All animals are equal, but some animals are ...

but some animals are more equal than others.

なぜ東京でオリンピックをやらねばならぬのか 2

2006年08月31日 | ニュースから
大方の事前予想どおり、国内候補都市が東京に決定した。

各社の記事を読んでいると、どうも政治家連中とそれ以外でコメントに温度差があるような気がする。

中でも森喜郎氏の率直なコメント
http://www.sankei.co.jp/news/060830/spo063.htm
サンケイスポーツ
「良かったのではないか。福岡の良さも分かるけど、世界では(五輪は)大都市で、という流れだから。結果は公正だったと思う」
というのは最初から政治的な結果ありきであったのだろうな、と思わせるに十分な素直なコメントである。
(この御仁のいつも正直さに溢れるコメントには賞賛を送りたい)

朝日新聞にある福岡市長と市関係者のコメント
http://www.asahi.com/sports/update/0831/006.html

「根本的なあり方の問題なんでしょうから」
「結局、JOCと東京の出来レースだったってことでしょ」

は事の本質を象徴するコメントであろうと思われる。
(わかりやすく出来すぎてて、いささかの割引は必要かもしれない)


大阪が立候補した際にIOC選考委員から糞味噌にけなされたのは交通アクセスの問題があったように記憶している。今回福岡と東京でその点では福岡の方に高い評価が与えられていたはずだ。是非、再度この点を問題にしていただいて16年も20年もきちんと落選していただきたい。我が国で国費を投じて「首都」で大大会をやる意義が理解できない。


いささか別の話ではあるが、一部の報道で福岡市のプレゼンテーターに対して東京都知事が非難めいた発言をしたようだが、公の場でするような事でないのは明らかである。事実ならばこのような下品な(だが政治力はある)人物をトップに据えていることについて、東京都民の見識を疑わざるを得ない。

ただしその当該人物の日ごろの発言を私は決して快く思っていないし、そのような人物をプレゼンテーターにした福岡市は何を考えているのだろう、とは思っている。