11月(結婚式まで2ヶ月)、結婚式・披露宴の招待客リスト作りと招待状の準備を始めました。
結婚式の準備の中で一番面倒なのが、この招待客リスト作りかもしれません。なんせ、ラオスの結婚式は招待状200枚なんて少ない方で、500枚でも普通。1枚の招待状につき、2人以上で参加するのが普通なので、500枚の招待状を配れば、1,000人が参加することもあり得ます。
「同じ事務所にいて毎日顔を合わせ、仕事上の話はするけど、職場以外では全く交流のない人」は、日本なら普通、招待者リストには載せないと思いますが、ラオス人数人に相談したら「当然、呼ぶでしょ」「呼ばれなかったら、嫌われてると思われる」とのこと。「親しい付き合いがあるけど、地方にいるので、ヴィエンチャンまで来るのは無理そうな人」→呼ぶ。私からしたら、ご祝儀だけ催促しているみたいで気まずいのですが、「招待状を送ることで、招待したいという気持ちを示すことが大事」「招待状をもらわずに、他の人から結婚したと聞いたら、”自分は大事じゃないと思われてる”と受け取られる」とのこと。「結婚式当日が出産予定日で、どう考えても出席できない友人」→呼ぶ。理由は先に同じ。
さらに、○○さんを呼んだら、共通の知り合いである△△さんも呼ばなくては角が立つのでは、と考え出すと、当然、リストはどんどん長くなっていきます。式場の座席数が限られていて、どこかで線引きをしなくてはいけない日本の結婚式も、それはそれでリスト作りは難しいんだとは思いますが。
ちなみに、うっかり冗談で「元カノとかも来たりするんじゃないでしょうね?」と聞いてみたら、「そりゃ、呼ぶよ」。...聞かなきゃ良かった。一応、他のラオス人に聞いてみたら、みんなそろって「普通でしょ」とのこと。「だって、高校の友だちグループとか、元職場の同僚グループのなかで、彼女だけ呼ばなかったら、よっぽど恨んでるか、今も未練があるか、ってみんなに思われちゃうよ」だそうな。私なら、呼ばれたくないけど。ラオス人にとっては、招待状一つとっても、「周りからどう思われるか」が重要なんだなあ、と改めて実感。うーん、面倒だ、ラオス人。
こうして、リストは膨れ上がっていき、「参加する可能性は低いけど、一応、招待状を送る」場合も含めて、私の関係者だけで100枚以上、相方の関係者が200枚近く、さらに花嫁・花婿それぞれの後見人が5名ずついるのですが、その人たちが呼びたい知り合い(新郎新婦は全く知らない人になることも)も含めると、「小規模にやろう」と話していた私たちの結婚式でも、約350枚の招待状を印刷することに。
何はともあれ、招待者をリストアップしたら、まず大変なのが名前の確認。ラオス人はニックネームで呼び合うのが普通なので、本名を知らない人がたくさんいます。友だちならニックネームを書いてもいいそうですが、やはり正式には本名を書いた方がいいとのこと。例えば普段は「ノイお兄さん」とか「ペットちゃん」と呼んでいる知り合いがいるとして、「すみません、本名を教えて下さい」と聞いて回る必要があります。
ラオス人でもこれは面倒な作業のようです。相方は途中で、「もう同年代の友だちはニックネームでいいや」と匙を投げていました。さらに、外国人であり、普段はいい加減なラオス語を話している私にとっては、「ラオス語の名前を正しく綴る」という難題が待ち構えています。ラオス語には、日本語にはない声調や、有気音・無気音の区別があります。とりあえず、名刺やメールアドレスを見ながら、アルファベットでリストを作ってみたものの、アルファベットにも声調は反映されないので、元のラオス語のスペルをアルファベットから復元するのは多くの場合不可能です。
「このKhamlaさんの"la"はどの音?」と聞かれても、いつもなんとなく発音していて通じるけど、私の普段の発音が正しいかどうか自信がない...。というわけで、そのKhamlaさん本人か、その知り合いに電話をして、「招待状をお送りしたいのですが、名前のスペルを教えて下さい。あ、ちょっと待って、ラオス人に代わります」と相方に携帯電話を渡し、スペルを教えてもらうというやり取りを、リスト上の半数近くのラオス人について繰り返すことに。(でも、まだ間違って綴っている名前もあるかも。)
さらに、ラオスの結婚式の招待状の宛名は、「○○さんとご家族」「○○さんと愛するパートナー」という2種類の表記があります。前者は既婚者、後者は未婚者への招待状。既婚なのか未婚なのか知らない場合は、「ねえ、○○さんって結婚してたっけ?」と周りの人に探りを入れる必要があります。さらに、「あの人、最近、奥さんと離婚してなかったっけ?」とか「あの二人、結婚式を挙げずに同居してるけど、結婚はしてるんだっけ?」とか、複雑な事情を抱える人もいて、どちらの表記にするか、頭を悩ませる必要があります。
こうして何とかリストは完成しましたが、ラオスには日本のように、参加の可否を事前に連絡するという習慣はありません。上記のように、出席できない可能性が高い人にも招待状を乱発している一方で、1枚の招待状で一家4人連れで来る人もいるかもしれず、実際の参加者の数は今もって謎です。どうやって会場の座席数や料理の量を決めるのか、未だに分かっていないのですが、また追って成り行きをレポートできればと思います。
結婚式の準備の中で一番面倒なのが、この招待客リスト作りかもしれません。なんせ、ラオスの結婚式は招待状200枚なんて少ない方で、500枚でも普通。1枚の招待状につき、2人以上で参加するのが普通なので、500枚の招待状を配れば、1,000人が参加することもあり得ます。
「同じ事務所にいて毎日顔を合わせ、仕事上の話はするけど、職場以外では全く交流のない人」は、日本なら普通、招待者リストには載せないと思いますが、ラオス人数人に相談したら「当然、呼ぶでしょ」「呼ばれなかったら、嫌われてると思われる」とのこと。「親しい付き合いがあるけど、地方にいるので、ヴィエンチャンまで来るのは無理そうな人」→呼ぶ。私からしたら、ご祝儀だけ催促しているみたいで気まずいのですが、「招待状を送ることで、招待したいという気持ちを示すことが大事」「招待状をもらわずに、他の人から結婚したと聞いたら、”自分は大事じゃないと思われてる”と受け取られる」とのこと。「結婚式当日が出産予定日で、どう考えても出席できない友人」→呼ぶ。理由は先に同じ。
さらに、○○さんを呼んだら、共通の知り合いである△△さんも呼ばなくては角が立つのでは、と考え出すと、当然、リストはどんどん長くなっていきます。式場の座席数が限られていて、どこかで線引きをしなくてはいけない日本の結婚式も、それはそれでリスト作りは難しいんだとは思いますが。
ちなみに、うっかり冗談で「元カノとかも来たりするんじゃないでしょうね?」と聞いてみたら、「そりゃ、呼ぶよ」。...聞かなきゃ良かった。一応、他のラオス人に聞いてみたら、みんなそろって「普通でしょ」とのこと。「だって、高校の友だちグループとか、元職場の同僚グループのなかで、彼女だけ呼ばなかったら、よっぽど恨んでるか、今も未練があるか、ってみんなに思われちゃうよ」だそうな。私なら、呼ばれたくないけど。ラオス人にとっては、招待状一つとっても、「周りからどう思われるか」が重要なんだなあ、と改めて実感。うーん、面倒だ、ラオス人。
こうして、リストは膨れ上がっていき、「参加する可能性は低いけど、一応、招待状を送る」場合も含めて、私の関係者だけで100枚以上、相方の関係者が200枚近く、さらに花嫁・花婿それぞれの後見人が5名ずついるのですが、その人たちが呼びたい知り合い(新郎新婦は全く知らない人になることも)も含めると、「小規模にやろう」と話していた私たちの結婚式でも、約350枚の招待状を印刷することに。
何はともあれ、招待者をリストアップしたら、まず大変なのが名前の確認。ラオス人はニックネームで呼び合うのが普通なので、本名を知らない人がたくさんいます。友だちならニックネームを書いてもいいそうですが、やはり正式には本名を書いた方がいいとのこと。例えば普段は「ノイお兄さん」とか「ペットちゃん」と呼んでいる知り合いがいるとして、「すみません、本名を教えて下さい」と聞いて回る必要があります。
ラオス人でもこれは面倒な作業のようです。相方は途中で、「もう同年代の友だちはニックネームでいいや」と匙を投げていました。さらに、外国人であり、普段はいい加減なラオス語を話している私にとっては、「ラオス語の名前を正しく綴る」という難題が待ち構えています。ラオス語には、日本語にはない声調や、有気音・無気音の区別があります。とりあえず、名刺やメールアドレスを見ながら、アルファベットでリストを作ってみたものの、アルファベットにも声調は反映されないので、元のラオス語のスペルをアルファベットから復元するのは多くの場合不可能です。
「このKhamlaさんの"la"はどの音?」と聞かれても、いつもなんとなく発音していて通じるけど、私の普段の発音が正しいかどうか自信がない...。というわけで、そのKhamlaさん本人か、その知り合いに電話をして、「招待状をお送りしたいのですが、名前のスペルを教えて下さい。あ、ちょっと待って、ラオス人に代わります」と相方に携帯電話を渡し、スペルを教えてもらうというやり取りを、リスト上の半数近くのラオス人について繰り返すことに。(でも、まだ間違って綴っている名前もあるかも。)
さらに、ラオスの結婚式の招待状の宛名は、「○○さんとご家族」「○○さんと愛するパートナー」という2種類の表記があります。前者は既婚者、後者は未婚者への招待状。既婚なのか未婚なのか知らない場合は、「ねえ、○○さんって結婚してたっけ?」と周りの人に探りを入れる必要があります。さらに、「あの人、最近、奥さんと離婚してなかったっけ?」とか「あの二人、結婚式を挙げずに同居してるけど、結婚はしてるんだっけ?」とか、複雑な事情を抱える人もいて、どちらの表記にするか、頭を悩ませる必要があります。
こうして何とかリストは完成しましたが、ラオスには日本のように、参加の可否を事前に連絡するという習慣はありません。上記のように、出席できない可能性が高い人にも招待状を乱発している一方で、1枚の招待状で一家4人連れで来る人もいるかもしれず、実際の参加者の数は今もって謎です。どうやって会場の座席数や料理の量を決めるのか、未だに分かっていないのですが、また追って成り行きをレポートできればと思います。
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