マンゴーの花咲く頃に

ラオスに暮らして数年目、何の縁があってかラオス人と結婚することに。結婚手続き、結婚式準備などのドタバタの備忘録。

招待状を配る

2013-01-04 23:41:25 | 結婚式
1月(結婚式まで1週間)、毎日、結婚式の招待状の配達に追われています。

招待状の配達、これがもしかすると結婚式準備のなかで一番面倒な作業かもしれません。自分の招待客と、新婦側の「ジャオパープ」の招待客、合わせて150枚以上。これらをほぼ自力で配る必要があります。

なんせラオスは郵便システムが発達していないので、招待状を封筒に入れて、宛名を書いて、郵便局に持って行けばおしまい、とはならないのです。毎日、仕事の合間にバイクを走らせ、招待客の職場や自宅を回ります。(いや、むしろ、配達の合間に仕事をしているという方が実情に合っているのかも。)

久しぶりの友達とは「せっかくだからご飯でも」となるので、結婚式までの10日間は、ほぼ毎日、ランチもディナーも予定が埋まっています。友達に会えるのはうれしいし、楽しい時間を過ごさせてもらっていますが、毎日外食続きで、作った婚礼衣装がまだ入るかどうか不安になってきました。

地方の知人への招待状は、たまたまそちらへ出張する人を探して届けてもらうか、バス停に行って、目的地に向かうバスの運転手に預けます。私が仕事をしていたのは、ヴィエンチャンから丸一日かかってたどり着く県庁所在地から、さらにミニバスに乗り換えて3時間かかる地方の町。なんだか心もとないようですが、今まで届かなかったことはないので、ラオス人の人のつながりに支えられた輸送手段です。ただし、確実性を高めるためには、運転手の電話番号をきちんと聞いておくことが重要です。

そんなこんなでバタバタしているときに、案の定、招待状の宛名にスペルミスが見つかったり、リストに入れ忘れていた人を思い出したりして、追加で宛名を印刷するという作業も発生します。宛名の印刷は、小さなプリンターがあるコピー屋さんやインターネットカフェなどで、2000キープ/枚(タイピング料込み)で受け付けてくれますが、大手のコピー屋さんでも封筒の差し込み印刷ができるプリンターがなかったり、小さな店だとプリンターの質が悪くて、宛名がかすれてしまったりするので、意外と引き受けてくれる店を探すのが大変でした。(ちなみに、一般的なラオス人は、仕事の合間にオフィスのプリンターをこっそり、もしくは堂々と使って、作業していることが多いです。)

さらに、ここに来て大ピンチ。かなり多めに見積もったはずの招待状が足りなくなってしましました。今から追加発注は間に合わないので、最終手段として、仲の良い友達には頭を下げて、中身を抜いて、披露宴の時間と場所を印刷した紙だけを入れた封筒を渡すことに。情けない...。

こうした郵便配達業も3日目に到達しているのに、目の前に積まれた招待状の山は、ほとんど減っていない気が。さて、あと1週間で配りきれるか?!