プラマイゼロ±

 某美少女戦士の内部戦士を中心に、原作、アニメ、実写、ミュージカル等問わず好き勝手にやってる創作、日記ブログです。

無敵な愛

2011-01-08 23:55:52 | 小ネタ




「美奈、ちょっとお願いがあるんだけど」
「へ?レイちゃんがあたしに?」
「そう。あなたしか頼めないことで」
「まっ・・・まさかこの愛の女神からキスのテクニックを聞きたいとおっしゃるのですか!?」
「そういうことは間に合ってるわ」
「・・・くっ・・・ちょっとからかっただけなのに・・・よりによってレイちゃんに真顔でそんなこと言われちゃうこの敗北感・・・・・・・・・っ」
「で、改めて頼みたいのだけど」
「えー、でもレイちゃんがあたしに頼むことって・・・あ、バレーでも始めるの?」
「いえ、その・・・あなたの手料理が食べたくて」
「はい?」
「簡単なものでいいから・・・あなたの手料理が食べたいのだけど」
「・・・・・・・・・・・・・まこちゃんと喧嘩でもしたの?」
「そういうわけではないけど・・・ちょっと」
「(ワケありってわけね・・・愛の女神として何とかしなくては・・・)」






「もしもしっ・・・まこちゃん!?」
『え、美奈?どうした?』
「レイちゃんが我が家で『お前は既に死んでいる』状態に陥ってますっ!大至急レスキュー希望!」
『Σはぁ!?しかも亜美ちゃんじゃなくてレイが!?何したんだよお前!!』
「レイちゃんが手料理食べたいって言うから作って食べさせただけだもん!」
『レイ・・・ドMなやつだとは思ってたけど・・・そこまで行ってしまったのか・・・』
「ちょっとまこちゃんそれは進んであたしの手料理食べるのがマゾ行為だとでも言いたいのっ!?」
『あ、いや・・・とにかくレイがいるんだな。待ってて、すぐ行く』






「レイ!来たぞ!無事かー!?ってああ、見るからに助かる見込みのなさそうな顔で倒れてる・・・!」
「レイちゃんしっかりしてぇぇ!まこちゃんが来たわよっ」
「レイ!あたしを置いていかないでくれ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「こっ・・・こうなったら、美奈!あんたの作ったものあたしも食べる!あたしもレイのところに・・・」
「人の作ったものでロミジュリのパロディみたいな真似しないでくれない?」
「・・・・・・・・・・・・・ぅ」
「あ、レイ?レイ!起きろ!」
「・・・・・・・・・・ああ、危うく三途の川を渡るところだったわ」
「レイ・・・起きた!」
「・・・ん、あれ?どうしてまことがここに」
「レイちゃん倒れたからあたしが呼んだのよ。まさに愛の力で蘇生・・・」
「レイのばかぁっ・・・何でこんな・・・ばかな真似したんだよ・・・ひっく」
「ばかねまこと。泣いてるの?」
「だって・・・だってレイが死んじゃうかと・・・えう」
「蘇生するのはいいけど、人の作ったご飯程度のもので生死をかけたロマンスしないで欲しいんですけど」
「何でこんな命を捨てるみたいなばかな真似したんだ・・・・・・あたしが言えることじゃないかもしれないけどっ・・・戦いの場でもないのにわざわざこんなことして・・・ばかばかばかレイのばか」
「まこちゃ~ん?命を捨てるとかってそーとー失礼よ~?先週亜美ちゃんは食べてくれたわよ。顔中の穴から変な水噴いてた上最近メールも電話も返事来ないけど」
「何が不満か知らないけど・・・ご飯ならあたしが毎日でも作ってあげるからもうそんな真似しないで・・・・・・ぐすぐす」
「それが・・・駄目なのよ」
「・・・え?」
「それじゃ駄目なのよ」
「あたしが・・・悪いのか?」
「そうじゃないわ。ただ・・・あなたの作ったものに慣れてしまうと舌が肥えてしまってありがたみがなくなるから」
「・・・へ?」
「たまにこうしておくと常にありがたくあなたのご飯が食べられるでしょう」
「・・・レイ・・・」
「・・・当たり前と思いたくないし・・・感謝を忘れたくないわ・・・」
「あっ・・・あたしももっと料理頑張るよ!レイにいつでも満足してもらえるように・・・・・・!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」










「亜美ちゃん亜美ちゃん亜美ちゃん!!!」
「ああ・・・美奈・・・久しぶりね」
「あれ、ちょっと痩せた?」
「実は一週間ほど生死の境をさまよってて今日やっと外出できるようになって・・・」
「今元気ならよかった!早速あたしの手料理を食べてなおかつあたしを情熱的に抱いてください!それはもうケダモノのように・・・!」
「・・・はい?」
「亜美ちゃんにこの二つをクリアしてもらわないとあたしの敗北感は拭い去れないのです・・・っ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・てっ・・・・・・・・・・・・・手料理・・・・・・だけでも・・・・・いい、かしら・・・・・・・・・・・・・(がたがた)」
「敢えてそっちチョイスなミラクルが起こった・・・」








          ****************


 とにかくとりあえずすみません。どうして私はいつもこう・・・すみません。まこレイにボケさせたいなと思ったら何故かこうなった・・・

 水野の美奈子に対する愛は意外と深いのです。むしろ意外なほど深いのです。



 ほたるちゃん誕生日スルーしてもーた・・・orz
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