~の 代わり

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鬼滅155話 セロリ食べてる場合じゃない

2019-04-25 | 鬼滅の刃(WJ)感想

今回は鬼滅らしいお話でしたが、一番怖かったのは、巻末のワニ先生のコメントだったりします。
描いた時とコメントした時は違うのかもしれないけど、この回にセロリぶっこんでくるワニ先生にサイコパスみを感じておののきました。いや、ある意味すげえよ。

155話 役立たずの狛犬

主人公のアニキ的存在の誰もがウワーってなる敵の中の敵役が、この回を通じて一気に「なんてこと……!」となってしまう、やっぱすげえよ以下略
狛治は親父さんの頃から病気の看病なんて慣れてる訳ですけど、前回の親父さんへの想いの語りからして、本当は根の優しい子だったのだと思います。
何気ない言葉でも、恋雪ちゃんにとってはそれはとても尊くて、心に沁みる言葉だったのでしょうね。
んでもって、狛治のコマはコマさんの狛!守るものが無いとダメなんですね。しかし、師範がそれ言うのか。自殺するほど看病と娘の行く末を案じてしまった奥さんと、あきらめてる事を娘に看破されているのに。お社を守ってる狛犬……もしかしたら師範も守って欲しかったのかもしれませんねえ。
それにしても。煉獄さんがあの時誰一人として死なせず「守って」逝ったけど、鬼になって忘れてしまっていても、どこかこの矜持のようなものは覚えていて、だからこそあれほどに炭治郎の言葉が癪に触ったのかもしれません。あの黎明の時、覚えはしていなかった事もろとも含めて、今思い返すと狛治としての彼の片りんも見えなかった(見せなかった)所にも、この鬼滅の話の「哀しさ」が見えてきますなあ……

それにしても。罪人の自分が真っ当な生き方ができると思っていた矢先の出来事。それは1話の炭治郎の家族のように、本当にあっけなく、でもその仕業は鬼の所為ではなく、人間の仕業でありそして本当に理不尽なものでした。
毒殺て。恋雪ちゃんとの別れが劇的なものでなく、別れの言葉も何もなく、日常の隙間に入り込んだ闇のようにするりと彼女の命を消してしまった。

その後の狛治の顛末が現在に至る訳ですが、無惨様がやっぱりペイズリー好きだという事が解った回でもありました(笑)
強くなければ、と鬼になってからも強さをひたすら求めてきた彼の原点ですが、それはあまりにも悲しい、ただのつまらない恋の話でした。
つまらない……この一言と恋雪ちゃんを抱きしめる狛治の姿、これだけでもう……やっぱすげえよワニ先生。



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