20巻、延期の末に本日手に入れました。予約してましたけど、特装版もたくさん本屋には置いてありましたよ。
なので、どうか転売屋なんかから買わないでね!ワニ先生へ繋げる大事な事ですからね!
203話 数多の呼び水
内なる自分の中で帰りたいと切望する炭治郎と、それを阻まんとする無惨。
今までの炭治郎の行いが、沢山の呼び水を生んで自身を救う。
背中を押す家族や、逝ってしまった柱達。そこに言葉はないけれど、あの片腕だけで十分伝わってくる。
引き寄せようと伸ばされた手、沢山の「戻ってこい」という気持ち。藤の花の香の中、まさに『生還』しようとする炭治郎。
そして残される無惨。最後にはもう駄々っ子の子供のようで、縋る姿は一番彼の人間らしい所のような気がします。
目が覚めて、皆喜んでほっとして。
カナヲちゃんも生きてました。お世話していた隠がちゃんと女性だった細かい配慮(笑)
兪史郎の涙と終わりましたよの一言を受け止める青空がただただ綺麗で、はい、ぜひカラーで見てほしいです。藤の花のところもすごく綺麗っす。
204話 鬼のいない世界
炭治郎が人間に戻ったのは、かなり運が良かったそうで、なるほど禰豆子が無惨に対する抗体を持っていたからなのですね。
左腕も右目も、元には戻らなかったんですね。確かに鬼になったから再生した訳で、前号のラストでも、炭治郎の左腕はしわしわだったし、目も左目と違う描かれ方してましたね。
鬼ならともかく、人間は元には戻らないんです。このあたりをちゃんと主人公といえども補正しない所が鬼滅のいい所!
しかし、鬼になる素質が炭治郎にはあったとか、そら恐ろしい事も判明。
兪史郎が褒めてる!と思ったらいつもの調子に戻ったし(笑)でも、炭治郎に「死なないでくださいね」って釘さされちゃいましたね兪史郎君。
兪史郎のこれからって、辛いよなあ。生きていても(茶々丸はいるけど)珠世はいない。いつか、きっと残しているだろう珠世の研究成果を元に、人間に戻れるといいなあ。茶々丸も。
鬼殺隊も解散ですね。まあ、目的は果たしたから当然なんでしょうけど、刀鍛冶の人達はともかく、隠の人や隊員達はこれから世に出てどうするんだろう。普通に生活していくのだろうけど、今までの事があまりにも世間一般とは離れているから、社会復帰というか、元になかなか戻れないんじゃ。
というか、義勇さんに不死川さんとかどうすんだ。
お館様もお子様なのにちゃんとしてるよなあ、でも最後の泣き顔が普通に子供らしくてちょっとホッとしました。
炭治郎の人徳があらわれてますよねお見舞いシーン。もうわんさかわんさか湧く湧く(笑)煉獄家も登場して、煉獄パパが至極真っ当になってて嬉しいです。
アオイちゃんと伊之助のやりとりも好きです。あなた専用のって、ちゃんと用意してくれるアオイちゃん。伊之助をちゃんと理解してくれるしもうホワホワです。
カナヲの所に鏑丸!目が悪い分、サポートしてくれるんですね。
禰豆子と不死川のやりとりも甘酸っぱい!?というか、禰豆子が思ったよりチャキチャキしていて、元気よくて、気持ちがイイです。それにしても不死川の微笑み、とんだ爆弾最後かましていきましたね!
蝶屋敷を出て、どうやら炭治郎の家に行くらしいですかまぼこ隊。
善逸の羽織がじいちゃんの柄に変わってる?そういえばもう皆隊服じゃない(あたりまえか)
第1話のMVPの三郎じいちゃん、元気そうでなにより。というか出てくるとは思わなかった(笑)
思ったよりも綺麗にしてあった炭治郎の家(もしかしたら三郎じいちゃんが手入れしてくれたのか?あ、でもお墓は墓標も何もなかった)
普通にキャッキャして普通に4人で生活しているのって、すごく嬉しいです。まあ、ここで炭治郎が普通に左手使ってる(ワニ先生痛恨の作画ミスw)のはさらりと流して。
ラストのコマ
ええええ!?これはさらりと流せないぞ!?
時は更に流れて、って新章突入!?第2部?お孫さんが活躍!?
いろいろ憶測は流れていますが、私としては鬼滅は想いを繋げる事がテーマでもあるので、繋がりは今でもあるよ!的なラストで次回は最終回と思ってます。
なので、今回は長い長い、エピローグの一部という感じです。
まあ、ワニ先生の事なのでどんな終わり方でもがっつり受け止めますぜ!