たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

花の名山・雨飾山(1963m)新潟・思い出の山

2022年02月23日 | 心に残る思い出の山

2000年 6時間 3時間05分 (所要9:05)

雨飾高原キャンプ場を7時に出発 キャンプ場の標高が1000mなので山頂までの標高差は約1000m。雨飾山荘を左に見て更に奥へ奥へと車を走らせる。やがて最奥のキャンプ場に到着。

先ずは大海川沿いを穏やかに下る。周辺は湿地帯で所々水芭蕉の巨大な葉が見られた。そこで見たくも無いヤマビルを1匹見つけてしまった。

           

 

 

広河原からブナの巨木が生い茂る中を1時間余りジグザグに登って雪渓に埋まる荒倉沢に降り立った。底を走る雪湧水の音を聞きながら上部を見上げれば雨飾山頂が、さぁ来いと私達を見下ろしている。此処から始まる急登に備えて10分間の休憩。

いざ踏み出すと「平坦なところは殆どなく初めて登る人には辛い山」と言われている様に容赦ない急坂の連続だ。花も無くジメっとした土を踏んで、ただひたすら上を目指すのみ。

この先も急な登りは続くのだが少しづつ花が見られる様になり稜線に近づく頃には山道脇に多種多様な花が咲き乱れ目隠しされた長かった登りの苦しさを忘れさせてくれる清涼剤となってくれた。

 

   

これはほんの一部、アルバムに残した花数は16種類を数えました

 

稜線に出ると山道は岩の登りとなった。折角の美しい花もボヤケテシマウ様な岩角や梯子に頼るキツイ登りだ。

 

漸く笹の原の中に標識の立つ梶山新湯分岐に着いた、と同時にガスが押し寄せ全ての景色を包み込んでしまった。折角、展望を楽しみに来たのにと思ったら途端にドッと疲れを感じた。「展望が駄目なら花が有るさ」物は考え様で気持ちを切り替え気持ちを奪い立たせる。

頂上一つ手前のピークを越えると何と間の良い事か、谷を挟んで雨飾山が僅かな時間だったが姿を現したではないか。目を凝らせばヨーロッパの山歩きで4キロ体重を落とした私にとって厳しそうな道が全く無駄のない登りで伸びている、実際手強い登りだった。

そんな想いで着いた山頂は渦巻くガスに阻まれ展望はおろか近くの山さえ見えない。雄さんが私が座った岩から蛇が驚いて出て来たと言うが私は見ていないので本当かどうか?? ただ羽虫の大群には閉口させられ早々に退散し、もう一つの頂へと足を向ける。続きますのでコメント欄はお休みです。

コメント
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