私の造語で、
ありようは「断食施設」です。断食という言葉の持つ
禁欲性から般若心経読誦しつつの求道的道場を連想する人も
いるだろうし、かつてはそれが主流でした。
 
今は、検索すると女性の美容ダイエットを指導しつつヨガを行い、
という女性誌のグラビア風きれいなところも多く、
求道する気もヨガをやる気もない、私にはちょうど
折り合いのいい場所を見つけて出かけたのでした。
 
山梨は石和温泉。いしわ温泉だと思いこんでいたら、「いさわ」温泉なのだそうで、私の戸籍名は正確には「いさわ」なのです。
こういうsynchronicityが起きるときは良い兆候です。
成功するドラマを書く前、書いている最中シンクロニシティは、複数
起こります。
 
ついた日が正確に満月かどうか知りませんが、ペンションのメニューに有る
もと整骨院を営んでいたオーナーの施術を受けながら、見上げる夜空には
まんまるなお月さまが浮かんでいました。
 
徐々に欠けていく月と、絶食で余計なものを身体から削いでいくイメージと
重なって幸先がよさそうなのでした。
本日ペンションを後にする時、玄関先にキラリと金粉が光って
いました。宵の明星よりも、鮮やかな光を放っている金粉です。
体験した人は、物質化の1つとして不思議にも思わぬのですが、
このてのことを受け付けない人は、頑として認めません。
私と共にいると、わりに金粉が降るので素直な人は驚嘆していますが、
そうでない人はたぶん、金属の破片その他が
「たまたま」というごとき、捉え方なのでしょう。
そのたまたまが、私は多いのです。
 
 
駅に降り立ったら迎えの車がベンツで
コケました。鄙びた(ひなびた)」旅荘を予期していたので。
 
 
 
 
 
ネット環境整備ということだったので、ロビーにパソコンがあると
思っていたのですが、なし。そういうときのために、ノートは持参していたのに、電池切れ。あろうことか充電コードを忘れてきていました。
 
もっとも、Wi-Fiを選んで暗証番号とかの手続きが必要で、パソコン原人の私にはお手上げ。
 
テレビは無く、結局情報遮断の1週間となりそれは結果的によかったのかもしれません。ニュースを見ては感情をかき乱されることの多い日常でしたから。
実にマスコミというのは真実を報道しません。裏を読みながら見ているので、余計腹も立ちくたびれるのです。
 
結局7日間で4キロ減。
 
足のむくみは、八割型取れたと思います。昔の細い足首が
戻りました。
 
3日目辺りから、足腰に力が入らないので塩を少量舐めたら、
途端に蘇り、また単なる塩とその後に飲む水が、しみじみと
美味しかったのです。
 
 
二十代の頃から食を断つということに興味がありました。直感的に精神のレベルにと著しくリンクしているような気がしたのです。
なけなしの霊感の持ち主で、たまに一般常識では説明のつかぬことを経験するのですが、そのたぐいの超常的感性が研ぎ澄まされるのではと感じていたのですが、ペンション備え付けの書物を紐解くとやはり、村上 和雄・筑波大名誉教授がおっしゃるsomething greatとの経路が開く手段としての断食ないしは不食に関する記述を複数目にしました。
 
当初は淡々と、セミ断食の効能をレポートするだけのつもりでしたが、どうもたまに書く「怪しげな話」に突入する予感がするので、そのての話が不得手な方はここでお読みになるのを中断されたほうが賢明かと思われます。
無論たった1週間の断食(もどき)で霊的な何かがろうはずもないのですが、ダイエットという物理的な側面は思わぬ収穫でした。
 
温泉につかっては、骨折院をやっていたオーナーの施術が
毎日1時間強。私の不得手な痛い系矯正なのですが、使って来なかった潜在筋肉を伸ばすので、かかとがお尻に付く程度に柔軟にはなりました。
 
もともと、肉体上の不具合は蕁麻疹以外はなかったのですが、
長年の座業で、骨格に歪みを生じています。
 
かなり意外だったことには、空腹感がありません。
コップ2杯分のジュースと、いちご2粒ほどの
食事が朝夕2回。それに添えて、どくだみとハトムギ他ブレンドのお茶を
1日じゅう飲んでいました。
 
 
 
ニンジン、レモン、リンゴ。多いようですが中身は、コップ2杯です。
 
 
 
繊維質の部分は捨てて、液体のみ飲みます。
 
5日目ともなると、ジュースすら欲しくなくなり、もっと徹底的に不食状態にまで突き進みたくなりましたが、東京に戻ってからの復食が大変そうなので、最終日前夜に玄米のお粥ということにしてもらいました。
本当は3日目から玄米粥になるのですが、極端から極端に突っ走る性分です。
 
食べなくても平気だと解ったことが収穫でした。
滞在中にはその種の本に読みふけったこともあり、食の意識変革です。
 
己を人体実験に、ゆっくりゆっくり時間をかけながら不食にまで行き着いてやろうと思っています。
 
それが可能かといえば、世界でも数は少ないながら実践している人もいます。
ただ社交としての食事は当分、必要なのであと10年間ぐらいは普通の食事も適度に続けます。会食の前後2日間ほどは、野菜と果物ジュース以外は採らないなど調節しつつ。
肉類は10日に1回ぐらいは、食そうというプランですが、10年後にはもうおそらく口にしません。ただ、自分の体から発する声に耳を傾けながらなので、肉類が必要だと思えば、素直にそれに従おうと思っています。
 
温泉効果もあるのか、皮膚はきめ細かく心なしか透き通って増してきたようです。
6日目となっても、食への欲まったく無し。
 
断食をすると、カツ丼やステーキの映像が匂いと共に脳裏をぐるぐる回るという人が圧倒的に多いのですが、私は比較的平気でした。
イメージ力はお陰様で強い方なので、ステーキがふと脳裏に浮かぶと、
仕事柄私の浮かべる映像はリアルで、鉄板上のステーキの
ジュージューという音も匂いも、食べた感触も舌に残る味わいも
かなりリ臨場感があるので、食べた気になるまでものの数秒で、
これは楽でした。
 
不食や食養生の本を滞在中に濫読しながら、心に鮮烈にひっかかった言葉があります。
それは「人間を卒業する」という言葉です。
 
長くなり過ぎたようです。ご退屈でなければ、明日もお付き合いください。
 
温泉から水道水のお湯に入るのは、きついので今夜は
柚子まるごと一個浮かべた柚子湯です。
 
 
 
 
 
誤変換及び文章の瑕疵は、後ほど推敲致します。
アクセス数が増えるに連れ、ジャンクコメも紛れ込みます。
鬱陶しいのでとりあえず、お名前欄に無記名のもの、
杜撰なHNは1つの目安として、そのままスルーさせて
頂きます。