降ったり止んだりはなくなったが此処2日ばかり午後になると雷雨がやってくる
午前中はまるで高崎を攻める様に積乱雲が四方八方からグイグイと押し寄せていた
午後4時、久し振りに庭の草取りをしていると榛名山方向から雷鳴が轟いた
見上げると北から黒雲が押し寄せ数分後には篠突く雨に
雷と言えば何時も思い出す事が有る
あれは小学校一年生の頃だったか
恐くて友人のお母さんにしがみつき大泣きして笑われたのだ
本当に恐かったのは仙丈岳の山頂に居た時、髪がやけにざわつくと思った数分後それはやってきた
走りながらカッパの上衣を付け、ともかく小屋を目指して一目散で駆けた
ドアを開けた途端、ピシッ
私達を狙ったのか小屋を狙ったのか(その日、水洗トイレは使用できなかった)
3000mの雷の怖さを知ったのはそれが初めての事だった
雷も遠ざかりそろそろ夕食の支度に取り掛かろうとした時
赤城山上空の雲が仄かに紅い
もしやと思い振り返ると西の空が真っ赤ではないか
思わずを片手に外に飛び出した
何と美しい夕焼け
一番良い時を逃したがそれでも十分な美しさだ
徐々に華やかさは失われつつも、その変化は私を引き留めて離さない
人気ブログランキングへ