ちょっとした絵(?)日記

思うところをつらつら書き並べているだけです。深い意味のない場合が多いですかね?

日本の教育・・・文字通りでいいのか?

2014-06-01 20:19:23 | ぼやき?

文部省唱歌というのをご存知だろうか?
朧月夜やさくらさくらなど明治から昭和にかけて。教科書に掲載された楽曲の総称なのだが、正式な名称ではない。
しかし、最初に楽曲が選定されたのが1910年。今年で104年になる立派な歌曲である。

尋常小学校用として選ばれた曲はおよそ120曲(WIKIでは120曲となっていたが、自分の記憶では113曲だったような・・・)。

昨年の春に「荒城の月」が教科書から消えたと話題になったのをご記憶の方もあるかと思うのだが、近年の教科書には流行歌が幅を利かせ、唱歌が肩身の狭い想いをしている教科書も少なくはない。

唱歌が消えている理由に「古臭く、子ども達の興味を引かない」という教育現場の声があると聴く.それが事実であるのかどうかはわからない。
しかし、子ども達の興味を引かないのは曲だけの問題なのだろうか?

”音楽”とは文字通り、「音を楽しむ」と解釈する人が多いのだが、この文字にはもう一つの意味があるのではないか?
それは「音を楽しませる。」という意味である。

私事で恐縮なのだが、先日、高齢者の方と談話をするボランティアに伺った。
世代が違えば噛み合う話題というのはそうそうはない。また、一方的に話すわけには行かないので、何か共通の話題はないだろうか?と子どもの頃に憶えた歌の話をしたところ、普段はあまりお話をされない方が立て板に水の如く、子どもの頃に小学校で習われた唱歌を挙げていかれた。
それ同時に普段は離されない子どもの頃のお話を話して聞かせていただいた。

その時に感じたことは、世代や地域を越えて共通の話題とできるこの唱歌というものが良く考えられたものであるということである。(真意はわからないが・・・)

教える側の都合なのか、教わる側の都合なのかはわからない。しかし、高齢化社会の中において、若い世代と年配者の皆さんが共通の話題とできる唱歌を「古臭い」とか「興味を引かない」という理由で消し去ることが正しいことなのか?
少なくとも、そのような考えを持っているのは”教える側”だけではないのではなかろうか?と感じる。



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