陸上の世界選手権は第3日の29日、男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)が81メートル24で初優勝を果たした。日本選手の金メダルは97年大会女子マラソンの鈴木博美以来7大会ぶり4人目で、男女マラソン以外の種目では初めて。
室伏は01年銀、03年銅に続く3個目の世界選手権メダル。04年アテネ五輪と合わせ、日本の陸上で初めて五輪、世界選手権の両方で頂点に立った。この優勝で来年のロンドン五輪代表にも内定した。
室伏は1回目に今季自己最高の79メートル72でトップに立ち、2回目に81メートル03、3回目に81メートル24と伸ばした。6回目にクリスティアン・パルシュ(ハンガリー)に81メートル18と迫られたが、6センチ差で制した。
遠くに投げることだけが重要なのではない。10月で37歳を迎える室伏は、いかに正確に投げるかということを心掛ける。メダルを取るには何が必要か。室伏は大会前にこう話している。「80メートルを投げれば、どの色になるか分からないがメダルを取れるでしょう」。待っていたのは最高に輝く色だった。
自らの予想を現実にしたのは2投目。会場が静まりかえる中、緩やかな軌跡を描いた放物線は80メートルのラインを軽々と越えた。
だが、喜ぶ父の重信さんとは対照的に、本人は何事もなかったように引き揚げる。この日の優勝を決めたのは雄たけびを上げて投じた3投目と5投目だったが、2投目こそが今のありのままの姿に映った。
昔は1日に160~170回も投げたこともある。父の重信さんは300回に達した。だが、現在は投てき数が20回を超えることはない。技術も大切だが、むしろ体幹を鍛え、体のバランスを整えることに専念する。試合前の選手紹介の合間に、片足で立つ場面があった。まったく軸がぶれることがないのは、何年にもわたる鍛錬のたまものだろう。
初めて世界の舞台でメダルを獲得したのは10年前。この年、初めて世界ランク1位を獲得した。
昨年も種目別年間シリーズの初代王者に輝き、今もなおトップ選手であり続ける。36歳と325日での優勝は、83年の第1回大会以降、男子の最年長記録になる。
「集大成」と位置付ける来年のロンドン五輪。年を重ねれば重ねるほど、喜びは大きくなる(11/08/29 毎日新聞配信より引用)。
おめでとぉ♪(^O^)
室伏は01年銀、03年銅に続く3個目の世界選手権メダル。04年アテネ五輪と合わせ、日本の陸上で初めて五輪、世界選手権の両方で頂点に立った。この優勝で来年のロンドン五輪代表にも内定した。
室伏は1回目に今季自己最高の79メートル72でトップに立ち、2回目に81メートル03、3回目に81メートル24と伸ばした。6回目にクリスティアン・パルシュ(ハンガリー)に81メートル18と迫られたが、6センチ差で制した。
遠くに投げることだけが重要なのではない。10月で37歳を迎える室伏は、いかに正確に投げるかということを心掛ける。メダルを取るには何が必要か。室伏は大会前にこう話している。「80メートルを投げれば、どの色になるか分からないがメダルを取れるでしょう」。待っていたのは最高に輝く色だった。
自らの予想を現実にしたのは2投目。会場が静まりかえる中、緩やかな軌跡を描いた放物線は80メートルのラインを軽々と越えた。
だが、喜ぶ父の重信さんとは対照的に、本人は何事もなかったように引き揚げる。この日の優勝を決めたのは雄たけびを上げて投じた3投目と5投目だったが、2投目こそが今のありのままの姿に映った。
昔は1日に160~170回も投げたこともある。父の重信さんは300回に達した。だが、現在は投てき数が20回を超えることはない。技術も大切だが、むしろ体幹を鍛え、体のバランスを整えることに専念する。試合前の選手紹介の合間に、片足で立つ場面があった。まったく軸がぶれることがないのは、何年にもわたる鍛錬のたまものだろう。
初めて世界の舞台でメダルを獲得したのは10年前。この年、初めて世界ランク1位を獲得した。
昨年も種目別年間シリーズの初代王者に輝き、今もなおトップ選手であり続ける。36歳と325日での優勝は、83年の第1回大会以降、男子の最年長記録になる。
「集大成」と位置付ける来年のロンドン五輪。年を重ねれば重ねるほど、喜びは大きくなる(11/08/29 毎日新聞配信より引用)。
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