たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

済州 中文(チュンムン)へ

2014年09月02日 | 海外旅行
続き

「このバスは中文に行きますか?」と尋ねると

「このバスは行きませんよ」と運転手

では、と待合所に引き返しますと

「中文へ行くのでしたら、このバスでXXまで行き其処で中文行きに乗り換えると良いですよ」

(xxと有るのは場所の名前を忘れた為)

と、乗車していた初老の乗客が降りてきて教えて下さいました

その方は私達よりも先に下車しましたが何と親切な

「この二人をxxで下してやって下さい」と運転手に言づけまでして下さったのです

こうした小さな親切は異国を旅する者にとって非常に有り難く

改めて見習わなければいけない事だと思いました

バスと言えば前回の旅行で降りる場所が分からなくウッカリ乗り過ごしてしまった時

同乗していたアジュンマがワザワザ降りて私達を向かいのバス停まで案内し

やって来たバスに「この人達をxxで降ろしてやって下さい」と言って下さいました

丁寧なお礼を言う暇も有りませんでしたので

バッグから私が描いた葉書絵を渡して別れましたが

アジュンマは又、降りた場所へ戻り次のバスを待つため引き返して行きました

こうした行為は儒教に基づいたものなのでしょうか

一生忘れられない有り難い親切だった事は確かです

さて、バスに乗り換えた私達は中文は活気ある街という触れ込みに

「そうなのかしらね」と半ば反発を覚えながら乗っていますと

やがて街の外れから木立が茂る山道へと差し掛かろうとしていました

ちょっとオカシイ

そう気付いた雄さん、即、運転手さんに声を掛けます

危うく乗り過ごす所でしたがセーフ

運転手さんは嫌な顔もせず途中下車させて下さり笑顔で 「Have a nice day] と

なんと言っても私達にとりまして一番の苦労はバスだったかもしれません

少し戻り運良く有ったインフォで済州の特産物が揃っているという施設を尋ねますと

「観光団地に有る国際コンベンションホールでしょうかね」と言うや

いとも簡単に行ける様な感じで道順を説明して下さいましたが

実際、歩いてみると、かなりの距離 おまけに照りつける太陽が嫌気を増幅させます

途中のロッテチョコレート会館の前に奇抜な建物を見つけました

看板に寄りますとスターバックス・・・・・コーヒーショップです


偶に人影は見るものの不安になるほど歩行者が少ない南国風な景色を横目に歩く事30分

ようやくコンベンションセンターを見つけましたが

この辺りは韓国らしくない余りにも開発がすすみ過ぎた韓国にしては異次元の様な場所でした

何でも有りの日本でしたら考えられなくも無いですけど・・・




ワッ、あんな所に人が・・・チョチョット 危ないですよ


コンベンションセンター内は各国の旅行者で大賑わい

先ずは、もう一つの予定である両替を先に済ませてしまいましょう

暫く主人が返って来ないので両替所に行ってみますと

「Are you crazzy? I,m waiting here lonngtime」 雄さんの声でした

何でも西洋の三人の女性が待っている人間が居るにも関わらず

ああでも無い、こうでも無いと長時間、窓口でゴネていたのだそうです

全くどこの国にも無作法な人間は居るものだとかなり憤慨していました


ワオ、絵のモデルさんになって頂きたい様な人達

雄さん、シャッター押すのを頼まれて  ハナ・ドゥル・セ~ 


こんな記念写真を撮る人、何処にも居ますよね


この施設で遅い昼食をとり目的の物を売っている場所を探してみますが

広いフロアには各国の有名ブランド商品ばかりで私が欲している物は何処にも有りません

雄さんも私の我儘に付き合うのも辟易してきた様子

諦めて帰ろうかとした時、エレベーター脇に

「x日からx日まで韓国物産展」の案内が有るのを見つけました

「有った~」と2階へ行きますと片隅の僅かなスペースに僅かな商品が有るばかり

勿論、柿渋染めも有りましたが、とうてい買う気になれない物ばかりでした

仕方なく購入した物はミカンのドライフルーツ

多分これは誰かのお土産になるのでしょう

その時、雄さんが言いました

「天地淵瀑布へ戻ろう」

私はその時、既に諦めていましたからどうでもよかったのですが

「後悔したくないだろう」の言葉に絆されてタクシーで天地淵瀑布へ戻りました


再びバスで西帰浦へ行きまして市場を覗きます

中文はそんな事で直ぐに引き返してしまいましたから様子は分かりませんでしたが

活気は西帰浦の方がある様に思います








選挙候補者は賑わう市場を見逃しません

安全を掲げて熱弁をふるう候補者に店の人達も一時、手を休めて演説に聞き入っておりました




19時になろうとする頃、済州市に戻りますと、ここでも候補者が

事故が相次いだ中やはり候補者の口からは“安全”と言う言葉

盛大な拍手とガンバレの声は車のエンジン音もかき消す勢いでした


西帰浦の市場で購入した大きな蒸し饅頭

ヨモギなどの自然食品を使った餡入りの中々いけるお味でした

遅い昼食でしたのでお腹は未だ空いていません、今夜は夕食はこれで間に合いそう




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4 コメント

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バッグゲット、良かったですね^^ (はる)
2014-09-03 16:34:42
柿渋のバッグだそうですが、お土産店に並んでいたものとは、色が
多彩で素敵です。ご重宝されているようで、ご主人の戻ろうの一言
嬉しかったですね。

中文と西帰浦では、本当にずいぶん街の様子が違いますね。
中文はいかにもリゾート地として開発されたって感じだったでしょうか。
みなさん観光バスで観光地とホテルの間を移動するだけで、
街の中を歩く人はいないかもしれませんね。

親類と行った時、午前に帰る親類が先に帰ったあと、夫が射撃をやってみたい
というので、歩いて出かけたんですが、他に歩いている人は見かけませんでしたね。
ああいう所より西帰浦の市場が、私好みです。
大きな蒸しまんじゅうも素朴で美味しそうですね^^
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旅先で会う笑顔と親切 (sisi)
2014-09-03 19:00:24
旅先で受ける笑顔と親切は本当に嬉しいものですね。

笑顔と親切は、もらうも、あげるも、多くの言葉を交わす以上の素敵なコミュニケーションだと思います。

国が違っても、人は変わらない。
同じ国の方だから合う訳でもない、国が違っても合う人はいる・・・ホント不思議ですね。
”ドコソコの国の人だからって、偏見を持って人を観ては間違うわよ、、、どの国にもいい人も悪い人もいるのだから・・・”というお姉さん的存在のスイス人の面倒見の良いご婦人の言葉がまた甦ってきました<笑

この柿渋のバッグをゲットするために、またお二人で戻られたのですね。
お優しいご主人さまですね。
そのフレーズだけで、たかさんを凄く愛していらっしゃる感が伝わってきます。

長~い、結婚生活を仲良く、楽しんで暮らしていらっしゃるご様子。
この分だと、悪の手配者は入り込む隙もなく大丈夫ですね。
私の周りには、そう言った目に遭う方が、数名いらっしゃいます。ホント恐いです。

素敵な柿渋のバッグをゲットされた時の、お二人のほのぼのしたショットが私の脳裏に浮かんできます<笑。
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はるさんへ (たか)
2014-09-03 21:50:55
中文、私が歩いた所が偶々リゾート地的な所だったのかも知れませんが
済州自体もっと鄙びた所という印象が強かったものですから
こんな所も有る事に先ず驚きました。
日本はどうなの?と言われれば二の句も継げませんが
済州は済州らしく余り開発の手を入れないで欲しいですよね。

柿渋のポーチ、飾られた物の中からでしか選べませんでしたので
値段が値段でしたので普段、持つのには良いかと購入しました。
地の色が本来の柿渋染めで他の色は別の草や木で染めた物を接ぎ合せたものなのでしょう。
でも、これを肩にかけていますと素敵ねって言って下さる友人もいます。

凄いでしょう、蒸し饅頭
直径10㎝くらい有りました。
でも甘さ控えめな餡でしたので美味しかったですよ。
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sisiさんへ (たか)
2014-09-03 22:19:05
さりげない親切が出来る人は素晴らしいですよね。
韓国でも他国でも困った時の親切はズッと心に残ります。
特に国の政策で反日感情を押し付けられている国の中ですから格別な物が有りました。
国対国の問題、これは私達にはどうする事も出来ません。
でも、やはり人間対人間、そこに壁は無いんですよね。
それが身に染みて分かっただけでも今回の旅は成功だった思えてきます。

長~い結婚生活
それは色々有りますよ。
まァ、仲睦まじく過ごして行く努力を忘れない様にしていきたいと思います。

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