コハクチョウ、マナヅル、サシバ、ハチクマ…。何千キロ、何万キロもの旅を毎年決まって行なう渡り鳥たち。彼らは、どこをどう通って目的地に着くのか。移動の経路をどうやって見つけるのか。そもそも、なぜ渡りをするのか。東南アジア、シベリア、中央アジアなどを舞台に渡り鳥の衛星追跡を長年行なってきた著者が、渡り鳥にまつわる興味深いエピソードの数々を語る珠玉の科学エッセイ。
1 鳥の旅を追う(鳥の旅、その1 特定個体の旅を追う
旅を追う仕組み ほか)
2 渡り鳥の生活(渡り鳥の生態と行動
渡り鳥の危機)
3 旅が明かした意外なことがら(旅のあり方、いろいろ
鳥の渡りと朝鮮半島の非武装地帯)
4 研究悲喜こもごも(渡り研究の道筋
研究に苦労はつきもの ほか)
5 未来に向けて(保全への利用
衛星追跡の課題)
エピローグ 渡り鳥がつなぐ世界の自然
衛星追跡にかかわるシステムは、アルゴス情報収集・測位システムと呼ばれ、
通常、アルゴシムテムと略される。
アルゴスとは、ギリシャ神話に出てくる100の目を持つ怪物の名前である。
アルゴシステムが搭載されている人工衛星は、アメリカの気象衛星「ノア」である。
現在5基の衛星からなっており、地上850kmの極軌道を101分に1回の速度でまわる。
アネハヅル
ヒマラヤの高峰を群れをなして飛ぶ
三江平原
ザーロン自然保護区は、世界有数のツル類の繁殖地
ツル類ではマナヅルやタンチョウが繁殖する。
ナベヅル
ソデグロヅル
クロハラアジサシ
黄河三角州自然保護区
江蘇省;塩城
中国の国家級自然保護区に指定されている。
ボーヤン湖
ハンカ湖
アムール川中流域:ヒンガンスキー自然保護区
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