長野県諏訪市霧ヶ峰にある池のくるみ踊り場湿原にまた、行って来ました。ヨシなどの枯野が少し変化し始めています。
池のくるみ踊り場湿原は、まだ梅雨時に向かい始めたばかり枯れ野です。その枯野の中で、山野草がいくらか芽生え始め、レンゲツツジの花が少し咲き始めていました。
池のくるみ踊り場湿原の一番下側(標高1555メートル)から北東側にそびえている車山(標高1925メートル)方向を見上げた風景です。
この池のくるみ踊り場湿原は、霧ヶ峰高原にある三大湿原の一つですが、夏でもあまり訪れる方が少ない、あまり知られていない湿原です。
実は、車山の登山口の車山肩から山岳道路のビーナスラインをさらに西に進んで、交通の要所の“霧の駅”まで来たのですが、この日は何か2輪車のイベントがあるようで、大型2輪車が100台ほど、止まっていました。
その大型2輪車の100台ほどの排気音がうるさいので、交通の要所の“霧の駅”の下側にある池のくるみ踊り場湿原まで移動しました。
池のくるみ踊り場湿原の下側では、シャクナゲの花が咲き始めています。このシャクナゲの花は園芸種のようです。
さらに、“霧の駅”辺りでは、まだレンゲツツジの花が咲いていないために、花の蜜を吸いに来る昆虫がいないために、夏鳥のノビタキなどの出が悪い様子です。
これに対して、池のくるみ踊り場湿原の中腹から、池のくるみの池を眺める辺りは、レンゲツツジの花が咲き始めています。
このため、夏鳥のホオアカのオスが登場し、よく囀っています。ホオアカのオスは全長16センチメートルぐらいです。位置関係が逆光なので、うまく撮影できていません。
一面のヨシの枯野の中に、夏鳥のノビタキも登場しました。ノビタキのオスは身体の大きさは13センチメートルぐらいです。
時々、ノビタキが枯野の上に飛び上がります。
この日は、このヨシの枯野の中にある作業用の小道を、大型犬を連れたグループが散策していました。
このヨシの枯野の辺りは、それぞれに地権者がいるため、その方の許可がないと、枯れ野部分には入れません。
何かのイベントのようでした。大型犬を連れたグループが散策すると、大型犬を察したノビタキが遠くに逃げていきます。
池のくるみ踊り場湿原は、春から夏に向かい始めた時期でした。まだ静かな湿原でした。