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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

白菊-shiragiku- 伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花

2022年06月12日 13時24分08秒 | 読書・文学


山崎まゆみ/著
出版社名 小学館
出版年月 2014年7月

税込価格 1,650円
頁数・縦 251P 19cm

三尺玉、ナイアガラ、フェニックス…百万人もの観衆を集める「長岡花火」は、見る者の涙を誘う「伝説の花火師」の生涯をたどり、感動の真実に迫るノンフィクション。

プロローグ 「涙の理由」を探して
第1章 伝説の花火「嘉瀬の白」
第2章 花火師とシベリア抑留
第3章 アムールに咲いた「鎮魂の花」
第4章 二〇一三年冬、ハバロフスク
第5章 雪国に舞う「不死鳥」
エピローグ 嘉瀬さんと私

日本一感動する花火の原点はここにあった 「三尺玉」「ナイアガラ」そして復興祈願花火「フェニックス」……。日本三大花火大会の一つに数えられ、毎年百万人もの観衆を集める新潟県・長岡の大花火は、見ているだけで涙を誘われる“日本一感動する花火”とも評されている。なぜ、花火で泣けるのか? 「涙の理由」を知るべく、著者は、半世紀以上にわたって長岡花火を打ち上げ続けてきた花火師・嘉瀬誠次(九十二歳)への取材を重ねた。その花火づくりに大きな影響を与えてきたのは「戦争」「シベリア抑留」という苛酷な経験であり、嘉瀬が亡き戦友への想いを込めてつくった花火「白菊」にこそ疑問を解く鍵があった――。「伝説の花火師」の生涯をたどり、感動の真実に迫るノンフィクション。【編集者からのおすすめ情報】 毎年8月2日・3日に長岡まつり大花火大会が開催されています。地元出身の著者もまた、長岡花火を見るたびに涙してきた一人だったそうです。他の花火大会を見ても、そのような思いになることはなく、なぜ長岡花火だけそうなるのか……その理由を知りたいと思ったことが、本書の出発点でした。それから、取材・執筆を重ねて、最終的に「花火」というものの奥深さをじんわりと感じられる一冊になっていると思います。

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