温泉三昧＠あたみ石亭

この石像・・
・・あれ？バリのリゾート？

ではなくて、



熱海の温泉。「あたみ石亭」。
石亭というだけあり、敷地の中に多くの石像や灯篭が点在する。
意味不明の石像を見ていると、
なんだかバリのオベロイ・ホテルや、タンジュン・サリのような趣を感じたりするが、
日本庭園の中に離れが配置される、由緒正しき老舗旅館なのである。

今回の旅行は、結婚20年を迎えたからその記念ということで。
うーん、20年かあ・・、長いような短いような・・
ウチは子どもがいないこともあり、時を図る物差し的なものがなく、
「気が付いたらまあこんなに経っておりましたことよ。」といった感じ。
あまり感慨は無い。

泊まったのは、別館の桜岡茶寮。
庭園を囲んで離れが建つ、和風旅館である。

庭には能舞台なども設置されており、
週末には、芸妓さんたちの舞なども披露されるのだそう。

お茶用の水屋もあったりする。

部屋付の露天風呂もある。

あまりこのようなところに縁の無いウチとしては、
おかみさんや仲居さんにあいさつされたりすると、
なんだかドキドキして落ち着かないのである。

しかし、飲みに関しては抜かりなく、

事前に準備した1992産のワインを出してもらい、美味しくいただいたりしているうちに、

いつものペースへと戻っていったのである。


今までなんとなく日本旅館のサービスやシステムに煩わしさを感じ、
距離感を保てるホテルの方が気楽でいいなと思っていたのだが、
ここに泊まって、改めて日本旅館も良いものだなあと、
しみじみと思った次第。