何のへんてつもない地層や、海岸の岩。
しかしそれらは日本列島がたどった二〇億年の軌跡を現代に生きる私たちに教えてくれる。
一枚一枚の写真に目を凝らし思いを馳せれば恐竜の足音が聞こえ、太古の森や氷河が見えてくる。もの言わぬ大地から躍動する地球を感じる列島形成のあかしが刻み込まれた全国厳選五〇か所の写真解説集。
1 残された古い記憶
2 大陸縁での成長
3 日本列島の成立
4 変動する大地
5 火山列島の姿
6 氷河時代の痕跡
7 水と生物がつくる景観
8 大地の恵みと自然の変貌
日本最古の岩石をふくむ礫岩(れきがん)
岐阜県七宗町上麻生の上麻生礫岩・20億年前
18億年前にあったとされるヌーナ超大陸の岩石の破片であるかもしれない。
日本列島に残る大陸の破片;飛騨の変成岩
変成岩は、堆積物や火山岩が地下深くの高温高圧にさらされて、もとの鉱物が別の鉱物に変化した岩石である。
12億~7億年前に存在したロディニア超大陸
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