バストの中身は乳腺と脂肪組織、そして、クーパー靭帯(乳腺提靭帯)と呼ばれる
線維の束で成り立っています。このうち乳腺は、建物でいう鉄骨の働きをしています。
乳房に占める乳腺の割合には、生まれつき個人差がありますが、乳腺があって、
しかも基底部(乳房の土台)との間に脂肪が少ない方が、かたちを維持しやすいといえます。
バストの垂れ下がりは、この乳腺を支えているクーパー靭帯が伸びきってしまうことから生じます。
クーパー靭帯は切れたり緩んだり、伸びたりしてしまうと、
元には戻らないし、修復も鍛えることもできないそうです。
◆ 垂れ下がり(下垂)の原因は4つ
1. 乳房全体の重さ:
乳房自体が重ければ重いほど、重力の影響を受けやすく、皮膚の伸縮性が低下して「下垂」してゆく。
2. 加齢:
年齢が上がるに従い下垂する人は増加する。
ホルモンバランスなどの変化によって、乳腺と脂肪の構成比率や組織そのものが変化。
皮膚も伸縮性、柔軟性が低下し、復元力がなくなる。
3. 物理的刺激:
ランニングなどの運動による振動や極端なバストマッサージなどでクーパー靭帯を痛め、
これを長時間繰返すと、下垂を加速させると考えられる。
4.妊娠・出産時のトラブル:
妊娠:出産期は乳房内部の乳腺、脂肪の構成比率や組織が変化し
乳房の重量が重くなる他、乳腺炎などのトラブルが発生しやすく、
乳腺組織周辺の健康度を低下させてゆく。
◆ 下垂の予防法は3つ
カラダにあったブラジャーで、バストを支える。
(ブラ着用によりクーパー靭帯の伸びや切れを防止します。
また、適正なブラジャーは年齢によって違ってきます。無理な締め付けではなく適正なホールドを。)
(また、バストを冷やすと血行がなるくなりますので、プラはそのためにも有効)
医学的に検証された乳房マッサージや乳房の手入れをする。
(安易なマッサージはかえってクーパー靭帯を痛めてしまうそうです。くれぐれもご注意を)
乳房の皮膚表面の水分量を保持するボディ化粧品を塗る。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます