梅さんのかわら版.umelog

鎌倉・紫陽花寺

陽の匂ひ

2023-12-29 13:56:06 | 俳句&短歌

我が家のベランダで、陽に当たって程よい干し柿となった

昨日の毎日新聞に「太陽の匂い」という投稿があった
太陽の匂いってどんな匂いだろか

それは、日に乾された布団の匂いなのだ
今は羽毛布団になったので、干すことが余りないが、
今でも田舎に行くと、ベランダや屋根に、
家族中の布団が干されている光景を見ることができる

あの布団を取り込んだ時の匂いはumeさんも好きだ
俳句では「日(陽)の匂ひ}という句がたくさんある

干蒲団まとふやすらぎ陽の匂ひ  小島正士
蒲団干し子に畳み置く日の匂ひ  阿部悦子
取り込みし蒲団日の香の夜も匂ふ  池田美佐代
干蒲団に日の匂ひあり母逝けり  加藤みき

干された布団は、湿気がなくなりふわっとして倍くらいに膨らみ
何とも言えぬいい匂いがするのだ
だがこの匂い、冬の日差しは匂いが薄いということに気が付いただろうか
ちょっと物足りなく、いつものあの匂いが恋しくなる

大晦日は雨模様なので、明日はしっかり干すこととしよう


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。