ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県諏訪市霧ヶ峰にある池のくるみ踊り場湿原にはホオアカが飛来しています

2021-06-11 12:00:05 | 旅行

 長野県諏訪市霧ヶ峰にある池のくるみ踊り場湿原にまた、行って来ました。ヨシなどの枯野が少し変化し始めています。

 池のくるみ踊り場湿原は、まだ梅雨時に向かい始めたばかり枯れ野です。その枯野の中で、山野草がいくらか芽生え始め、レンゲツツジの花が少し咲き始めていました。

 池のくるみ踊り場湿原の一番下側(標高1555メートル)から北東側にそびえている車山(標高1925メートル)方向を見上げた風景です。

 この池のくるみ踊り場湿原は、霧ヶ峰高原にある三大湿原の一つですが、夏でもあまり訪れる方が少ない、あまり知られていない湿原です。

 実は、車山の登山口の車山肩から山岳道路のビーナスラインをさらに西に進んで、交通の要所の“霧の駅”まで来たのですが、この日は何か2輪車のイベントがあるようで、大型2輪車が100台ほど、止まっていました。

 その大型2輪車の100台ほどの排気音がうるさいので、交通の要所の“霧の駅”の下側にある池のくるみ踊り場湿原まで移動しました。

 池のくるみ踊り場湿原の下側では、シャクナゲの花が咲き始めています。このシャクナゲの花は園芸種のようです。

 さらに、“霧の駅”辺りでは、まだレンゲツツジの花が咲いていないために、花の蜜を吸いに来る昆虫がいないために、夏鳥のノビタキなどの出が悪い様子です。

 これに対して、池のくるみ踊り場湿原の中腹から、池のくるみの池を眺める辺りは、レンゲツツジの花が咲き始めています。

 このため、夏鳥のホオアカのオスが登場し、よく囀っています。ホオアカのオスは全長16センチメートルぐらいです。位置関係が逆光なので、うまく撮影できていません。

 一面のヨシの枯野の中に、夏鳥のノビタキも登場しました。ノビタキのオスは身体の大きさは13センチメートルぐらいです。

 時々、ノビタキが枯野の上に飛び上がります。

 この日は、このヨシの枯野の中にある作業用の小道を、大型犬を連れたグループが散策していました。

 このヨシの枯野の辺りは、それぞれに地権者がいるため、その方の許可がないと、枯れ野部分には入れません。

 何かのイベントのようでした。大型犬を連れたグループが散策すると、大型犬を察したノビタキが遠くに逃げていきます。

 池のくるみ踊り場湿原は、春から夏に向かい始めた時期でした。まだ静かな湿原でした。

 


日本経済新聞紙の見出し「保健所・病院 国が調整」の記事を拝読しました

2021-06-11 00:00:05 | 日記

 2011年6月10日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面の見出し「保健所・病院 国が調整」の記事を拝読しました。

 サブ見出しは「感染症拡大時、自治体超え融通」と伝えています。
 
 この記事のリードは「政府の経済財政諮問会議は、6月9日に経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の原案をまとめた」と報じています。

 その中では、具体的には新型コロナウイルス対応を機に、国と地方の新たな役割分担を挙げたと伝えています。

 この国と地方の新たな役割分担とは、各地方の病院などの病床を地域を超えて融通することを可能にするということです。

 新型コロナ患者の重症患者が増えて例えば、大阪府や東京都、北海道などの病院でで不足しても、これまではその地域を超えた融通ができなかった問題を解消するということです。

 今年初めから、病院などの現場では改善することが訴えられてきたことがやっと可能になりました。かなり、遅い改善です。大阪府や東京都では、新型コロナ患者の重症患者が救急車を呼んでも、なかなか入院先が見つからないという問題に直面していました。

 例えば、新型コロナ患者の重症患者を直す体外式膜型人工肺のECMO装置は、実際には使いこなせる専門性の高い看護師や医師がいないと使いこなせなかったのです。

 大阪府や東京都、北海道などで新型コロナ感染者の重症患者が肺炎になっても、隣りの都道府県の病院などが持つECMO装置を使うことができないという問題が起こっていました。

 この問題の解消を長い間、病院などの現場の看護師や医師が国に訴えてきました。やっと、解消に向かう姿勢ができました。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「保健所・病院、国が調整、感染症拡大時に自治体超え」と伝えています。

 さて、6月10日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面には、見出し「首相、接種完了10月から11月完了」というワクチン接種の見通し伝える記事を載せています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「全希望者ワクリン接種『0月~11月』に終える 首相」と伝えています。

 ところが、この見出しのすぐ下には「国の大規模接種 空き8割」という見出しの記事が載っています。

 政府は、自衛隊が運営する新型コロナワクチンの大規模接種センターの予約枠に多くの空きができているため、65歳以上の方に対して東京会場では、1都3県という条件を外し、大阪会場では関西の2府1県という条件を外し、どの地域の65歳以上の対象者でもワクチン接種できるという条件に変更しました。見た感じでは、東京会場の大規模接種センターはがらがらだそうです。

  日本経済新聞 電子版が伝える見出しです。

 6月10日の夕方に放映されたテレビニュースでは、自衛隊が運営する東京都千代田区大手町に設けられえた新型コロナワクチンの大規模接種センターの空き具合の映像が流れていました。ほとんどワクチン接種希望者が来ていないという、不思議な動画でした。

 65歳以上の高齢者の方が複雑な交通網を使って、わざわざ越境して、東京都心や大阪市の中核部まで出かけるマインドが無いことが明らかになったようです。

 各都道府県に独自の大規模接種センターができて、わざわざ遠くまで出かけるマインドが無くなったようです。ワクチン接種希望者のマインドの読み違えです。結果的に、ニーズがあまりなかったという事実です。

 この大規模接種センターの予約が埋まらないと、上に載っている見出し「首相、接種完了10月から11月完了」というシナリオは崩れます。この経緯の動きを見守りたいです。