たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

乾徳山(2031M)

2011年04月18日 | 登山
入山(9:10)-山頂(12:05~13:20)-下山(16:05)   標高差719M

友人からのお誘いを受け乾徳山に登ってきた。
昨日の強風は治まり今日は朝からとっても穏やか、登山には最高の日和となった。
以前、登った時は徳和からの入山だったが今日は大平登山口からである。
有料を通り抜け登山口を少し行ったところに車を停め9:10出発
同行したのはM山岳会の強者ばかりで素人の私としては不安な気持ちを抱えての出だしである。
何時もの様なノンビリ登山と言うわけにはいかないのだ。


                      登山道に咲いていた猛毒のハシリドコロ

選んだショートカットの道は国師が原は通らず、そのまま扇平へと導かれた。
扇平直下、一面カヤトの原が広がる月見岩で休憩
夢中で急登を喘いで此処まできたので気付かなかったが北岳を主峰に間ノ岳、農鳥岳
そして左に目を転じた先に富士山の頂稜部が春霞の空に浮かんでいる。
今年、初めて対面する富士、やはり神々しい。
特に今日の富士は一味違う気がする。何故だろう。





乾徳山手前のピークに登り上げた付近から岩の登りに加えて所々残雪を踏む様にもなった。
鎖の詰めは名物一枚岩の登りである。
若い時はこの岩登りに楽しささえ感じたものだったが左手の力を失った今
右手と足の踏ん張りに託して登るのは至難の業で有ったが何とかクリア、12:05山頂に立った。


                           手前のピークから始まる岩登り


                  


                           名物一枚岩の鎖場



どうした事か、好天だったので金峰を望む展望も岩屑の山頂も変わりないはずなのに
唯一記憶に残るのは一枚岩・・のみ・・・
マッ、いいか。今度こそしっかり記憶に留めておこう。
富士をおかずに1時間15分のランチタイムを終え山頂を北側に下り国師が原へと下るのだが・・・
山頂直下の下りは凍結した梯子の連続
「ウ~ン、今一足が届かないよ~」
足の短さを恨みつつようやく難所を抜け樹林帯を木に摑まりながらガンガン下る。
その途中100Mほど後を歩く女性が誤って落とした直径30センチ程の石が
ガランゴロン音を立てて斜面を転がり落ちてきた。
「落石」と叫んだのは我が隊員、当の本人は非常識にも無言である。
多分、落としてしまった事に対して驚きの余り声も出せなかったのだろう、そう思いたい。


                           金峰山の北斜面を振り返る

途中方向を見失う場面も有ったが何とか修正し無事、標高差471Mを下って国師が原に辿りついた。
もうヘトヘトである。
「ここで一休みしましょう」の言葉の嬉しかったこと。
食べ物をねだって何頭かの鹿が周りをウロツキ始めた。
最初は遠巻きに徐々に間合いを狭め直ぐ側までやってきた。





さて、先は未だ長い
この先、大きな下りや登りは無いが道が単調なだけに辛い歩きである。
下方に大平牧場が見えて来た時には心底ホッとした。
そして無事4:05下山
もしかして足並みを狂わせてしまった今回の登山
皆さん申し訳けありませんでした。そして有難うございました。





                群馬は昨日の風で大分、散ってしまったが こちらは見頃だった

コメント (4)
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