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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

墜落遺体  御巣鷹山の日航機123便

2020年08月24日 18時40分04秒 | 読書・文学
第1章 出動命令
第2章 大量遺体
第3章 最初の遺体確認
第4章 悲しみの体育館
第5章 看護婦たちの胸の内
第6章 指紋、歯が語る
第7章 身を粉にした医師の仕事ぶり
第8章 遺体の引き取り
第9章 過酷な任務
第10章 極限の日々
第11章 最後の最後まで




日本赤十字社には赤十字十訓というのがある。

「博愛にして、懇篤、親切なるべきこと」

「冷静にして、沈着なるべきこと」

「救護員制服」デザイナー森英恵


とくにスチュワーデスの最後の機内放送
「・・・もうすぐ・・・赤ちゃん連れの方は座席の背に頭を支えて・・・
ベルトはしていますか。
テーブルは戻してありますか・・・」等
機体が急峻な山中に突っ込む寸前まで乗客に生きる希望をもたせる見事な放送をしている。
スチュワーデス自身、恐怖感で心臓が引き裂かれるような思いであったろうに・・・


猛暑の山中に放置された死体は、事故後4日目になると急激に腐敗が進行し、
身元確認、特に離断遺体の確認を困難にした。
腐敗は多くの条件によって左右される。
腐敗の速度については、空気中がもっとも早く、ついでに水中、土中の順になる。
カスパーの法則といい、一対二対八の法則といわれている。

腐敗による蛆の繁殖も白骨化をはやめる。
悪臭は主として「酪酸」からなり、これが人間の鼻には耐え難い死の臭いになる。













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